【教育格差】オンライン・リモート学習を進めるべき理由

子供を持つ親の意見です。

ちゃすけ
子供を持つ親

コロナのせいで子供がずっと家で、持て余してる。もう学校教育は、できるだけオンライン・リモート学習にしてくれないかな?

・・・今の教育体制では、不都合が生じてきたのでは?と思ったので記事にいたしました。僕は病院薬剤師なので専門外ですが、大学で教職課程を修め・今は二児の父親として将来を憂いています。だから、記事にさせていただきます。

主張:学校教育は、「出来るだけリモート」に変えるべきです。

2020年3月より、コロナ感染拡大➡4月7日~の緊急事態宣言で、学校教育ストップしました。

男の子
男の子

やった、春休み延長だ!とーさんかーさんも仕事休みだから、長期旅行つれてってもらお~★

女の子
女の子

家でゲームも、やり放題だ~★

とは、なりませんでしたよね。旅行も公園もおもちゃ屋さんも友達の家でさえも、どこも行けず、ひたすら家にいたと思います。結果として、学校開放される5月末まで、ムダな時間を過ごすことになりました。不毛ですよね。

そしてこの「ムダな時間」のツケは・・・夏休み短縮となりましたよね。

短縮する夏休み期間の日数は、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校では「16日」がもっとも多く、「23日」などが続いた。もっとも少ない「9日」としたのは、小学校で6%、中学校で8%だった。高等学校は、「23日」がもっとも多く、「16日」「17日」と続き、最短は「4日」であった。

ReseEd~教育業界ニュースより引用

夏休み短縮=酷暑すぎて学びに適さない8月に授業を行った、という事です。無駄な時間のせいで、子供たちを酷暑の危険にさらしてしまったのでした。

ですので、リモート・オンライン学習をもっと整備して、ムダな時間を止めるべきでした。

理由:現在の「学校ありき」ではリスク大きすぎる

現在の「学校行かないと授業が進まない、学校ありき」の体勢では立ち行かなくなりました。

どうしてかというと、リスクが大きくなりすぎたからです。学校へ行くことがリスクになってしまったのですから。学校へいくリスクとは、何が考えられるでしょうか?

【学校ありきのリスク】
①地球温暖化による外出リスク(熱中症死の可能性)
②第二のコロナの時に怖い
③不登校児童の学力フォローができない
④私立学校はオンライン教育できている(教育格差つながる)
⑤諸外国もオンライン教育出来ている(日本の将来的地位ダウン)

具体例:「学校ありき」はリスク増大しつつある

①地球温暖化による外出リスク(熱中症死の可能性)

ご存じの通り地球気温は上昇を続け、特に夏場は命の危険にさらす状態です。例として、名古屋市の気温変化を載せます。

実際に夏場の授業で、このような痛ましい熱中症死も起きています。

17日正午前、愛知県豊田市梅坪(うめつぼ)町の市立梅坪小学校(児童数730人)の教室で、校外学習先から戻った1年の男子児童(6)の意識がなくなり、倒れたと学校から119番通報があった。児童は救急搬送されたが間もなく死亡が確認された。重度の熱中症である熱射病と診断されたという。

豊田市内は午前9時に気温が30度を超え、11時には33・4度、正午には34・8度を観測。児童たちは水筒持参で、こまめに飲むよう指示していたという。教室にはエアコンはないが扇風機が設置されており、戻った際も動かしていた。

朝日新聞記事より引用

もしこのまま温暖化が続いた場合、このような事故は防げません。学校のエアコン設置率の低さ(2018年の愛知県で27.8%)もあり、校舎内での授業もリスクです(というか暑すぎて勉強が頭に入らない)。

じゃあエアコンつけたから完璧だ・・・とは思えません。なぜなら8時と17時台に、酷暑の道を歩かせることになるのですから。

この様に温暖化と言う意味で、学校ありきの教育はリスクが高いです。

②第二のコロナの時に怖い

2020年3月からのコロナ感染拡大は、非常に急速でした。当初「インフルエンザと同じだから、春の気温上昇で収まる」などと高をくくっていたかと思います。でも結果は・・・気温上昇で収まるどころか、むしろ酷暑の8月に感染者数新記録になってしまいましたよね。

だからコロナウイルスのワクチンや、解毒剤・症状緩和薬などが開発勧められました。

医師
医療関係者

コロナのワクチン・解毒剤が開発されたら、もう二度とパンデミックは起こらない。平和になるんだ!

・・・とはならないですよね。ズバリ、「一度ある事は二度ある」に尽きます。たとえコロナウイルスのワクチン・解毒剤が開発されて封じ込められても、同じような別の感染症がまた起きたら、また学校はストップ➡小学生中学生たちはムダな時間を過ごす、となってしまいます。

ですので「感染リスク」と言う意味でも、学校ありきの体勢は危険なのです。

③不登校児童の学力フォローができない

不登校児童のフォロー。それは2020年3月からのコロナショックに限らず、元々から言われていたリスクです。

ちゃすけ妻
教育者

不登校?だったら普通の学校じゃなくてフリースクールに通わせればいいじゃない!

