【米国株】インスリンの製薬会社はオススメです

投資をしたいけど迷う方。

ちゃすけ
投資家

投資したいけど、どの銘柄にしよう?不景気でも伸びてくれたらいいな。

でしたら、インスリン製剤の製薬会社を狙うのは、如何でしょうか?インスリン製剤というのは特殊なマーケットです。

<インスリン製剤の特徴>
●完治させるのではなく症状を抑え続けるので、一生使い続ける
●しかも作用は、命直結なので止められない
●作るの難しいのに、単価は安い(後発メーカーが入りにくい)
●その為、メーカー数は限られている
●糖尿病患者数は世界にとても多い

この様に、投資家としては投資しやすい特徴があります。だけど、折角大事なお金をつかって投資するなら、知っておきたいですよね?

●投資歴1年半で、コロナショックでも収益プラス
●投資スタイルは買ったら放置(2人子育てで忙しいから)
●放置したいので、安定株しか買わない・分析しない
●高収入じゃない分、生命保険・学資保険代りに資産が欲しい
●投資・金融が専門外なので、却って初心者の気持ちが解る
●本業は病院薬剤師で、医薬品動向の現場感はだれよりも分かる

の僕が、解説いたします。

【インスリン製剤は安定的で、伸びる分野!】

インスリン製剤は、対象者が増え続けている糖尿病患者ということで増え続けています。しかも糖尿病患者さんの一定割合は(妊娠糖尿病の全員・1型糖尿病の全員・2型糖尿病でもコントロール不良)、インスリンじゃないと治せないタイプです。

セクター(=業種)11分類でいうと「Health Care(=ヘルスケア)」ですね。当然景気敏感・ディフェンシブでいえば、ディフェンシブ株にあたります。

どうしてインスリン製剤は安定的に伸びる?

理由はこうです。

①糖尿病の潜在的人口は凄く多いから
②疾病負荷がとても大きいから
③命直結なので、ドロップアウトは考えにくいから
④インスリン製剤は寡占的マーケットだから
 

いっぱいありますね。ひとつひとつ解説していきます。

具体的な理由

①糖尿病の潜在的人口は多い

様尿病人口というのは、ものすごい数です。

なぜなら「人口の10%が糖尿病」とまで言われているからです。

例えば糖尿病の人口は、2015年:4億1500万人➡2017年:4億2500万人です。(参考サイト)。この通り、ものすごい患者数です。しかも増え続けています。

しかもこの4億人のうちで、50%は「自分が糖尿病であることをしらない」方々です。だから治療放置されて、ひどい合併症でてから気が付く場合があります。そうしたらもう、インスリンは高確率で手放せなくなります。

別の例を挙げれば、1型糖尿病の患者数は、毎年8万6000人ずつ増えています。1型といえば、インスリンが絶対手放せない方々です。

ですので、インスリン市場というのはものすごく大きく、かつ拡大しつづけるマーケットです。

②疾病負荷がとても大きいから

糖尿病の疾病負荷はとても大きい為、薬の使用量も増えます。

疾病負荷(しっぺいふか、: disease burden)とは、経済的コスト、死亡率、疾病率で計算される特定の健康問題の指標のことである。疾病負荷は、死亡率や疾病率の両方とも一つの指標に結びつけた質調整生存年[2] (QALYs) または障害調整生命年 (DALYs) の用語で数値化される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%BE%E7%97%85%E8%B2%A0%E8%8D%B7#:~:text=%E7%96%BE%E7%97%85%E8%B2%A0%E8%8D%B7%EF%BC%88%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%BA%E3%81%84%E3%81%B5%E3%81%8B,%E3%81%A7%E6%95%B0%E5%80%A4%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82

具体的に、疾病負荷の表をのせます。

順位死因DALYs (万)
1虚血性心疾患20,370.00
2脳卒中13,794.10
3下気道感染症12,969.00
4早産の合併症10,139.70
5交通事故8,253.80
6下痢性疾患8,174.30
7COPD7,251.20
8糖尿病6,566.60
9出生時仮死出生外傷6,392.80
10先天異常6,298.00
11HIV / AIDS5,995.10
12結核5,164.30
13背中と首の痛み4,751.50
14成人発症性の難聴4,735.20
15肝硬変4,528.70
wikipediaより引用

