イーライリリー(LLY)は分散できてる製薬企業

投資をしたいけど迷う方。

ちゃすけ
投資家

不景気でも安定の製薬株。強みのある会社がいいな。

でしたら、「イーライリリー」はオススメの一つです。この会社は「インスリン」という強みを持ちながら、伸び盛りの「分子標的薬剤」も次々開発中と、将来性もある会社なんですね。

だけど、折角大事なお金をつかって投資するなら、知っておきたいですよね?

●投資歴1年半で、コロナショックでも収益プラス
●投資スタイルは買ったら放置(2人子育てで忙しいから)
●放置したいので、安定株しか買わない・分析しない
●高収入じゃない分、生命保険・学資保険代りに資産が欲しい
●本職は病院薬剤師の為、製薬企業動向は肌でわかる

の僕が、解説いたします。そういう僕でも、安心してロングホールドしている会社であります。

【そもそもどんな銘柄?】

医師薬剤師ならしっている銘柄でしょう。インスリンで有名な大手製薬ですので。規模を把握したいので、同業種の売上も比較してみましょう。

・・と、医薬品業界では7位の時価総額です。売上も第6位だったと思います。

今度は売上の内訳をみてみます。

・・・内分泌薬が過半数占めていますが、ここに糖尿病薬インスリンが含まれます。じつはこのインスリンこそがこの会社の、今も昔も変わらない「強み」なんです。それに特化するのではなく、抗がん剤も伸びています。

セクター(=業種)11分類でいうと「Health Care(=ヘルスケア)」ですね。当然景気敏感・ディフェンシブでいえば、ディフェンシブ株にあたります。

本当に安定しているの?

とても安定しています。理由はこうです。

①売上地域が分散してるから
②不景気でも止めない物だから
③インスリンに強いから
④長期リターンのいい「Health Care」業種だから
 

いっぱいありますね。ひとつひとつ解説していきます。

具体的な理由

①売上地域が分散してるから

これをご覧ください。

半分は米国ですが、問題ありません。

なぜなら米国は「世界一の経済規模で、しかも人口増加している珍しい先進国」だからです。

ちなみにこれが日本・中国・ロシアなどの依存だと、人口減少社会なので問題です。

また半分近くは他地域でうっており、リスクは低めと思います。

ちなみに、地域別の売上の伸びをみると、この通りです。やはり右肩上がりです。

②不景気でも止めない物だから

イーライリリー製品はすべて医療用医薬品で、それも命直結の糖尿病薬が多いです。

ですから、不景気になったところで売上低下は考えにくいです。

③インスリンに強いから

薬剤師としてのカンとして、インスリンに強い会社は堅いです。

なぜならインスリンメーカーは、「作りにくいのに単価安いため、寡占化している」からです。

じっさい、インスリンの主要メーカーは「ノボノルディスク(NVO)」「イーライリリー(LLY)」「サノフィ(SNY)」くらいしかありません。

さらに、特許がとっくにきれたインスリンでも売上は落ちません。後発メーカーが参入してこないからです。

ですのでインスリンメーカーというだけで、強いです。

【米国株】インスリンの製薬会社はオススメです
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④長期リターンのいい「Health Care」業種だから

業種的にも、オススメです。

なぜならHealth Care(ヘルスケア)の業種は、歴史的にも伸びの良かったからです。

具体的な数字をあげます。これは株式分析の権威:ジェレミー・シーゲル博士の統計からわかった、業種別の長期伸び率です。

セクター平均リターン(年%)
ヘルスケアHealth Care14.19
生活必需品Consumer Staples13.36
情報技術Information Technology11.39
エネルギーEnergy11.32
一般消費財Consumer Discretionary11.09
金融Finacials10.58
資本財Industrials10.22
電気通信Communcation Services9.63
公共事業Utilities9.52
素材Materials8.18
業種平均Average10.85

どうでしょうか?業種平均より大幅にいい14.19%の伸び率をだしています。業種的にも、伸びやすいといえます。伸びるということは、それだけ安定的だという事です。

配当金の推移について

これをご覧ください。長期スパンでは、配当金が増え続けている事が解ります。

2020年は配当がまだ2回しかないので悪いようにみえます。

連続増配としては2015年で途切れましたが、長期的には配当金はグングン増えています。連続増配を名乗れませんが、株主への配当金を大きく減らす心配はありません。

当然、利益も右肩上がりで伸びている会社です。

利益率の高さは、つねに20%前後できています。さすが参入障壁の高い製薬業界、といえそうです。

詳しい売上内容

主要医薬品の売上と伸びはこうです。

Humalog®:ヒューマログ注

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品。糖尿病のインスリン製剤です。実際にとっくに特許ぎれしてますが売上はずっと高水準です。ライバルはノボノルディスクの「ノボラピッド注」、サノフィの「アピドラ注」「インスリンリスプロ注「HU」」となります。

※雑学:ヒューマンのインスリンアナログ➡ヒューマログと名づけられました。

Humalin®:ヒューマリン注

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品。糖尿病のインスリン製剤です。インスリン=生物学的製剤なので他社メーカーは模倣しにくい。世界で初めて発売できた「ヒトのインスリン」です。(それまではブタのインスリンを抽出して打っていました)

※雑学:ヒューマンのインスリン➡ヒューマリンです。

Trulicity®:トルリシティ注アテオス

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品。糖尿病の注射薬ですがインスリンではありません。インスリンを分泌するためのアシストしてくれる、「GLP-1作動薬」というくくりです。売上の伸びは近年その有効性が明らかになって、内科医が急激に処方しだしたからです。

Alimta®:アリムタ静脈点滴

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品(バイオの中でも分子標的薬剤に該当)。作用でいえば抗がん剤にあたります。

Verzenio®:ベージニオカプセル

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品(バイオの中でも分子標的薬剤に該当)。作用でいえば抗がん剤。分子標的薬剤なのに内服薬と珍しいです。ファイザーの「イブランスカプセル」の改良版で、同程度の抗がん作用で副作用はかなり少ない薬です。発売まもない薬なのですが、当院の外科医も気に入って処方を増やしております。

Talts®:トルツ皮下注シリンジ

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品(バイオの中でも分子標的薬剤に該当)。治療病名でいえば重症乾癬。最初は2週ごと、7回目からは4週ごとの注射ですみます。重症乾癬はもともと「免疫抑制剤で強引に抑えていたから、乾癬症はマシになっても細菌感染」となっていた難病なので、結構画期的なくすりです。売上もかなり右肩上がりです。

この様に、特許切れしていても浸食されないインスリンを沢山発売しているうえ、他にも「分子標的の抗がん剤」というこれからのびる分野でも勝負しています。もともとインスリン製造していて「細菌培養で生物学的製剤(分子標的薬剤)をつくるノウハウ」を持っているので、これからも強いと思われます。

結論:リリーは元々の強み&これからの分野でも勝負できる会社

これがいえます。インスリンという元々の強みは育てて、それでいてこれからの分野の分子標的でも勝負できています。

この通り、配当金なしの株価だけで、市場平均のS&P500に互角です。次々だしてる新薬の好調ぶりからも、これからも伸びると考えています。

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