【米国成長株】バイオジェン(BIIB)はバイオシミラーに強いぶっちぎりの成長率

米国株投資を考える方へ。

ちゃすけ
投資家

放置しても伸びるように、これからの時代必要なモノで売ってる会社。それでいて不景気でも崩れない手堅い会社の株がほしいです。

・・・手堅い分野で勝負していて、なおかつ実際にものすごく伸びている会社。マイナーな株ですが成長力凄い「バイオジェン(BIIB)」を紹介いたします。

だけど、折角大事なお金をつかって投資するなら、知っておきたいですよね?

●投資歴1年半で、コロナショックでも収益プラス
●投資スタイルは買ったら放置(2人子育てで忙しいから)
●放置したいので、安定株しか買わない・分析しない
●高収入じゃない分、生命保険・学資保険代りに資産が欲しい
●本職は病院薬剤師(抗がん剤管理担当)なので、最前線での薬・医療機器動向がわかる

そんな僕が、解説いたします。

【そもそもどんな銘柄?】

おそらく「バイオジェン(BIIB)」ときいても、一般知名度はゼロ。薬剤師すらしらない会社かと思います。日本ではけっして表に出てこない会社だからですね。規模を把握したいので、同業種の売上も比較してみましょう。

・・・時価総額でみると、一見10位くらいにみえますね。ですがこのグループの上位に「メガファーマグループ」があり、1位のJNJは380Billion,2位のロシュは300Billionという規模です。だからバイオジェンは首位JNJの1/9程度、業界順位は20位くらいです。

 売上規模も同じく、20位くらいです。

今度は売り上げの内訳をみてみましょう。売上は全て「医療用医薬品」ですので、その中での内訳をみます。

・・・医療用医薬品の中での内訳は、ほとんど「多発性硬化症」が占めています。次の「脊髄性筋萎縮症」と合わせて93%と、ほとんど依存しています。つまりバイオジェンは、特化型の製薬会社なんですね。そしてもう一つ注目なのは「バイオシミラー」の売上です。後述しますが、小さいからといって無視できない分野です。

セクター(=業種)11分類でいうと「Health Care(=ヘルスケア)」ですね。当然景気敏感・ディフェンシブでいえば、ディフェンシブ株にあたります。

本当に夢があるの?

夢があります。理由はこうです。

①売上地域が米国特化➡全世界に拡散中だから
②不景気でも止めない物だから
③利益をグングン伸ばしているから
④長期リターンのいい「Health Care」業種だから
 

いっぱいありますね。ひとつひとつ解説していきます。

具体的な理由

①売上地域が米国特化➡全世界で展開中だから

これをご覧ください。

米国で60%を占めて大きいですね。ですがその依存度は、年々下がってきています。ここちらどうぞ。

米国で微減ですが、その他地域ではかなり伸びているのがわかります。投資家としては「テロ」「米中摩擦」などでの米国1国リスクは気にならないわけではなく、朗報といえます。

②不景気でも止めない物だから

世の中が不景気になっても、バイオジェンの売上ダメージは小さいでしょう。

なぜなら勝負する分野が「医療用医薬品(それも多発性硬化症)」で、お金がないから控えるような分野ではありません。

具体的に、バイオジェンの業績は多発性硬化症薬に依存しています。多発性硬化症は「スカッと治す薬はなく、飲み続けることで進行を遅らせる」薬ばかりです。お金がないから薬を諦める・・・とはいきませんよね。

実際リーマンショックのスーパー不景気でも、バイオジェンの売上は落ちませんでした。リーマンショックに見舞われたはずの2007年➡2009年は、売上額は1.3倍に上昇(S&P500は大ダメージなのに!)、利益率は大幅上昇、このどん底2年で利益額は(減るどころか)何と1.8倍に増えてしまいました。

ですので、歴史も証明するとおり不景気でおちる可能性は、ないといえます。

③利益をグングン伸ばしているから

これをご覧ください。年々、1株利益(EPS:Earnigs Per Share)が増え続けている事が解ります。

無配を貫く会社なので、配当金はいっさいありません。ですが凄い伸びに気が付くと思います。何度もいいますが、これ一株の利益ですからね。

利益も右肩上がりで伸びている会社です。それはバイオジェン社の経営がうまくいっているからです。買収してむりやり拡販しただけなら、売上伸びても経費がかさむので利益は伸びませんからね。

