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最近勉強していて、「株の長期投資がいちばん確実で伸びるよ」といわれました。株・債券・貴金属・現金で株がなんで一番なの?
長期投資しろってどういう事?そうならどんな選び方すればいいの?
【この記事を書く管理人について】
●総投資額は1400万円くらい。そのうち儲け(含み益・配当・利益確定)は295万円くらい
●投資対象は株が100%。債券・貴金属・FX・信用取引は0%
●投資スタイルは長期投資で、損切せず配当再投資をフルでやってる
●投資の究極目的は両親・妻・子供たちにお金の苦労させないため
こんな管理人が、解説いたします。
選び方1:投資対象として株がイチバンいいです(根拠あり)
まず投資対象として、株式がイチバンです。管理人が冒頭で「株式100%、債券・貴金属・FX・信用取引は0%」と書いてビックリした方もみえるかもしれませんね。そこまで言い切れる根拠をこれから説明いたします。
理由①として、長期リターンは株>長期国債>短期債券>金>現金であると、証明されつづけているからです。
具体的にはグラフあります。投資家でちょっと勉強された方だと、ご存じのグラフでしょう。
株=いちばんハイリスクのイメージが強いですが、実は長期的には安定的な右肩上がりです。そして「10年前よりリターンが悪かった」という瞬間は、1930年前後の大恐慌時代だけです。そして意外なことに株式より金のほうが、不安定です。さらに言うと現金(Dollar)でもっていると安定的に、右肩下がりで価値が失われていくのです。
現金保持って、現金は元本保証だから1$のままでしょ?0.052$のわけがない!
> いいえ、年1~2%ずつインフレしていくので段々価値が失われていきます。200年後には0.052$の購買力しかないって事なんです。日本でだって大正初期の100年前は大卒初任給50円とかでしたが、現在は21万円くらいですよね?大正時代に100円を後世大事にもっていたところで、いまは缶ジュースさえ買えませんよ。
【結論】
●長期投資となると、株が圧倒的に成長するので有利である。
・・・このくだりはジェレミーシーゲル著書「株式投資 第4章」の第1部第1章(1802年以降の株式・債券の利回り)でもっと詳しく根拠付きで書かれています。
理由②として、株はリターン最良なだけでなく、10年後にはリスクも最小である。
・・・こういわれると意外かもしれませんね。株は長期になると、今度はリスクも最小化するって事が。だいいち色んな投資本でこう言われていませんか?
【投資本でよくみる言葉(デタラメ?)】
●株はリスク大だがリターンも大
●債券・貴金属(ゴールド含む)はリターン小さいがリスクも小さい
●だから、リスクとりたくない人は債券を増やすべきだ。
でも証明されています。
株はリスク大・リターン大というのは投資5年目までいえることですね。1年目は66.6%のびる可能性も、38.6%へる可能性もあるのでイメージ通りです。でも5年目はどうでしょうか?リスクは最大ー11.0%でほとんど長期債券と同じで、リターンは最大26.7%で大差をつけています。そして20年後の株式投資は、リスク最小であるばかりかどんなに運が悪くても+1.0%のリターンは保障されているのです。一体株がリスキーだなんて、誰が言ったのでしょうかね?長期目線で考えもしないで。
【結論】
●長期投資する限り、株はリスク最小・リターン最大という超優秀な投資先である。
・・・このくだりはジェレミーシーゲル著書「株式投資 第4章」の第1部第2章(リスク・リターン・資産配分)でもっと詳しく根拠付きで書かれています。
理由③として、株はたとえピークで高値掴みしても、10年後にはリターンは最大になる。
短期的にはリスキーだと考えられがちだけど、それは短期の話。長期投資、10年を超えれば最良の投資先と言わざるをえなくなります。さっきのグラフでも同じ光景を目にしましたよね。
例えばバブルの絶頂期1973年に株を高値掴みして『しまった!!バブリーな株じゃなくて国債や債券を買っておけばよかった』と思った方。大丈夫、10年後に笑っているのは貴方ですから。高値掴みしたにもかかわらず、資産は1.18倍になっています。たとえ高値掴みしても、10年ガマンできれば大丈夫なのも株なんですね。
【結論】
●株は高値つかみしても、長期投資では保証書つき
・・・いってみれば降雨量の例と同じ。平均回帰線にそう、ともいえますね。(196ページ)
これだけの根拠があるので、投資対象としても、株が最高の投資先です。というか、株が最善と言わざるをえないと思います。
・・・このくだりはジェレミーシーゲル著書「株式投資 第4章」の第1部第2章(リスク・リターン・資産配分)でもっと詳しく根拠付きで書かれています。
以上を考えると、投資対象は株式が最善です。株式が成長力最大・リスク最小・万一高値掴みしても大丈夫と、いいこと尽くめですから。
なお管理人は、30代から老後を見据えて投資するのも株が最善だと考えています。というか現在30代の管理人が、ほぼ同じことをただいま実践中です。
選び方2:その株は、長期投資が正解です(根拠あり)
株は長期投資すべきです。長期投資といえば文字通り長いスパンで投資することで、つまり株価に一喜一憂するな、買ったら売らずに放置しろっていう方法なんです。
理由を述べる > じゃあどうして長期投資がいいのか?それはこんなに根拠があります。長期投資に明確な定義はありませんが、『短期的な株価なんか見るな、10年くらい放置しろ』って意味ですよ。じゃあその放置したほうがいいという具体例を、いくつか挙げます(いくつも有るんですよ、長期投資が有利な事実が)。
具体例1 > 最善成績の人は、「証券口座を持っていることを忘れている人間」だった。
投資をされている方なら、こんな話を聞いたことはないでしょうか?
