【英国株】配当貴族一覧(21年4月)

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配当貴族(Dividend Aristocrats)について

25年以上連続で、配当金を増やし続けた株銘柄のことを指します。貴族とはいうものの人間ではなく、株銘柄の事をさす。

配当貴族
Dividend Aristocrats
連続増配25年以上
の株銘柄
S&P500指数に
採用されている
(55銘柄程度)
配当チャンピオン
Dividend Champions
連続増配25年以上
の株銘柄
S&P500指数の
採用関係なし
(140銘柄程度)
配当王
Dividend Kings
連続増配50年以上
の株銘柄
S&P500指数に
採用されている
(25銘柄程度)

なぜ、「配当貴族(≒配当チャンピオン)」が大事なのか?
 > 長期リターンが優れている事が解っているため。実際に「S&P500指数 vs S&P500配当貴族指数」を比較するとはっきりと、後者の方が成績が良い

×配当貴族、〇配当チャンピオン??
 >そもそも「配当貴族(Dividend Aristocrats)」は連続増配25年以上で、かつS&P500採用銘柄のこと。
 つまり英国株はS&P500採用銘柄ではないので、すべて「配当チャンピオン」とよぶのが正しいです。
※が知名度的に、配当貴族が有名すぎるため、ここでは英国株連続増配25年超の株を「英国株の配当貴族」とさせていただきます。

配当貴族でも「英国ADR」にこだわる理由

英国ADR株というのは、配当金の2重課税問題を回避できるからです。銘柄の国ごとの、配当税率はこう。


現地源泉税率
国別源泉税率税引後受取率
米国株10%71.72%
英国株0%79.69%
オーストラリア株0%79.69%
インド株0%79.69%
メキシコ株0%79.69%
カナダ株15%67.73%
ロシア株15%67.73%
アイルランド株20%63.75%
台湾株21%62.95%
デンマーク株27%58.17%
ベルギー株30%55.78%
スイス株35%51.80%

英国ADR株は、(二重課税されない分)配当金をより沢山受け取れるのです。

ちなみに・・・英国株銘柄は、米国市場に上場しているものも少なくありません(これを英国ADRとよびます)。英国ADR銘柄は、有名どころが結構多いです。

業種(セクター)11分類別の配当貴族数

業種11分類銘柄数
情報通信系
Communication Services
外食産業・レジャー
Consumer Discretionary
生活必需品
Consumer Staples
エネルギー
Energy
金融
Financials
18
ヘルスケア
Health Care
資本財
Industrials
情報技術
Information Technology
素材
Materials
不動産
Real Estate
公共事業
Utilities

この通り。英国ADR銘柄となると、さすがに米国株よりも配当貴族が少なくて、ヘルスケアなど配当貴族の存在しない業種もあります。

業種別の配当貴族銘柄

【業種別】Health Care;ヘルスケア

英国に配当貴族のヘルスケア業種は、存在しません。

【業種別】Comsumer Staples;生活必需品

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
Cranswick plcCWKConsumer Staples341.7323.52
Kerry Group PLCKYGAConsumer Staples340.8034.55
Diageo plcDEOConsumer Staples342.1567.92
Bunzl plcBNZLConsumer Staples292.3218.14
Unilever plcULConsumer Staples283.5022.91
BRITISH AMERICAN TOBACCO
PLC ADS Common Stock
BTIConsumer Staples258.059.62

6銘柄存在します。社名だけだとパッとしませんね。

会社と簡単な解説については、3月の記事に書かせ頂いたので省略します。

今月はPERに注目してみると、BTIのみが激安だと解ります。PERが10を切るの激安は本当にたばこ株くらいです。おまけに配当金は減配していないので、利回り8%と高くなっています。さらにタバコ業種は寡占が激しく、新規参入はほぼないので安定性もあります。それでも割安な理由は、BTIの個別株記事に詳しく記載しました。

ディアジオ(DEO)のPERが劇高なのはバブルで株価高騰だからではないです。分子の一株利益が激減してしまったからです。利益減はもちろん、コロナショックでの外出減➡アルコール飲料のパブ飲み減が大きいです。

【業種別】Imformation Tecnology;情報技術

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
Spectris plcSXSInformation
 Technology
332.08n/a
Halma plcHLMAInformation
 Technology
290.6655.27
DEWHURST/PAR VTG FPD 0.1DWHTInformation
 Technology
260.9436.97
The Sage Group plcSGEInformation
 Technology
253.6022.76