利益率が近年50%を超えてしまいました(タバコ会社もビックリの超高収益体質です)。決して私の集計ミスではありません、全てこの会社の年次報告書(10Kフォーム)から抜粋しましたから。

④長期リターンのいい「Health Care」業種だから

業種的にも、オススメです。

なぜならHealth Care(ヘルスケア)の業種は、歴史的にも伸びの良かったからです。

具体的な数字をあげます。これは株式分析の権威:ジェレミー・シーゲル博士の統計からわかった、業種別の長期伸び率です。

セクター平均リターン(年%)
ヘルスケアHealth Care14.19
生活必需品Consumer Staples13.36
情報技術Information Technology11.39
エネルギーEnergy11.32
一般消費財Consumer Discretionary11.09
金融Finacials10.58
資本財Industrials10.22
電気通信Communcation Services9.63
公共事業Utilities9.52
素材Materials8.18
業種平均Average10.85

どうでしょうか?業種平均より大幅にいい14.19%の伸び率をだしています。業種的にも、伸びやすいといえます。伸びるということは、それだけ安定的だという事です。

詳しい売上内容

主要医薬品の売上と伸びはこうです。

TECFIDERA®:テクフィデラ

バイオ医薬品・低分子薬でいえば低分子薬。治療病名でいえば多発性硬化症です。低分子ですが薬価は高く、「使い続ける薬」なので使用量は多めです。いまのバイオジェンのドル箱商品ですが分子標的ではないため、特許きれが心配されます。

多発性硬化症(たはつせいこうかしょう、: multiple sclerosis; MS)とは中枢性脱髄疾患の一つで、神経ミエリン鞘が破壊され脊髄視神経などに病変が起こり、多様な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患。

wikipediaより引用。

SPINRAZA®:スピンラザ髄腔内注射

バイオ医薬品・低分子薬でいえばバイオ医薬品(バイオの中でも分子標的薬剤に該当)。治療病名でいえば脊髄性筋萎縮症というマイナー疾患です。6か月ごとの髄腔内注射なので半年ごとの通院となります。疾患は大変珍しいのですが薬が大変高価で、類似薬が存在しないためこの売上成長となっています。

大変珍しい疾患に使う為、長い特許が切れたところでバイオシミラーつくる会社は出にくいでしょう。バイオジェン社を底堅くしてくれる、救世主その①です。

Biosimilar:バイオ後続品(ベネラリ・イムラルディ・フリクサビ)

言うまでもなく「バイオ医薬品の後発品」です。バイオジェン社では3商品がメインで売られています。バイオ後続品の売上は何と前年比35%増で、さらに2019年年次レポートで「biosimilar」という単語を何と152回も使っています。そのくらい重視しているんですね。

いうまでもなくバイオシミラーはすでに後発品なので、特許切れリスクはありません。でも薬価は先発品の70%と(開発費用ゼロのくせに)かなり高く売れます。バイオシミラーは世界各国で増加策をとっており、高齢者人口増もあいまって凄まじい成長分野となっております。

反論への理解

バイオジェンは特化型製薬なのが、リスクとみなされます。たしかに「医療用医薬品」、しかもその中で「多発性硬化症」「脊髄性筋萎縮症」だけで93%も占める依存ぶりですよね。

ですがこの依存、問題になるのでしょうか?どちらの疾患の薬も「治すのではなく、症状を抑え続ける薬」ですので、ブームが去ったから売上激減、とはなりません。使い続けるからですね。今の所これらの疾患を「スカッと完治させる薬」は、ありません。

※問題になるタイプの依存もあります。ギリアド社の「C型肝炎ウイルス依存」がまさにそれです。

【ギャンブル製薬】ギリアド・サイエンシズ(GILD)はテンバガー候補の製薬
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そして会社が強調するとおりバイオシミラー分野の伸びも、魅力的です。これは浸食されにくいです。

結論:バイオジェンは安定性もある成長株

これがいえます。ただでさえ製薬業界という安定した業種ですし、依存する薬も大崩れが考えにくい内容です。そして成長性も十分です。

この通りこの15年間は、市場平均が全く問題にならない位の大成長でした。この5年は伸び悩みにみえますが、利益率は年々上昇しており問題になりません。

夢の有る買い物だと思います。

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