田舎あるある(子供時代)

ぼくは結構なド田舎育ちです。都会人に話すと驚かれるばかりなので、体験談を語らせていただきます。もし田舎に住みたい・田舎で子育てしたい方は参考にどうぞ。

【家は自然豊かな場所に】

まずはいかにも田舎、といわれる部分を。都会人に僕の家の写真をみせると、たいてい驚かれます。自然豊かで、「トトロが出てきそう」「こんなV字谷、教科書でしか見たことない」って。でも田舎の人間は、それが当たり前です。

ちなみに家の大きさも、すごく大きいと言われます。都会人の妻曰く「玄関の大きさだけで、実家マンションくらいの広さがある!」と驚いていました。

【お経詠める・夏休みは座禅あり】

自分の宗派のお経は、普通に詠めます。所々怪しいですが、だいたい覚えています。

詠めるのは、接する機会が多い為です。祖父母の法事の時、いとこ・はとこレベルまで参加するのでお経をよむ機会が多いです。お経詠む場所も、どこかの会場・お寺ではなく、普通に自宅です(自宅が12畳×2間の部屋があるので、大勢入れる)。

小学校時代、夏休みの数日はお寺行きました。何をするかというと、座禅組んで瞑想。それで、動いたら和尚さんに「バシッ」と叩かれる。女の子は優しくたたかれたのに、怖くて泣いていました。

【家が広い・冠婚葬祭も自前で】

これは大人になるまで、「自分の家が広い」だなんて気が付きませんでした。家といえば、1階は何もない12畳が2部屋あるもの。冠婚葬祭(法事・葬式・結婚式・上棟式など)が全部できて、数十人いっせいに食事できるもの。そう思っていましたから。

もちろん自分たち両親・祖父母だけで準備できないので、近所のお母さんたちもお手伝いです。だから近所で法事があると、両親は手伝いに駆り出されていました。大変なのですが高い冠婚葬祭代をはらう必要もなく、合理的でした。

最近では完全に家の中で、ではなくなりましたがね。

<最近の冠婚葬祭事情>
●法事:お経だけ家であげ、外の料理屋でたべる。
●葬式:葬儀屋のスタッフに仕切ってもらう。
●結婚式:外の結婚式場で普通にやる。
●上棟式:外の料理屋で食べ・ついでに話す程度。

大人になって、葬儀場・結婚式場・セレモニーホール(法事センター)があることに驚きました。都会の方々は、こうやって冠婚葬祭をやっていたのですね。

【鉄道・バスのダイヤはスカスカ】

僕の実家は、町内に鉄道駅が存在すらしませんでした。鉄道駅は隣町なのですが、そのダイヤはスカスカです。たとえば、7時台に2本、8時台に2本、9時台は0本(!)。名古屋の東山線だと8時台に10本とかあるのにね。もちろん単線で、電車でなく汽車でした。

バスダイヤはもっと悲惨でした。実家最寄りのバス停は、1日3本しかありませんでした。どうするかというと、みんな車を1人1台です。近所の高齢者を、乗り合わせたりしていました。または、ダイヤに合わせて行動する(例:8時に実家➡町へのバスがあるから、7時55分厳守でバス停。12時に町➡実家のバスがあるから、11時55分厳守でバス停。)

【夏休みは川の授業】

名古屋・東京の人間には「川で泳げる・川の水が飲める」ことは驚かれます。ド田舎の人間は、川の水は普通に飲めるものだと思っていますからね。

小学校の夏休み、土日のプールは川でした。(平日は小学校の25mプール)どうやって泳ぐかというと、流れの緩い場所を掘って、大きな水たまりみたいになっているのです。そこで泳ぎます。監視者は保護者2人ペアで、非常用浮き輪をもっていました。30分経つと鐘を鳴らして、川から上がれって言われます。

プールの代わりとはいっても、泳ぐ子ばかりではないです。岩から飛び込みやる子もいたし、銛とシュノーケルもって魚捕まえる子も、岩の隙間でエビを釣る子も、川堰き止めて遊ぶ子もいました。

みんな「川遊びは楽しかった」っていいます。だからなのか、僕は大人になっても川にゴミがあると拾います。自然を大事にする感覚が、身につくのでしょうか。

【近所は同じ苗字だらけ】

都会ではありえませんが、ド田舎は周りが同じ苗字だらけです。僕の苗字も、その集落のほとんどの世帯と同じ苗字です(明かせません、すいません)。都会から来た先生が、家庭訪問で辿り着けないのは、あるあるですね。(名字と児童名だけで探してしまう為、迷子になる)

【小学校は少人数orスクールバス】

小学校も、少人数の場合が多いです。

僕の例でいくと、入学時の全校児童65人でした。当然学年にクラスなどありません。

クラスがないどころか、複式学級でした(2・3年生で先生1人とか)。学年10人とかなので、先生1人では効率悪いからですね。どう授業するかというと、たとえば前半30分は2年生は授業して3年生は自習、後半30分はその逆、という風ですね。

そんなの学力つかないじゃん・・・と思いますが、心配いりません。(20人といえども)少人数なので先生の目は行き届くし、小規模校にいくような先生は、そもそもエリートコースです。実際その田舎で育った僕でも、偏差値62の薬学部に合格しています。

田舎は縦割り班の仲がとてもいいです。1年生のとき、よく6年生に遊んでもらいました。全校生徒の顔と名前が一致したし、大体の家もわかります。

【受験は高校受験から】

ド田舎ともなると、私立学校は存在しません。どこもかしこも、公立学校です。

中学校受験という単語は、聞くこともありません。そもそも受験=高校から、とみんな思っています。

それで中学の授業はダイジョブなのか。・・・あまり良くなかったと思います。優等生には物足りなく、出来ない子にはついていけない授業だったと思います。やっぱり中学くらいから、授業は学力別にしてほしかったですね。それに中学生にもなると、出来ない子が優等生にちょっかいだす・ジャマすることが頻繁でした(嫉妬心でも芽生えるのでしょうか?)。ここは学校分けてほしいな、とも思いました。

田舎暮らし=プラス ばかりではありません。

【放課後は山登り】

学校がちょっと早く終わると、先輩たちと5人くらいでそのまま山登りができました。都会だと考えられないとは思いますが。

近くに「水晶山」という場所があり、その山頂付近で水晶が掘れるのです。場所は先輩から後輩へ代々、伝えられてきた所です。

※さすがにどこの田舎にも水晶山があるとは思いませんが、そのくらい身近に自然があるよって事

【お店がすくない】

ド田舎にもなると、たとえお小遣い貰っても、使える場所は八百屋さん2件と自動販売機1台のみ。(その八百屋さん2件とも、僕が大人になったいまは無くなりました)当然八百屋さんの店主は、地域の子供たちと顔なじみです。

スーパーは当然、町内にはありません。車で隣町まで行くのです。だから親と一緒に買い物いく週末だけ、スーパーに行けるのです。こういう田舎スーパーは、通路の端っこにゲームコーナーなんかもあります。(田舎には大きなゲームセンターは存在しない為)。

とはいっても、できるのはメダルゲーム・ワニワニパニック・クレーンゲーム・プリクラくらいでした。

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