田舎の調剤薬局選び

プロフでも公開していますが、僕は調剤薬局薬剤師を10年近く経験しております。面白いと思う事もいっぱいありましたが、嫌な経験も沢山しました。転職サイトでは見かけない、リアルな事情(2010年くらい)と、田舎の調剤薬局の選び方を、経験と独断で書かせていただきます。(あくまで僕個人の主観です、参考にどうぞ)

【田舎の調剤薬局:大手企業編】

大手調剤(日〇調剤、ク●●ル薬局、ア△ン薬局等)の、全国に店舗をもつ会社ですね。

薬剤師の都会・田舎の求人

都市部は薬剤師過剰・田舎は薬剤師不足。どうするかというと大手は、都市部の薬剤師を若いうちに1年半だけ、田舎に送るのです。田舎1年半やったら、東京で働かせてあげる。こういう理屈です。

たとえば、新入1年目の5月~翌年8月までと、2年目8月~翌年10月まで。この期間を愛知の田舎店舗にいかせて、あとは東京で働いてもいいよ。こういう感じでした。

東京組は、「田舎手当2万円」「エリア通勤手当2万円」「住宅手当90%」「東京帰省の交通費は支給あり」みたいな感じで、手厚かったです。でも僕ら地元組にはそれらは有りません。給与格差・待遇格差です。しかも大手チェーンはボーナス考課に厳しく、提示額の満額もらえなかったりします。

嫌な所

「同一労働同一賃金」って、存在するのでしょうかね。実際は上記の給与格差・待遇格差があります。

それだけではないです。たとえば東京組の人間だけで固まったりしてしまいます。そりゃそうですね、中部の田舎出身の僕だって、京都で同じ中部出身者と会ったら意気投合しますもん。おまけにその東京組が、同じ1年目・2年目薬剤師だけで3人まとめてくる訳ですから。そりゃそこだけで固まりますよ。

1年目薬剤師は謙虚ですが、2年目薬剤師ともなるともう。・・・2年目といえば、仕事慣れしてきて妙に知った顔したがる時期でもあります。それが薬剤師6人の調剤薬局で、3人で固まっていてください。本当にやりにくくて仕方なくなります。しかも調剤薬局は病院と違い、嫌になっても別部署に逃げることはできません。

看護師
2年目東京薬剤師

1年目に過ごした東京の××店では、21錠そろえる時は10+5+6錠だった。10+10+1だと1錠が紛失しやすい

看護師
2年目東京薬剤師

一包化の処方は、あらかじめ予製を作る。それは勤務外時間にみんなが作っていた

しかも当時の薬局長が気の弱い人間で、東京組の意見を鵜呑みにする人間でした。だからやりにくくて仕方なかったです。定時は17:30なのに、定時でタイムカード切ってからよせい作れ、などと平気で言われました。

ちゃすけ
ちゃすけ

タイムカード切れって薬局長、あなた不正指示してますよ。僕は賃金の貰えない労働は一切しません!

医師
薬局長

そうは言われても、空気読んでやってくれよ。

ちなみに東京組は、タイムカード切ったあとで、勤務時間外だからと雑談しながら一包化のよせいを作っていました。ちなみに後でエリアマネージャーSさんには問題に映り、注意を受けていました。

後半、僕のグチ・黒歴史みたいになってしまいましたね。僕が調剤薬局向きの人間ではなかったので。でも大手チェーンの田舎店舗では、頻発する事例だそうです。田舎調剤薬局の選び方として、オススメできない理由です。

【田舎の調剤薬局:地元密着店舗編】

同じ中部の田舎でも、地元企業になるだけで、給与は違います。

僕の例でいくと、大手チェーンの田舎調剤時代より、田舎の地元密着会社に転職したとたん、給料は100万円伸びました。ぜんぜん違いますね。

こういう企業は、都市部の薬剤師は基本いません。地元出身の薬剤師ばかりなので、話が合わないなんて事はありません。東京出身者で固まるとか、東京ではこうだったと文句付けられる事はありません。(←大手の田舎店舗は結構多いです!)

正解なのは「大手チェーンの田舎店舗」ではなく、「地元密着型の田舎店舗」です。給与も高い事が多いし、東京組だけで固まる、なんてことは有りません。研修の度に

男性
大手チェーン上司

東京で研修するから来い。ただし交通費は在来線のおうふく1万円のみ。新幹線の特急代や、宿代は出さないから自腹切れ!

なんてこともありません。研修は同じ中部地方でやってくれましたから。

【じゃあ派遣薬剤師は?】

派遣薬剤師は、2つのパターンがあります。

<派遣薬剤師の2パターン>
●日本調剤の派遣のように、自分の希望箇所・時間で働けるパターン
●卸企業からの派遣のように、調剤薬局の希望に振り回されるパターン

前者は働きやすいですが、雇用上も派遣です。ボーナス等はありません。でも自分の希望「精神科なんかイヤ」「労働時間が長すぎる」「片道1時間半は長い、交通費もでないなんてイヤ」は、すべて叶います。

後者は卸企業に所属します。だから雇用上も社員さんで、ボーナスなども普通にでます。でも卸のお得意先(つまりお客様)に派遣されるのです。どういう事かというと、お客様=調剤薬局の希望を聞かないといけません。

男性
卸の上司

△△調剤さんは、○○店での人手が足りないらしい。○○店行けば、ウチでの購入を減らさず維持してくれるらしい。

ちゃすけ
ちゃすけ

どこの店舗ですか?僕のマンション(名古屋)から何分です?精神科じゃないですよね?

男性
卸の上司

名古屋市北区の外れだよ。車でしかいけず、60分以上かかるね。精神科だよ、皆がいやがる科なんだから。

ちゃすけ
ちゃすけ

嫌です。行きたくありません!

嫌ですは聞いてもらえず、この店舗に派遣される所でした。大事なお客さまだそうなので仕方ないですよね(嫌味)。週6勤務、苦手の精神科、朝早くでて夜遅く帰る、でも残業代なし。入職のときにこんな派遣は聞いていなかったと反抗して、やっと片道35分の別の店舗になりました。

ちなみに上司はというと、名古屋のオフィスでいつも暇そうにして、定時の17:00に帰っていました。もちろん彼らは、派遣代などの稼ぎは一切ありませんでした(そして、部署の売り上げは殆ど派遣代でした)。これは僕の居た卸会社の派遣部門の、一例です。「大事なお客様」のために、犠牲になるのは部下の薬剤師たちでした。

【転職するなら】

僕の場合、転職エージェントに10社くらい登録していました。そうすると転職エージェントA社が探せなくても、B社C社がいい案件もってきてくれたりします。多ければ多いほど連絡が多くなってうっとおしくもなりますが(ゴメンナサイ)、落ち込んだ時に「そうかココに転職すればいいや」って後ろ盾でも得たような気分になって、メンタル強くなったりします。

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あとは、直接きになる転職先に電話することです。病院だと転職エージェント利用しないところも多くて、そうすると当然エージェントが探してくれません。

コメント

  1. […] 僕は20代半ばで転職し、田舎の調剤薬局で働きはじめました。(詳しくはこの記事を) […]

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