全部で4社あります。先月とおなじで、配当利回りが全体的に低いですよね。それにPERを見ると、どこも割高です。やっぱり株価高騰のせいで利回り低下・PER高騰となっているのです。

米国株では情報技術(ハイテク)セクターはどこも高PERで割高でしたが、それは英国株でも同じ傾向です。ハイテク株だからPER高くてもいいじゃないか、といわれそうですがそんな事はありません。割安株が成長株に勝る事は、すでに証明されているからです。ですので、ここにお宝はなさそうですね。

【業種別】Energy;エネルギー

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
NWF Group plcNWFEnergy253.2112.53

やはりコロナ直撃のエネルギー業種ですから、エネルギーの未来を悲観して売り➡株価低迷➡減配しなければPER低下となります。

ほかの原油企業がことごとく利益マイナス(PER算出できない)となるなか、このNWFが利益プラスなのは経営がいいから・・・ではないです。これは決算の関係でして、9月~翌8月で締めているのでコロナショックを喰らった期間が3~8月の半年しかないのが大きいです。

それでも株価でみても、ほかのコロナバブル銘柄と違って高騰していません。一見決算がほかのエネルギー業種よりマシに見えてしまい、株価が下がりにくいのがネックではありますが・・・。

NWFの株価チャート(2014年以前はない)

【業種別】Comsumer Dicretionary;一般消費財

現在英国に、一般消費財の配当貴族銘柄は存在しません。

【業種別】Financials;金融

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
City of London Investment Trust plcCTYFinancials554.92n/a
Bankers Investment Trust PLCBNKRFinancials541.8824.34
Alliance Trust PLCATSTFinancials541.4213.94
Caledonia Investments plcCLDNFinancials532.04n/a
Bmo Global Smaller Companies PLCBGSCFinancials511.19n/a
F&C Investment Trust PLCFCITFinancials501.416.85
Brunner Investment Trust PlcBUTFinancials492.107.86
JPmorgan Claverhouse
Investment Trst PLC
JCHFinancials484.05n/a
Murray Income Trust plcMUTFinancials483.784.24
Witan Investment Trust plcWTANFinancials462.2238.87
The Scottish American
Investment Co PLC
SAINFinancials412.4321.55
Merchants Trust plcMRCHFinancials395.33n/a
Scottish Mortgage
Investment Trust PLC
SMTFinancials390.26n/a
Scottish Investment Trust PLCSCINFinancials372.95n/a
Value and Indexed Property Trust plcVIPFinancials345.83n/a
TR Property Investment Trust plcTRYFinancials283.28n/a
BMO Capital Incm Invstmnt Trst PLCBCIFinancials273.71n/a
Schroder Income Growth Fund PLCSCFFinancials264.26n/a

18銘柄も配当貴族が存在します。しかし銀行系は高配当だらけです。

それはコロナショックで業績悪化したためです。

それだけではなく、マネーロンダリング問題で大手銀行が悪いところに金貸ししていたことも発覚し、「巻き添え」の形で金融セクターごと株価を落としたのも大きいです。このマネロン問題の本来の火元だったHSBCは、無配になったためここには有りません。

【業種別】Industrials;資本財

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
Spirax-Sarco Engineering plcSPXIndustrials341.0050.32
Croda International PlcCRDAIndustrials301.3543.70
Linde plcLINIndustrials291.4860.69
Castings plcCGSIndustrials294.0145.10
J Smart & Co (Contractors) PLCSMJIndustrials282.6412.60
Ultra Electronics Holdings plcULEIndustrials264.7517.18

英国資本財セクターで、配当貴族とよべるのは6銘柄です。

【業種別】Imformation Technology;情報通信

英国情報通信セクターで、配当貴族とよべる銘柄は存在しません。

【業種別】Utilities;公共事業

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
National Grid plcNGGUtilities255.3821.78

英国の公共事業セクターでの配当貴族は、ナショナルグリッド1銘柄です。公共事業=もちろん景気の影響をうけないディフェンシブ株とよべます。減配したのではなく、株価上昇により配当利回りが6%➡5.4%となりました。

【業種別】Real estate;不動産

銘柄名TickerGICS11分類の
セクター
連続
増配
配当
利回り
PER
Derwent London PlcDLNReal Estate302.23n/a
Cardiff Property PLCCDFFReal Estate280.9512.75

英国の不動産セクターには、配当貴族は2銘柄存在します。

最新の配当貴族を、国別で

別のページにまとめさせていただきました。

【英国株】配当貴族一覧(21年4月)
【米国株】配当チャンピオン(≒配当貴族)一覧(21年7月)

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