薬剤師をやっていると、どうしても対人関係に悩むことが多いですよね。
最近職場内に居場所が無い気がする。人間関係がなんだか辛い。でもきっと私が悪いんだよね?
管理人もそうでしたし、職場の同期や大学の友人も悩んでいましたので珍しくないとは思います。こんな風に悩まれる方のために、助言させていただきます。
【管理人の実際の体験談(薬剤師として)】
●大手調剤薬局チェーンで勤務・管理薬剤師を経験
●大手ドラッグストアで勤務・管理薬剤師を経験
(この時ドラッグストア・調剤単独店・調剤併設ドラッグ・漢方併設店すべてを経験)
●医薬品卸で派遣薬剤師を経験
(派遣先は6社7店舗に及ぶ)
●地方の小病院を経験(←2021年現在はココ)
そんな僕が、解説いたします。
【職種別】対人関係で悩みを溜めやすいやすいのは?
職種によって、対人関係の悩み方は違いますよ。あなたはため込みやすい環境の方ですか?一度考えてください。
ドラッグ ストア | 逃げ場無し。 数人しかいないスタッフと一日中一緒。 | ストレス 溜めやすい |
調剤薬局 | 逃げ場無し。 狭い調剤室で一日中過ごす為。 | ストレス 溜めやすい |
病院 | 逃げ場多数。 担当病棟・外来・手術室・検査室など | ストレス 溜めにくい |
製薬会社 MR | 逃げ場多数。 気分が載らないならコンビニで コーヒーも随時可能 | ストレス 溜めにくい |
製薬会社 研究室 | 逃げ場あり。 実験室・自分のデスク・出張など | ストレス 溜めにくい |
ストレスを溜めやすいのは調剤薬局・ドラッグストアです。店舗や調剤室から、逃げ場が有りませんから。
溜めにくいのは病院・MR・研究職です。いろいろな部署や場所に行く必要があるし、自分で業務を組み立てられるので息を抜くタイミングがあります。
勿論業務内容でのストレスは、業種によって全然違いますよ。
例えば調剤薬局だとこんなストレス。
ドラッグストアだとこんなストレス。
病因薬剤師だとこんなストレス。
・・・ですが病院だと「普段顔合わせないけど、緩く繋がってる他職種」がいて、ストレスのはけ口になってくれます。
【注意】総スカンを喰らってるのでは?
恥ずかしい話しなのですが管理人も喰らっていたと思いますので、よく分かります。
職場でなんとなく無視される。自分には世間話などはしてくれず、業務連絡やネチネチした注文しか話に来ない。陰でなんとなくクスクス笑われている気がする。
いわゆる総スカンですね。管理人は経験したのですが、これ本当につらいですよ。
こうなる前の予防策はかきました。なってしまった後は対処方法はただ一つ、「逃げる(転職する)」のみです。逃げる事恥ずかしい事ではありません、むしろその経験は役に立つんですよ!
(全く余談ですが、私は自分の結婚式の時、恋ダンスに大変お世話になりました)
【解決法】対人関係の悩みに耐える・克服する手段は?
じっさいに管理人が経験した、克服方法を書きます。
【人間関係の辛さに耐える方法】
①高給与であること(年収600万円いじょう)
②職場外でのコミュニティ(居場所)に参加している事
③転職先を見つけてしまう(ためらう必要ナシ)
まず①の高給与。
高給与であったなら、「苦しいけど、お金たくさんもらえるから頑張ろう」となれる人が多いはずです。あ、高給与というのは年収600万円以上の事ですからね。それ以下だったら職場がケチっていますよ。
次に②の職場外でのコミュニティ。
ネット社会である現代に感謝しましょう。趣味のあう友達なんてすぐできますよ。(2021年現在はコロナ禍で、リアルでは会えない場合が多いですが・・・)
例えばこんなの。
●スポーツ社会人サークル系
●お祭り・イベントのボランティア
●英会話教室
●消防団
例え職場で居場所がなくても、こういう所で会える人々は職場のアナタを知りません。ですのでまっさらな状態で、関係構築できますよ。職場で嫌な事があっても、気がまぎれますよ。
最後に奥の手、③転職先を見つけてしまう。
次に行く先があるってだけで、転職先が見つかっただけでも(実際に転職しなくても)気分は随分らくになります。
勿論、実際に転職してしまうのも大アリです。薬剤師のアナタは幸運です(そもそも薬剤師転職のサイトなので、このページ閲覧者は薬剤師でしょうが)。日本全国どこに行っても、職場はあります。いまの職場の近くでも、貴方の事を知らないほかの会社・病院の働き口が高確率であります。
転職に抵抗あるかもしれません。ですが大丈夫です。管理人の長い経験から、むしろ色々な職種・職場を知っている人間のほうが仕事では使えますよ。
【適当発言】どこに転職しても一緒だよ!
転職するとなると、上司に報告しますよね。相談したりもしますよね。そうするとこんな発言が返ってきませんか?
エリアマネジャー
環境かえたい気持ち解るよ。でも君はこの悩みも解決しずに転職すると、また転職先で同じ事起こるよ。どこに転職しても、一緒だと思うんだよね。
この言葉で、嫌な職場にしぶしぶとどまった方も多いはずです。
でもね・・・この「どこに行っても一緒だよ、転職しても変わらないよ」発言する人に限って、経験が浅いんですよね。なぜかみんな、調剤薬局しかしらない人だとか、一部店舗でしか勤務したことないひととか、そんな人ばっかりなんですよね。
そして管理人はこれをエリアマネージャーや薬局長に言われて、でも発言を無視して転職したのです。(=ストレス性十二指腸潰瘍を起こして仕事どころではなくなった為)
その結果は・・・大成功でした。幸せな今があります。だから思う事は、
一 緒 の ワ ケ な い だ ろ う !!
という事。じゃあどうして、(他の職場を知りもしないのに知ったかぶりで)どこ行っても一緒発言をしてしまうのでしょうか?
【どこ行っても一緒発言~その心理】
①薬剤師不足だから引き留めたい。
②薬剤師が自分の管轄から人間関係原因で止めると、上部に大目玉くらうから嫌
③他を知らないから話ができない(相談のれない自分はカッコ悪いからシャットアウトする口実)
・・・こんな所です。この話は僕の憶測ではなく実際に裏を2つも取っています。一つは後日学会であった元薬局長に「あの時話せなかった本音」として話してもらいました。もう一つはそれに友達も同じ目に遭っていて、その引き留めた上司もたまたま友達だったので聞けました。(お前知ったかぶりすんな、とたしなめましたが・・・)。
【結論】辛くなったら転職すればいい(むしろいいキッカケ)
人間関係がつらくなったら、転職です。本当にそれが一番いいです。
だけど上司たちが引き留める・どこ行っても一緒発言するんです。その本当の理由はもうお分かりですよね?この言葉が悩む人をより苦しめるんですよね。
そしてこれは、転職のいいきっかけですよ。だって転職せず一か所にいた人間の方が、融通がきかず使えないですからね。とくに定年後再雇用の時とか。
逃げるは恥でなく、役に立つ!
コメント