老後の2000万円問題もあるし、将来結婚してお金が必要になるります。でも給料少ないから貯金少ないし、貯金しても昔みたいな利息はつきません。どうしたら増えるんでしょうか?
お金が将来必要って、切実ですよね。・・・でも今は利息つかないどころか、目減りしています。貯金じゃなきゃどうすればいいのか、お答えいたします。
キーワード
老後2000万円問題 インフレーション 物価上昇 分散投資
大事な資産を守る為に
解決策:まず現状を知りましょう。それから、対策をたてましょう。
現状①:貯金は良くない!現金は目減り!
同じ20万円でも、未来になるほど目減りするので、買えるものが全然違うんです。
なぜなら、いろいろな物価はどんどん上昇しているからです。
例として、いろいろな物価の変化。
お米は関税額ひとつでものすごく変動するので除外です。ほかは万人が買いそうなものばかりです。物価は36年間で、ほとんど上昇しているのが解りますよね。牛乳など3倍になっています。物価上昇のせいで同じ20万円で買える牛乳本数が、1973年は5000本だったのに2011年は1800本なんです(牛乳をそんなに飲む人はいませんが・・・)
またもっと長期間の例をだせば、おばあちゃん・ひいおばあちゃんあたりが「昔は500円で家が建った」「100円もあれば、遊んで暮らせたよ」なんて言ってませんでしたか?僕のばあちゃん(大正中頃生まれ)がそう言っていました。1銭でお菓子を買えたともね。いまの500円なんて、ランチ代にもなりませんよね。そういう事なんです。
だから同じ20万円を貯金しても、利息がつかず増えないどころか、物価上昇で目減りしちゃうんです。
現状②:貯金信者にご用心!
我々の親世代なら、貯金信者が多いでしょう。ですが貯金はオススメできません。
なぜなら、現代は昔と違って利息が全く付かず、前述の物価上昇で目減りしているからです。
利息がつかない具体例を挙げましょう。日本の預金金利は、1985年頃は6%もありました。つまり預けるだけで、物価上昇分(年率1.6%程度です)以上にお金が増えていたんです。ですがいまは、0.001%とかですね。毎年物価は上がっていますので、預金すると目減りします。
我々の親世代というのは、若いころは金利6%とかの時代でした。親がもし銀行員だったら、行員専用の預金口座(預金枠に上限あり)で、年間9%とかの金利もありえたのです。そのときの感覚=預金するだけでお金が増えるが、しみついているのです。ですが今は・・・その感覚は間違いですね。
ですから、貯金は現在オススメできません。かといって、浪費してイイとも言えません。預金以外の資産を検討しましょう、と言う事です。
現状③:国が個人投資を推進している
現在は、みなさん個人個人が投資をするべきです。現在、日本という国自体が制度を作ってまで、投資を勧めています。
なぜなら、「NISA・つみたてNISA」という制度が存在するからです。
このNISAとは「少額投資非課税枠」です。NISAだと年間120万円×5年ぶんまで、投資利益が課税されない枠なんです。これは国からのメッセージで、「国にはもう、将来保障するお金がありません。皆さん個人で投資して、将来のお金を増やしてください」という意味があるのです。
国までもが投資を勧めているのだから、NISAの制度を活用して投資すべきなんです。
対策①:資産を貯金以外にも分散させる(=投資する)
資産を円預金だけではなく、他の資産(金地金、債券、株式、不動産REIT)でも持つ事がオススメです。
なぜなら預金だけで持っておくと、日本円の価値が失われた時が怖いです。
他の通貨でもそうですが、物価は毎年上がり続けるものです。つまり現金価値は毎年失われ続けるんです。そして預金金利は殆どゼロです。100万円預けて100円ももらえないんですよ!こんなの、インフレ率の方が高いんです。ですが現金価値が落ちても他の資産価値はおちません。
また円が未来永劫、暴落しない保障もありません。というのも日本政府の借金は1000兆円を超え、割合は先進国最悪であり、円が暴落すれば借金帳消しにできる状態なんです。(というか多すぎて、円暴落以外に借金帳消しにする手立てはありまえせん)この状態で、円だけで持つ事は危険です。
ですから、資産を現金以外でなく株・債券などへも分散させることが安全なんです。
対策②:株の中でも分散させる
他の資産に分散させるとき、株の中でも銘柄分散させましょう。
