株式投資する方々。みなさん「配当金」が大好きですよね?
僕は病院薬剤師が本職です。その為いちばん伸びる業種・ヘルスケアの銘柄の事は、肌でよく分かります。実際ポートフォリオを組み替えてから、コロナショック挟んでもトータル+10%を達成できました。
そんな僕が、米国株でおすすめの高配当株を、紹介させていただきます。
主張:優良な高配当株は、自分の分身のようなもの
優良な(僕おすすめの)高配当株は、自分の分身のようなものです。
たとえば殆どの大人は朝から晩まで働いて、手取年収350万円(2019年の平均値)とかを得ているわけです。
ですが働けるのは、あなた自身の体だけじゃありません。貴方のお金も正しく投資すれば、貴方にお金をもたらし続けてくれます。
優良な(僕おすすめの)高配当株というのは、貴方の為にはたらいてくれる分身の様な物です。生命保険でいえば、(いっさい病気しなくても)無条件で受け取れる障害年金の様な物ですね。
どうして配当金が入り続けるのか?
じゃあ、株を買うだけでどうして、配当金が入り続けるのでしょうか?
・・それは、株価というのは「長期的には圧倒的に成長するもの」だからです。実際に株価の成長率をみてみましょう。
一番上のStocks(米国株価)は年間6.7%も伸びてきています。この様にして、株価というのはものすごく成長するものです。成長するものだから、利益は株主に「配当金」として還元されていきます。
●すべての株銘柄が成長するわけではない。安定的に成長する「優良な高配当株」を選ぶべき(下記の銘柄例を参照)
株銘柄の選び方としては、詳しくはこちらに書きました。
注意:「配当利回りが高いだけの高配当株」を選ぶと、逆に損しますからね。気を付けてくださいね。この記事のは、おすすめの高配当株ではありませんよ!
銘柄例:高配当銘柄で安定的なおすすめ
では、「優良な(おすすめの)高配当株」を、私なりにチョイスいたします。
ユニリーバ(UL)
英国ADR | 配当税率20% |
生活必需品業種 | 業種の年成長率は13%強 |
配当利回り | 3.3%前後(ちょっと高配当) |
連続増配 | 1994年~ |
赤マーカー:特に優れてる所、赤アンダー:まぁまぁ優れているところ
配当利回りは高配当と言えるほどではないですが、低リスクです。おすすめポイントは分散が凄く効いていることで、売上地域は世界中で、売上商品は必需品を満遍なくです。
業界2位の時価総額を誇る為、同じ品質のものを安くつくれる会社な事もおすすめです。これは非常に大事な特徴で、不景気で安い商品に買い替える時、選ばれることになるので景気悪化時の業績が安定するのです。僕もコロナショックで家計を引き締めたとき、思わずボディソープを安価なDoveモイスチャーミルク(ユニリーバのブランドです)に変えましたからね。安いのに安心の品質でしたから、信頼していいなと感じたものです。
グラクソスミスクライン(GSK)
英国ADR | 配当税率20% |
ヘルスケア業種 | 業種の年成長率は14%強 |
配当利回り | 5.1%前後(高配当) |
連続増配 | なし |
赤マーカー:特に優れてる所、赤アンダー:まぁまぁ優れているところ
連続増配ではないのですが、長期的にはグングン配当金が伸びています。成長株ではありませんが、特に大コケ要素も見当たらない点がおすすめです。それでいて配当金5%の高配当ぶりで、二重課税なしで受け取れるのは非常におすすめです。僕も大好きで60万円分も持っています。
ブリストルマイヤーズ(BMY)
米国株 | 配当税率28% |
ヘルスケア業種 | 業種の年成長率は14%強 |
配当利回り | 4.2%前後(高配当) |
連続増配 | 2009年~ |
赤マーカー:特に優れてる所、赤アンダー:まぁまぁ優れているところ
売っている商品が抗がん剤メインで、言うまでもなく不景気で下がらない点がおすすめ。高額な新薬を沢山発売・開発中でこれからも売上を伸ばし、配当金を増やしてくれると思われ、将来性もおすすめです。配当利回り4%超えの高配当ぶりも、評価しています。
ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)
英国ADR | 配当税率20% |
生活必需品業種 | 業種の年成長率は13%強 |
配当利回り | 7%台(超高配当) |
連続増配 | 1997年~ |
赤マーカー:特に優れてる所、赤アンダー:まぁまぁ優れているところ
業種11分類でいえば「生活必需品」となっていますが、売っているのはタバコです。たばこ株は(喫煙人口が減少傾向の為)将来性がなく、それで割安・超高配当株になっています。ですが不景気でも喫煙者は減らない為安定しています(安定性という点ではおすすめです)。僕は薬剤師なのでおすすめしたくない株なのですが、こういう株があることも知ってください。
【ひと手間必要】成長分を売って現金化する方法もおすすめ
高配当株ではないのですが、株銘柄を買って成長分を売って現金に変えていく方法もあります。(売るというひと手間が必要です)配当金ではなく、売却益で儲けるんですね。
100万円の銘柄が、1年で107万円に成長➡およそ7万円分を売って現金化するという事です。
ここで大事なのは、銘柄は「安定的に高成長が見込まれる」という条件です。成長しないと、成長分を売る事はできませんからね。安定的に成長するといえば、私的にはこの2銘柄がおすすめです。
分散投資の利いた総合商社株です。分散が効いているのに、個別株なのでETFの様な保持コストはかかりません。不景気耐性・成長性とも市場平均を上回ります。
【バンガード・米国ヘルスケアセクターETF(VHT)】
ヘルスケアセクターの主要企業に分散投資されています。保持コストも年率0.1%と安いのもおすすめポイント。ヘルスケアセクターなので、不景気耐性・成長性とも市場平均を大きく上回る点もおすすめです。
たとえば僕の超おすすめ・VHTは、(2011~2020年平均で)年率15.94%も伸びています(市場平均は12%程度でした)。つまり100万円分のVHTを持っていたら、1年後には116万円に伸びていて、実に16万円分も売る事ができました(実際はキャピタル課税で16×0.8=12.4万円を受け取れます)。これも疑似的に、高配当を得ているようなものです。
おわりに:配当金生活を考えた理由
私が昔仕事でうつになり、「薬剤師を止めて、権利収入でのんびり暮らせたらな」と思ったからです。
考えてみたら、仕事を止める理由なんていくらでもあります。仕事できなくなった時の、備えにもなるじゃないかと思いました。
●仕事がいやになる・うつ病などで出勤不可能になる
●病気する(若くてもがんはあり得ます)
●事故死してしまう
●配偶者の転勤
●家族の病気で掛かり切りになる場合
ですからいざってときの備えを、平和な今のうちにしておこう。と思ったものです。
ちなみに高配当株をたくさん持って経済的余裕ができたら、出来ることもいっぱいありますよ。
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