糖尿病は世界の疾患のなかで8番目に、人の健康・時間・経済資産を奪っている病気なんです。やはりインパクト大きい病気なんですね。

ですがこのランキングの中でも、しっかり向き合って治療すれば健常人なみの生活が送れるものもまた、糖尿病なんです。またランキングTOP3の「虚血性心疾患」「脳卒中」「下気道感染症」は、糖尿病で悪化することが解っています。

③命直結なので、ドロップアウトは考えにくいから

インスリンは命直結の薬なので、ほとんどの方がシッカリ使います。

なぜなら仮に使わなかったとしたら、「糖尿病合併症」「高血糖性昏睡」などで苦しんで、もっとインスリンが必要になってしまうからですね。

実際に、大抵の方は低血糖発作や、高血糖性昏睡などの副作用を恐れて、治療に通います。単位間違えたらそれこそ即低血糖起こして、命にかかわるからです。高血糖性昏睡をおこしたら、もう治療薬は暫くインスリンのみです。

欧米では糖尿病薬の処方箋を、「お金がないから薬貰わずかえる」人もみえます。ですがそれで治るわけがなく、ひどい合併症で入院➡インスリン治療、という経過が多いそうです。ちなみに糖尿病、漢方薬では直せません(私は漢方相談も経験したので、漢方の苦手分野であることも理解しています)

④インスリン製剤は寡占的マーケットだから

インスリンをつくれる会社というのは、限られています。

なぜなら製造方法は手間がかかる(大腸菌に遺伝子を組み込んで培養し、インスリンだけ抽出するという手の込んだ作り方)のに、単価が安い(1本2000円以下)からです。

実際に製品化しているメーカーは「ノボノルディスク」「サノフィ」「イーライリリー」の3社だけです。(三和化学も1製剤だけ作っていますが、浸透しているとは言えません)

現在も3社寡占ですし、これからも流れが変わるようには思えません。

具体的なインスリンと会社名

主要医薬品の売上と伸びはこうです。

ノボノルディスク(NVO)

デンマークの製薬会社で、インスリン売上のトップです。

これだけの製品を発売しています。

超即効型ノボラピッド注フレックスタッチ
超即効型ノボラピッド注フレックスペン
速効型ノボリンR注フレックスペン
配合溶解ライゾデグ注フレックスタッチ
混合型ノボラピッド30ミックス注フレックスペン
混合型ノボラピッド50ミックス注フレックスペン
混合型ノボラピッド70ミックス注フレックスペン
持続型トレシーバ注フレックスタッチ
持続型レベミル注フレックスペン

そしてそれらの売上はこうです。トレシーバ、ライゾデグ、ノボラピッドとも伸びてきています。レベミルもあまり落ちていません。

会社自体が「4分野特化型」で、4分野は「糖尿病」「肥満」「成長ホルモン」「血友病」です。そして実際に、業績も伸びています。

【優良財政】ノボノルディスク(NVO)は特化型の財政優等生
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サノフィ(SNY)

フランスの製薬会社で、2018年度売上2位だったランタス注射(持続型インスリン)の会社です。

主な製品の売上のうちランタス、アピドラがインスリン製剤です。ランタスは特許ぎれで、低下分はほぼ後述の「インスリングラルギン注リリー」に喰われています。ランタス依存の会社で、インスリン製剤は2種類しかないのであまり芳しくありません。

ですがその分投資家が嫌煙していて、じつはかなりの割安株(大手製薬なのにPBRが1.6と超低値)でもあります。

そしてインスリンを作れる数少ない会社ですからね。

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イーライリリー(LLY)

アメリカの製薬会社で、インスリンを最初に開発・製品化した会社です。

これだけの製品を出しています。

超速効型ヒューマログ注ミリオペン
速効型ヒューマリンR注ミリオペン
混合型ヒューマログミックス25注ミリオペン
混合型ヒューマログミックス50注ミリオペン
混合型ヒューマリン3/7注ミリオペン
持続型インスリングラルギンBS注ミリオペン「リリー」

その売上はこうです。

インスリングラルギンはまだ新しいので、はっきりとした売上は出ていません。ですがその分は当然プラスになります。(サノフィのランタス注の後続品です)

実はここが穴で、かなりランタスを喰っている分、伸びる部分なんです。現場でも「インスリンのリリーさんなら」と、ブランド信頼してランタス➡グラルギン「リリー」への置き換えがスムーズでした。ほかの病院でも同じ傾向だそうなので、業績は良くなるでしょう。

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結論:インスリン製剤は安定的なマーケット

これがいえます。安定的に拡大するマーケットで、しかも寡占なので競合は3社しかなく、結果として会社の売上もある程度保障されています。

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