なぜなら銘柄1つに絞ると、その会社がこけたら終わりのギャンブルになっちゃうからです。それはいくら長期リターン最良のヘルスケアでも、そういえます。
例として、長らく売上世界一だったファイザー製薬。不景気に強い医薬品業界の、首位だから1社もってれば安泰・・というわけではありません。20年保有しても、あまり伸びていない会社なんです。
でも他の米国製薬株は、この間ことごとく伸びているのです。だから首位のファイザー以外に分散してれば、ちゃんと儲かったはずなんですね。
いっぽう、製薬メーカー上位20社とかで分散させるとどうなるか?ヘルスケアセクターは年14%のびる分野なんですが、この14%の伸びをほぼ確実に得られるんですね。だって1社がこけても、ほか19社がカバーしてありあまるわけです。
だから、セクター内で分散させましょう。その分散方法も、一番のびのいいヘルスケアセクター内で行うことがオススメです。そうすれば市場平均(年10%)よりも伸びがよく、かつ安全になります。セクター内分散といっても、エネルギーのようなコロナで総崩れになるような不安定セクターはよくないですよ。
ちなみにヘルスケアセクターは。基本放置してても勝手にのびる会社が多いです。参入障壁がとても高いので競争相手が少なく、利益率も軒並み20%を超えているからです。この数年で暴落して、売らないとと思った会社はギリアド・サイエンシズくらいです。
まとめ
分散投資の正解は一つではありません。でも僕たち素人が自己流でやっても仕方ないので、株式研究の権威・ジェレミーシーゲル博士の分散方法を真似しています。
①貯金は物価上昇のせいで目減りしていく
②預金しても、利息はほとんどゼロで増えない
③国がNISA・つみたてNISAで個人投資を推進してる
<将来への備えとして>
①資産の貯金オンリーは危険・・・株式・債券・金地金などに分散させる
②株式銘柄は一つに絞らず、セクター内で分散させる
情報の信頼性
この記事を書いている僕は、株式投資歴2年です。ただ株式投資するだけでなく、一番伸び率のいい業種である医薬品(ヘルスケア)を、病院薬剤師という最前線で触っています。
投資スタイルは日本株:米国株:投資信託(S&P500):日本円=2:4:2:2で分散しています。米国株はほとんどヘルスケア・生活必需品セクターで持っていて、15銘柄に分散しています。コロナショック後の6月頭でも、(ヘルスケア好調の為)リターンはプラスでした。
株式投資を理解するためのオススメの本
株式投資はいますぐ口座開設して、銘柄を選んで行ってもいいです。ですが皆さんなりに、株式の基礎と真実を知ってから行うことをオススメします。
この記事をかくにあたり、投資家の間で「赤本」と呼ばれているバイブルです。この本の凄いところは専門家の予想や感覚論ではなくて、膨大なデータの分析からでた結論なんです。つまり普遍的な株価の変化です。
どうして今をときめくGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)がオススメできないのか。どのセクターが一番いいのか。今回触れなった分散投資のやり方だとか。それが理論だってせつめいされています。口座開設したら、これを読みながら銘柄を捜してください。
オススメの株式口座
僕はSBI証券、楽天証券を併用しています。
楽天証券のオススメポイント
●投資信託の積立買い付けの時に、楽天ポイントが1%も付きます。
条件:投資信託を、クレジットカード積立で、楽天カードを指定して積み立てる。
実例:クレカ積立は50000円/月までできます。つまり毎月500ポイント(楽天市場で500円分)獲得できるのです。もちろんこのポイントは、そのまま株・投資信託の購入に充てられます。
ちなみに僕は積立NISA枠で33300円、特定口座枠で16700円ずつ積み立てしています。
●エイリス・キャピタルの様な超高配当ETFを、購入できることです。エイリス・キャピタルは常時8~10%の配当利回りを持っており、さらに開始以来のリターンはS&P500を上回ります!
SBI証券のオススメポイント
●ETFを積立できる事です。
●ETFは日本版はダメダメですが、米国ETFは将来性もあります。管理手数料も投資信託より安く、長期保有にもってこいです。このETFを、毎月積立られるのは、このSBIだけなんです。
僕は特定口座枠で、VIG(米国連続増配株式ETF)を積立しておりました。
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