【高配当戦略】米国株の優良高配当銘柄を捜そう(2021年4月現在)

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高配当株を捜す理由

高配当株を捜す理由は人それぞれでしょうが、おおむねこういったところでしょうか。

①配当金をたくさんもらえる=株の利益確定売りせずとも、現金を手元に溜めて置ける(現金急に欲しくなっても株売る必要なし)

②高配当銘柄グループは、そうでないグループよりリターン成績が良かった(別記事にて検証します)

・・・なにより給料以外にお金がもらえることが、嬉しいですよね。

では現在が高配当株購入に適したタイミングなのか(=米国株のマーケット)。現在の銘柄リストはどんなものがあるか(高配当銘柄の一覧)。探していきます。

米国株のマーケット

S&P500指数ですが、この通りです。指数の伸びは凄く、目下4000超えです。ですがEPSはそこまで伸びておらず、「割高化しているのでは」と感じるはずです。

出典元:FACTSET(英語版サイト)

割高指標=PERですね。実際かなり高くなりました。シーゲル教授は著書で「PER20を超える銘柄に手を出すべきでない」と書かれていますが、いまは20どころか22を超えるので、ほとんどの銘柄に手出しできないという事です。

出典元:FACTSET(英語版サイト)

・・・いまは余程のことが無い限り、買い増しはおすすめしません。管理人は投資信託の積立5万円と、配当金再投資でGSK・NVO・VDEを買った程度でほとんど貯金しております。勿論PER25を超えていたらどんなに魅力的でも買いません。

高配当銘柄の一覧です。

【高配当銘柄の条件】
●配当利回りは4%以上(税引き後も3%は受取り)
●連続増配5年以上(連続的な支払い能力あり)
●セクターは「ヘルスケア(Health Care)」「生活必需品(Consumer Staples)」「エネルギー(Energy)」に絞る(長年のリターンが良い)

米国株の一覧

会社名ティッカーセクター
11分類
連続
増配
S&P
500
配当利回り
(%)
Shell Midstream Partners LPSHLXEnergy613.79
Phillips 66 Partners LPPSXPEnergy811.05
MPLX LPMPLXEnergy810.73
Delek Logistics Partners LPDKLEnergy910.11
Magellan Midstream Partners LPMMPEnergy209.48
Enterprise Products Partners LPEPDEnergy248.17
Hess Midstream LPHESMEnergy57.98
ONEOK Inc.OKEEnergy18N7.38
Enbridge Inc.ENBEnergy25N7.16
Altria Group Inc.MOConsumer
Staples
51Y6.72
Enviva Partners  LPEVAEnergy76.46
Cheniere Energy Partners, L.P.CQPEnergy56.31
ExxonMobil Corp.XOMEnergy38N6.23
Valero Energy Corp.VLOEnergy105.47
Philip Morris InternationalPMConsumer
Staples
13Y5.41
Universal Corp.UVVConsumer
Staples
50N5.22
Chevron Corp.CVXEnergy33Y4.92
AbbVie Inc.ABBVHealth Care9N4.81
Phillips 66PSXEnergy9N4.42
Gilead Sciences Inc.GILDHealth Care74.39
Marathon Petroleum Corp.MPCEnergy10N4.34
Pfizer Inc.PFEHealth Care11N4.31
SpartanNash CompanySPTNConsumer
Staples
114.08

セクターを3つに絞っても23社も在ります。ヘルスケアは近年好調のためどこも株価高騰しており、3社しかいません。

更にスクリーニング:PER20以下・DEレシオ2以下に限定

 現在アッヴィより配当利回りの高い銘柄の業種は、「石油会社(エネルギー業種)」「たばこ会社(生活必需品業種)」しかいません。

業種を聞いてピンとくる型も多いかと思いますが、いずれも時代遅れ・斜陽産業といわれる類のものですよね。

【斜陽産業に多い特徴】
●PER(=株価Price/一株利益EPS)が20を切る
●5年成長率がマイナス

それで資金繰りが悪化して、DEレシオが3を超えてくるものもあります。一時的なものならいいのですが、継続的に3を超えていてるなら要注意です。

では「PERが20を切る(=割安である)」「DEレシオが2を切る(=財政不安ではない)」会社でスクリーニングすると、これだけ残ります。

銘柄名ティッカー業種配当
利回り
PER5年
成長率
DE
レシオ
Phillips 66 Partners LPPSXPEnergy11.059.3710.401.91
Delek Logistics Partners LPDKLEnergy10.118.6910.80n/a
Magellan Midstream Partners LPMMPEnergy9.4811.980.200.00
Enterprise Products Partners LPEPDEnergy8.1712.886.401.23
Cheniere Energy Partners, L.P.CQPEnergy6.3119.3334.400.00
Philip Morris InternationalPMConsumer Staples5.4117.203.10n/a
SpartanNash CompanySPTNConsumer Staples4.089.264.800.66

これだけ残りました。つまり長期的リターンのいい3業種に属し、高配当で、実績からしても割安で、財政不安も少ない会社はこれだけあるよって事です。私の気になった銘柄を見ていきます。