・・・いいえ、フリースクールは万能ではありません。なぜなら・・・

【フリースクールの問題点】
●普通の小中学校よりも数が少ない(田舎の子程、遠方に通う羽目に。子供・送迎の親とも負担が大きい)
●フリースクールに通わないといけないと、心理的に抵抗される
●授業もそこまで手厚くない
●フリースクールでさえも馴染めない子がでてくる

これは僕の中学校時代に実際にあった例です。友達が学校こわくなって通えなくなり、フリースクールに行くまでに随分と親が苦労した例です。友達は、スクールが遠かったとも言っていました。

それにそもそも不登校になるのは、「学校へ行く事そのものが、耐えきれない苦痛」だからです。学校へいく回数を減らす為、学校へ行かずに教育する選択肢があってもいいのでは、と思うんですね。

この様に不登校の子供のサポートの意味でも、いまの体勢では不十分ではないかと思います。この意味でも、リモート・オンライン学習の整備が待たれます。

④私立学校はオンライン教育できている(教育格差つながる)

上記のオンライン・リモート教育では一部の私立学校ではすでに導入済です。

(前略)
私立中学の生徒はこのように時間割どおりに自宅学習が課されている一方で、地元の公立中学校に進んだ小学校時代の同級生が娘を遊びに誘いに来る様子を見ると、「教育格差」という言葉がこの父親の脳裏をよぎるのだった。
(中略)
逗子開成(神奈川)は、学内サイト「Gonzui-Portal」を中心にオンライン学習を実施している。講義の動画やスタディサプリを活用した学習課題の提示や動画教材の提供をすでに行っている。Googleの共有ドライブやクラスルーム、ハングアウトを利用してホームルームや課題提出も含めた学習状況の把握も行っている。
(以下略)

DIAMOND ONLINE;コロナ禍で「自宅リモート学習元年」となった学校と家庭で起きていること より引用

ですがほとんどの学校では、導入されていません。それどころは成績は紙の通信簿にマル付け➡学年主任・教頭・校長の印鑑もらうという、きわめて非効率なやり方です(僕は妻が現役の教職員のため、具体的に知っています)。そんな有様なので、オンライン・リモート教育なんて出来ていません。実際にネットリテラシーの低さはよく分かっていて、それは次の「諸外国」の項を参照下さい。

このようにして、一部私立学校とその他学校(公立学校ほぼ全て)との格差が、広がってしまっています。そうして、貧困の再生産へとつながります。

⑤諸外国もオンライン教育出来ている(日本の将来的地位ダウン)

日本の公立学校では全く進んでいませんが、諸外国では当たり前のように進んでいます。日本のネットリテラシーの低さは有名ですが、オンライン・リモート教育という点でも大きく水をあけられています。

(前略) 

アメリカでは、K-12(幼稚園年長から高校3年生まで)のレベルで、多くの学校が3月以降にオンライン授業に移行しました。
(略)
JETRO(日本貿易振興機構)の資料によると、中国ではオンライン教育が2019年6月時点と比べて81.9%も増えました(「新型コロナ禍の下、オンライン教育などの利用が拡大(中国)」、2020年7月2日配信)。
(略)
JETRO(日本貿易振興機構)の資料によると、中国ではオンライン教育が2019年6月時点と比べて81.9%も増えました(「新型コロナ禍の下、オンライン教育などの利用が拡大(中国)」、2020年7月2日配信)。
(略)
「1週間のうち、教室の授業でデジタル機器をどのくらい利用しますか?」に対する結果を見ると、「国語」の場合、日本は「利用しない」が83.0%です。
OECD平均は48.2%なので、大きな開きがあります。調査対象国の中で、日本は最下位でした。
(以下略)
東洋経済誌「日本のオンライン教育があまりにもお粗末な訳」より引用

2020年3月のコロナショック的な感染がまた起きれば、日本はまた世界から取り残されるという事です。

・・・以上の様に、いまの教育体制の「学校ありき」では多くの意味で良くないです。教育格差は拡がるし、世界からも取り残されていきます。

【おまけ】オンライン・リモート教育の具体策(思いつく限り)

ここまで「学校ありき」のデメリットをメインに喋りました。じゃあどうすれば、オンライン・リモートでも教育できるのか。

・・・それは、もうすでに導入している所を(例:一部の私立学校)、見習えばいいのではないでしょうか。

机でできる系の授業は、「Google Classroom」や「クラッシー」を使用して、1対多数の授業を行う。これでクラスとしての機能を保つ。有難い事に、無料で使用できます。

【オンライン授業にも】Google Classroomの使い方|基礎編

1対1の先生との面談は、「Zoom」や「Google Meet」を使用する。とくに「Google Meet」は短時間であれば、完全無料で使えます。もちろん「貧困でタブレット端末が買えない」ではいけないので、補助金をつけてそれらをインストールの上配布する。

もちろん課題はあります。オンライン・リモート教育の導入された私立学校でさえも、こんどは「プリントとオンラインでの指示がごちゃごちゃ」という状態だそうです。ですがそれでも、「ムダに長い春春休み」を過ごして何もカリキュラム進まず、夏休み短縮となるよりずっといいはずです。

おわりに:この記事を書いた理由

国や自治体が「オンライン教育」と言う割には夏休みは短縮されていて、子供たちが危険にさらされていてまずいなと思いました。妻も現役教員なのですが、「オンライン教育は一時的な措置・やりたい人はどうぞ状態」だと言っていて愕然としました。

これではダメだと思ったので、ダメな理由を思いつく限り挙げ、批判ばかりではいけないので対策も思いつくだけ書きました。

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