【配当王】ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)分析

個別銘柄(ヘルスケア>製薬株)

僕の保有していた、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)について、分析します。

【株の概要】

セクター16分類でいうと「HealthCare」ですね。製薬企業ですからね。

ディフェンシブ株といえば「鉄道・製薬企業・食品・日用品・通信」などと言われていますよね。でもその中で製薬企業は、コロナショックであっても株価をあまり落としませんでした(鉄道なんかは落ちた)。手堅いですよね。

製薬企業はこれからの世界ニーズにマッチしています。人口増加しているし、地球全体で高齢化しています。高齢化=一人当たりの薬剤費増加ですから、製薬企業は「人口増加ペース以上に、売り上げが伸びる」と考えていいです。

余談ですが僕の本職は薬剤師です。その伸び盛りの製薬企業のなかでも、どの企業が伸びそうでいい薬をつくっているか、なんとなくですが肌でわかります。薬剤師は投資家としても向いていると思っています。

【銘柄の財政】

こちらから抜粋しています。

項目目標この銘柄では・・・
PBR0.5~1.56.66
売上高営業利益率10%~21.1%
自己資本比率50%~37.7%
流動比率150%~125.5%
売上高変化率右肩上がり右肩上がり

株価が割高です。HealthCareセクターが成長分野なので、グロース株だと割り切って成長見込んで買うならいいとは思いますが。

医療機器系なので利益率はいいですね。参入障壁の高い分野に絞って、分散して勝負できているからでしょうか。

売上高は2015年➡2019年のうちに70BillionUSD➡81BillionUSDと、相当な右肩上がりできています。HealthCare分野は、やはり時代にマッチしているのですね。

【事業内容・将来性】

(JNJ)の分野別売上割合

●Consumer Health:一般のお客様むけ製品。

おなじみの、擦り傷を保湿療法で奇麗になおしてくれるテープですね。1枚100円くらいと高いですが、やっぱりモノがいいです。私は小さい子供が2人居て、傷が絶えず痕になったら困るので、常備しております。

●Pharmaceutical:医療用医薬品。

病院・薬局関係者以外はあまりなじみがないかと思います。子会社ヤンセンファーマが、「シンポニー®」「サイディガ®」といった売上ランキング上位の製品を発売しています。

●Medical Devices:医療機器。

病院関係者以外ではあまりなじみがありませんね。手術機器や電気メス、自動縫合機、縫合糸、止血剤など、手術・外科関連で欠かせない機器が揃っています。

(JNJ)の国別売上 (参考サイト)

アメリカが51%を占めています。一カ国で半分は本来コワイのですが、アメリカ一カ国は例外的にOKだと考えます。米国は世界金融の半分が集中する経済大国なので、アメリカで成功≒全世界でも成功、と考えています。

懸念事項

前述のとおり、株価の割高が気になります。また医療用医薬品の売上42.4(Billion USD)のうち18%を占める(2019年)レミケード®が、売上減少が見込まれます。

将来の成長性

地球全体が高齢化し、人口の伸び以上に医薬品需要が増えています。伸びる分野で分散しての事業ですので、まだまだ伸びる余地があるように感じます。じっさい売上も、4年で12%も伸びています。

医療用医薬品分野での今後のカギは「分子標的薬剤」と「高齢化にマッチした分野」だと思っています。分子標的はレミケード、ステラーラがありますし。ステラーラは伸びていくがん領域です。レミケード®は2019年こそ第6位売上ですが、特許切れ・バイオ後続品の続発で怪しくなっております。ステラーラ®は、まだまだ新しいので安泰でしょうね。また販売商品数が多い上、HealthCareセクターの中で分散しているので安心感があります。

【配当金】

配当王(連続増配50~年)に該当します。1962年以来、連続増配で58年続いています。

Johnson&Johnson(JNJ)の配当金推移 筆者作成

58年間、きれいに増配を続けています。その間にアジア通貨危機、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなどの幾度もの困難を乗り越えています。危機にも負けない強い会社です。

※幾度か株式分割を行っています。詳細はこちらをどうぞ

他のブログでも繰り返していますが、僕は連続増配に拘っています。連続増配株は、S&P500指数に勝利し続けてきたからです。アメリカという国は会社役員は株主が決めており、減配≒経営陣の退陣となる大ごとです(日本株はわりと簡単に減配します、自分たちの首がかかっていないので)。だからこそ、連続増配50年の企業があるのですね。

【株価】

近日中の株価はコチラです。

【保有数・購入に至る経緯】

2020年3月のコロナショック下で、120USDで2株購入しました。ですが、値上がりして5月に売ってしまいました。後悔しています・・・。将来的にもっとのびる要素が満載なので、長期保有には向いていると思うのですが・・・・。

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