<フィリップモリス・インターナショナル(PM)>

1957~2003年のトータルリターンが最強だった銘柄です。サブ業種はやはりオワコン扱いされているタバコ業種。しかしこの会社はほとんど減配したことがありません。売上もコロナ禍にあって3.10%伸ばしてきています。主力製品はマールボロに代表される紙巻きたばこですが、現在は電子タバコiCoSに注力・売上拡大しています(電子タバコは利益率がより高い)。

<フィリップ66パートナーズ(PSXP)>

サブ業種はやっぱりオワコン扱いされている石油販売。名前の通り、7シスターズの「コノコフィリップス」から2003年に分社化した会社です。

何せあのテスラ・モータース(TSLA)のお膝元・アメリカですからね。電気自動車に必要ない石油はこれから伸びないだろうとされているのです。おまけに2020年に「原油価格が史上はじめてマイナス」となったイメージも強いでしょう。とんだ勘違いです、商用車やトラックは米国といえどもガソリン車です。S&P500にも採用されない小企業なので見向きもされませんが、

EPSは右肩上がり、PERは右肩下がりと、購入検討中の方には美しいクロスが出来上がっております。ただし目下の決算で大赤字をだし、EPSは大幅なマイナスとなっています。

Macrotrendsサイト(英語サイト)より引用

原油業界の原油というのは、こういう内訳です。

出典:IEA「World Energy Balances 2019 Edition」を基に作成

コロナで旅行しなくなると、この輸送用の部分(自家用車・鉄道・航空機・船舶などの燃料)が大ダメージをうけて先日の様な原油価格暴落・史上初のマイナスとまでなるわけです。しかし現在の原油業界株は、このコロナのダメージを織り込み済みですでに大きく株安になっています(いまS&P指数が高騰する中なのに・エネルギー業種のPERが10前後なのが証拠)。目下の利益マイナスどう捉えるか(アフターコロナで63%を占める郵送用需要が回復・原油価格高騰で取り返せると考えれば買える)で、いま買い時かの判断が分かれます。

英国株の一覧

企業名ティッカー業種配当
利回り%
PER5年
成長率
BRITISH AMERICAN
TOBACCO
BTIConsumer Staples7.809.948.39
Carr’s Group PLCCARRConsumer Staples3.7313.14n/a
Unilever plcULConsumer Staples3.6516.048.48
Stock Spirits Group PLCSTCKConsumer Staples3.5724.35n/a

英国株ともなると、わずか4社です。4%越が1社だけだったので、基準を拡げて3.5%超えでスクリーニングしたのですが4社だけでした。

<ブリティッシュアメリカン・タバコ(BTI)>

社名のまんまたばこ会社です。たばこ業界第2位(1位はフィリップモリス)で、売上の85%以上は「紙巻きたばこ」が占めています。しかし近年のびているのは電子タバコ「gloo」で、日本の愛煙家でもご存じかと思います。たばこ業界の例にもれず、売上減少は値上げ(=ますます高収益化)により転嫁できています。

<ユニリーバ(UL)>

日本人でも知らない方はいない会社でしょう。化粧品・せっけん系(シャンプーリンス、ボディソープ等)・ホームケア用品(掃除用具)で1/3ずつくらい売っている会社です。コロナで化粧品はこけたので高配当化し、成長産業なのに3.5%を超えました。この会社も昔から存在するのでバブルにはなりにくく、実際PERもこの株高下で16.04倍と低めとなっております。英国企業なのですが世界中で展開していて、インドではインド子会社がトップシェアになっております。

おまけ:今月の製薬企業トピックス

●ノボノルディスク(NVO)にプラスのニュース:「世界初の経口GLP-1製剤:リベルサス錠®を発売」

・・・今まで皮下注射しか存在しなかったGLP-1製剤に世界初の経口製剤が誕生しました。皮下注射のGLP-1ならNVO、LLY、SNY、AZNらが持っていますが経口製剤はNVOしかありません。有効性も凄く、血糖降下作用・体重増加抑制作用とも類似成分のDPP-4阻害剤を上回り、しかも低血糖リスクも高くないことが解っています。同じGLP-1製剤のビクトーザ注射にも血糖降下作用・体重減少効果も勝りました。

※PIONEER試験1~10の結果の抜粋です。すべてでリベルサス錠®が優れた結果を残している。

このマーケットは大きなものでして、ピーク売上で10,000Million USDとも予想されています。ノボ社の2020年の総売上が19,500Million USD程度ですので、強烈なインパクトを残しそうです。

※2020年4月時点で米国・カナダでのみ発売開始、日本は2021年2月に発売開始

●ノボノルディスク(NVO)にマイナスのニュース:「ノボラピッド注®の特許切れ」

・・・ノボ(NVO)で2020年度最大の売上であったノボラピッド注ですが、特許失効しました。やはりといいますかインスリンメーカーのイーライリリー(LLY)、サノフィ(SNY)よりバイオシミラーの発売案内が届きました。売上減の目安といえば、おなじく近年特許切れしたインスリンのランタスが参考になります。

【ランタス(サノフィ:SNY)の売上推移】
●2018年:3,565Million EURO
●2019年:3,012Million EURO
●2020年:2,661Million EURO
毎年12%程度減少している

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