『運用成績がイチバンいい人の特徴は、もう死んでいる人の口座だった』・・・フィクションなのか解らないですよね。でもほぼ本当の話でして、「フィデリティ証券」のマネージャーが言われたのです。
O’Shaughnessy: “Fidelity had done a study as to which accounts had done the best at Fidelity. And what they found was…”
Ritholtz: “They were dead(彼らは死んでいた).”
O’Shaughnessy: “…No, that’s close though(違う、けど近いな)! They were the accounts of people who forgot they had an account at Fidelity(フィデリティ証券にアカウント持っていることを忘れた人々だよ).”
ビジネスインサイダーHP>フィデリティ証券のコラムから引用
運用成績のNo.1は、口座持っていることを忘れている人たち。だから私たちは、余計な事せずに忘れてしまえばいいんです。
具体例2 > 損切りすると、もっと損します
具体例1でいう「余計な事」が、損切です。各所で「損を拡げないために、20%下回ったら損切しろ」って言われています。でもね損切って、いいかえると「狼狽売り」です。全くおなじ事しているのに、言葉一つでずいぶん印象違いますよね。
そして事実は、「損切した人が、だれよりも損をする」のです。
管理人検証の、配当チャンピオン(≒配当貴族、連続増配25年超の銘柄の事)を20%下落したら損切した場合の検証です。見てみてください。疑う方は、さらに元データも見てください、全79社すべてで統計とりましたからね。
・・・その結果は歴然でして、配当チャンピオンを損切することで、平均して40%も損を喰らう事が解りました(損切してよかった銘柄は79銘柄中わずか3銘柄)。また(管理人が検証した)配当チャンピオンに限らず市場平均(S&P500)に投資していても、損切することで儲ける機会を失う事も解っています。だって損切するんだったら、コロナショックの底でS&P500指数ぜんぶ売ることになりましたからね。そしてシーゲル博士の言葉を借りると『下落相場といえば、投資家心理にはこたえるが、長期投資家には、利益をもたらす』との事です。
具体例3 > 配当金を再投資すると、もっと得します
そしてその株ですが、再投資するともっと伸びます。どれだけ伸びるのか、いろんな角度から検証しましたのでこちらを参照下さい。
かんたんに言うとこういう事です。
●再投資した方が銘柄数>>再投資やめとくべきだった銘柄数
●再投資した銘柄は、期間が長いほどにお得になる。
ちなみにこの再投資ですが、自動的に放置でもやる方法が2つありますよ。
【再投資を放置でやる方法】
●自動的に再投資してくれる投資信託を買う
例:「eMaxis Slim 米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500」「SBI・V・米国高配当株式」
・・・これらは配当を出さず、配当を自動的に再投資してくれている投資信託。
●マネックス証券の配当金再投資サービスを利用する
大手ネット証券ではマネックス証券しかありません(2021年7月現在)
銘柄ごとに、配当金自動再投資の設定ができます
やはりむやみに売ったりせずに、忘れたものとして持ち続けた方がいい訳ですね。
マネックス証券は米国株の取扱数がNo1だったり、為替手数料が片道しかかからなかったり、日本のミニ株購入手数料がゼロだったりとうれしいメリット沢山ですよ。(管理人は最近ミニ株を20万円ほど買いました)
具体例4 > 長期間のとき、株が圧倒的有利である事実(さっきのグラフ再掲)
そして株を持ち続けたとき、資産の伸びは圧倒的です。
この伸びはプロのファンドマネージャーでなくても、素人がただ買って放置するだけで確実に得られる恩恵なんです。
短期間で爆上げ1年で15倍、なんてサイトもありますが?
> 信憑性に欠けます。長期投資で間違いなく世界一成功しているバフェットですら、1年リターンは1.2倍強ですからね。それにこういうサイトはノウハウ代だけで数万円だったりしますが、そもそもお金を増やす為の投資なのに何で何万も払う必要があるのでしょう?バフェットノウハウは無料(というかBRK B買うだけでOK)です。ちなみにこのサイトのノウハウも、基本無料公開です。
最善の投資方法はこれです。
【最善の投資方法】
●株式投資 × 長期投資。
というか、これだけ根拠があるとそうと言わざるをえないです。
選び方3:長期投資に最適な株の選び方(法則)はいくつもあります
どういう株を長期投資すべきなのか、法則はちゃんとあります。マグレではありません。
どうして「伸びる法則」が見つかったのかというと、長い歴史の中ではっきりと、証明され続けてきたからです。
たとえばこんな法則です。
【市場平均に勝る伸びをした株の特徴】
長期投資でより確実に・大きく伸ばすなら、抑えたいポイント
①PERの低い株
②研究開発費の低い株
③連続増配の長い株
④古くからあるブランド株
⑤3セクター
⑥高配当株
⑦小型株
※詳しくは、当サイトトップページも参照のこと。ここに法則群を載せている
実際に管理人は、これらの法則をなるべく満たす株ばかりを買っています。2020年4月までは運用成績がマイナスでしたが、これで今は+295万円になりました。
ですので最善とされる「株の長期投資」のなかでも更に、儲かる法則をいくつも使いましょう。
具体的な銘柄と買い方はこちらを参照下さい。
投資の教科書
管理人が参考にした本です。管理人の損を打ち消して、リターンを改善させてくれた素晴らしい本です。
【この本で学べる事】
●どうして株が最善の投資先といいきれるのか、実証例・根拠がこれでもかと書かれています。
●「株式の中で、最大限のリターンを出す法則」がこれでもかと書かれています。
●この本の法則(リターンをよりよくし・損を絶対しないための法則)を知れば本当に投資すべき会社・分野がわかります。一時の感情論・一般論ではなくありとあらゆる統計・比較によって導き出されています。
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