【S&P500のETF】IVV(2021年5月現在)と誤解

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ほぼ完全にS&P500に連動するETF銘柄の「IVV」について。現時点での最新構成銘柄も記載しました。

※同一コンセプトのETFはSPY、VOOもあります。同じS&P500を目指しているので当然ですが、値動き・利回りはIVVとほぼ同一です。ここでは検証しやすさから、歴史が比較的長いIVVを取り上げましたが、SPY・VOOを買っても変わりません。

(参考)全体的な米国株分析については、こちらのトップページを参考にください。

そもそもどういうETF銘柄?

定義はシンプルに、S&P500構成の約500銘柄(現時点では505銘柄らしいです)で、時価総額に比例させて構成されたETFです。つまりS&P500指数とほぼ同じです(厳密には四半期ごとにしか銘柄組み替えしないので、ちょっとズレる瞬間もあります)。値動きもほぼほぼ同じですからね。

構成内容は、ほぼ100%が株です。

※当サイト各所で
長期リターンは株>>長期債券>短期債券>金>現金 
リスクも株が最小
 とお伝えしているので、株100%投資のETFは強くオススメしています

経費率は現在、0.04%となっております。最も安くて効率的と言われる投資信託eMaxis Slim米国株式(S&P500)の0.0968%よりもさらに安いです。かりに25株=約100万円分もっていたとして、1年で400円の維持コスト、ほとんどタダみたいなもんです。

その構成業種(セクター)は?

セクターはS&P500の割合そのままですが、偏りありますね。これは時価総額の大きい会社はそのまま大きな割合を占めるからなんです。

例えばappleは時価総額世界一で、一社で6%も占めます。世界2位のMicrosoftは5.4%を占めます。

【高配当戦略】米国・高配当銘柄リスト(2021年6月現在)

主な構成銘柄は?

【構成銘柄表の見方】
●Symbol =ティッカー
●Total Net Assets =構成割合
●Sector =セクター(GICSの業種11分類に基づく)
●Yrs =連続増配年数
●P/E =PER(現在の株価÷一株利益EPS で算出)
●S&P500採用 =現在のS&P500に採用されているかどうか

CompanySymbolTotal Net AssetsGICS SectorYrsYieldP/ES&P500採用
Apple Inc.AAPL6.0%Information
Technology
100.7%35.5S&P500
Microsoft Corp.MSFT5.4%Information
Technology
190.9%37.6S&P500
Amazon.com Inc.AMZN4.1%Consumer
Discretionary
#N/A#N/A#N/AS&P500
Facebook Inc. Cl AFB1.9%Communication
Services
#N/A#N/A#N/AS&P500
Alphabet Inc. Cl AGOOGL1.9%Communication
Services
#N/A#N/A#N/AS&P500
Alphabet Inc. Cl CGOOG1.8%Communication
Services
#N/A#N/A#N/AS&P500
Tesla Inc.TSLA1.6%Consumer
Discretionary
#N/A#N/A#N/AS&P500
Berkshire Hathaway
Inc. Cl B
BRK.B1.5%Financials#N/A#N/A#N/AS&P500
JPMorgan Chase & Co.JPM1.4%Financials102.3%12.2S&P500
Johnson & JohnsonJNJ1.3%Health Care592.6%28.8S&P500
Visa Inc. Cl AV1.1%Information
Technology
130.5%53.7S&P500
Walt Disney Co.DIS1.1%Communication
Services
#N/A#N/A#N/AS&P500
NVIDIA Corp.NVDA1.1%Information
Technology
#N/A#N/A#N/AS&P500
UnitedHealth Group Inc.UNH1.0%Health Care111.3%22.7S&P500
Mastercard Inc.MA1.0%Information
Technology
100.5%59.9S&P500
Procter & Gamble Co.PG1.0%Consumer
Staples
652.6%24.5S&P500
PayPal Holdings Inc.PYPL0.9%Information
Technology
#N/A#N/A#N/AS&P500
Home Depot Inc.HD0.9%Consumer
Discretionary
122.0%27.1S&P500
Bank of America Corp.BAC0.8%Financials71.8%17.3S&P500
Intel Corp.INTC0.8%Information
Technology
72.4%11.6S&P500
Comcast Corp. Cl ACMCSA0.8%Communication
Services
141.8%24.6S&P500
Netflix Inc.NFLX0.7%Communication
Services
#N/A#N/A#N/AS&P500
Exxon Mobil Corp.XOM0.7%Energy386.1%n/aS&P500
Verizon Communications Inc.VZ0.7%Communication
Services
164.3%12.7S&P500
Adobe Inc.ADBE0.7%Information
Technology
#N/A#N/A#N/AS&P500

S&P500構成銘柄で見かける構成と、あまり変わらないはずです。やっぱり時価総額1・2位のApple・Microsoftがワンツーですね。

<IVVの配当金>

IVVを構成する個々の銘柄は、当然ですがS&P500と同じです。そのため利回りもS&P500と同じく2%弱です。

<IVVの実質PER>

IVVは採用銘柄の実質PERも、当然ながらS&P500とほぼ同じです。ちなみに2021年5月の実質PERは37.7倍と、高めです。

PERの安い・低いはその後のリターンをかなり左右しますので、気を付けてください。こちらにその理由を載せました。

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『何だ、S&P500と一緒じゃないか』と思いますよね。ですがS&P500自体が、とても優秀な指数と言われています。それに維持手数料も0.04%と安く、S&P500に連動するだけでも優秀です。

トータルリターン

ではIVVの近年のリターンを検証いたします。(実は誤解されがちな、とんでもない事実も解りました)

【トータルリターン計算のルール】
●毎年12月1日クローズ時に、配当金を再投資する。
●再投資できる配当金は、税引き後とする(米国なら配当金の内72%を再投資にまわす)
●購入株数は、小数点以下でも購入可能とする(実際は無理だが、正確なリターンを出す為)
●経費率は含まない。※IVVは年0.04%

まず、2011年末からのリターンです(結構計算するの、骨折れるんですよ~)。HDVやVYMも同じ期間で出しているので、比較しやすいかと思います。

・・・あれ??

多分疑問に思うはずです。『どうして、S&P500指数と一緒じゃないの?』と。では今度はIVV設定以来のリターンを追ってみます。

※グラフが2000年から作れなくて申し訳ないです

やっぱり、IVVのリターン>S&P500のリターンです。IVVはS&P500連動の筈なのに、どうしてリターンが違うのでしょう?

・・・実はIVVの方は配当金を、再投資(IVVの配当金を使って、同じくIVV株を買っていること)しているからです。そしてS&P500指数のほうは、価格推移のみを見ているからです。

じゃあIVVの配当金をいっさい考えず、IVVの価格推移のみとS&P500指数のリターンを追うとこうなります。きれいに一致しますよね?

※グラフが2000年以来で作れなくて申し訳ないです

上記の理論がふんだんにかかれた参考書

【当てはまる方は要チェック】
●市場平均かそれ以上のリターンが欲しい!
●含み損で大切なお金を失いたくない!
●米国株の選び方がよく解らない!
●ろくに業務内容知らなくても、儲かる法則があるなら教えて!

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