【管理人独断】長期投資におすすめの株銘柄(2021年3月末)

管理人は別ページで散々、「株式100%」「古い企業で」「長期投資」を勧めてきました(すべてシーゲル博士の理論を生かしています)。そこで・・・

悩む人
将来のお金が不安な人

バイ&ホールド(長期投資・買って放置)に向いた、おすすめの米国株は何がありますか?できればリターンのいい業種で、分散できるよう10個教えてほしいです。

と聞かれることがあります。では管理人が買って放置している(もしくは買い付け予定の)10銘柄を紹介させていただきます。(投資はもちろん自己責任の範囲で行ってください。こけたときの責任・悪口は受け付けません)

【この記事を書く管理人について】
●現役病院薬剤師。ヘルスケア株の生の情報を日常的に仕入れられる
●投資方法は現物の株のみ。それもバイ&ホールドのみ。
〇信用取引・FX・債券(ボンド)・貴金属には一切投資しない。損切せずただ買うのみのスタンス。
●投資歴10年、資産額1200万円程度
●2020年のリターンは+15%程度

こんな管理人が、解説いたします。

投資先に永続性が必要な理由

まず大前提ですが、利益を最大化したいのであれば、永続性ある株銘柄に投資すべきです。
ぞの理由は、長期のリターンが優れているためです。
例えばS&P500(米国時価総額ベスト500)の最初(1957年)の構成500銘柄の平均リターンは、新規加入した900銘柄平均リターンよりも優れている事が解っています。

これは「株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル著)」の「成長の罠を暴く」の章に載っている内容です。

【1957年当初の500銘柄>>新規1000銘柄のリターン??】
●当初の500銘柄の年次リターン11.40%、リスク16.08%
●一般的なS&P500銘柄の年次リターン10.85%、リスク17.02%
(こちらは新規1000銘柄のリターン・リスクが入ってくる。S&P500指数は時価総額ベスト500なので組み変わってくる)
この摩訶不思議な事実は、管理人が別ページにまとめておきました

<ここから解る事>
➡昔からある銘柄を、持ち続けた方がリターンが良い!
➡新規株は期待値の割にさほどリターン良くなく、しかもリスク高い!

そしてそれらの事実を金融学の権威・ジェレミー・シーゲル教授は「投資家に最大の利益をもたらすのは、会社の急成長ではなく永続である」と表現しています。

急成長した会社と言えば、今をときめくGAFAMやテスラのような株ですね。しかしそれらは未来永劫に続くテクノロジーとは限りません。おまけに現在は期待が高まって、凄まじいPBRです(GAFAMはどれも30を超えていてAmazonは130超えています、一方S&P500は26程度です。2020年現在)。

ではこういった急成長した新規銘柄のリターンが、どうして悪いのか。その理由もシーゲル教授が説明されています。新規銘柄は成長性も時価総額も(≒株価)、古い企業(当初のS&P500銘柄)を上回るペースで成長します。つまり投資家からの期待が集まりすぎて、最初からバブルのような状態になっているからです。1957年当時は革新的で高成長だったIBM株が、古くて低成長だったスタンダード・オイル社に投資成績でかなわなかった例も出されています。(シーゲル博士の本「株式投資の未来」で、成長の罠と呼ばれている現象です)

ですので長期目線でみると、昔から存在するタイプの(バブルになっていない)永続性ある会社に投資すべきです。今をときめく急成長したハイテク株ではなく、昔から存在し未来永劫にも存在しそうな会社に投資すべきです。

私は以上をクリアした、現在バブルになっていないが未来に消える可能性も低いと考えられる銘柄を10ほど、選びました。それが以下となります。

ノボノルディスク(NVO)

ノボ(NVO)は崩れないビジネスモデルで、バブル状態でもなく永続性もある銘柄です。

なぜなら80%を占めるインスリン製剤は、世界でも3社による寡占状態であるからです。

実際にノボ(NVO)、イーライリリー(LLY)、サノフィ(SNY)の御三家しか売っていません。これはどうしてかというと、インスリン製造が高コストなのに安価でしか売れないからです。例えばインスリンの「ノボラピッド注フレックスタッチ」は2500円程度ですが、これでも普通の人なら10日以上持ってしまい、月7500円程度で済みます(高額医薬品ではありません)。しかしインスリン製造には普通の医薬品とは異なって、大腸菌プラスミドにインスリン遺伝子を組み込み➡大腸菌培養(同時にインスリンも合成される)➡インスリンを抽出、というとても精密な流れを無菌化で慎重に(インスリンは高分子なので壊れやすい医薬品です)行わないといけません。それでインスリン程度の安い物しか作れないのなら、同じ手順で高額医薬品の分子標的薬を作りたいと考え、他社は入ってこれません。

それにインスリンは一度開始したら止められるものではなく、基本的に一生打ち続けます。またそのインスリン使用者は高齢化による糖尿病人口の増加・新興市場国の開拓による発掘でどんどん増えてきています。地球の人口増・高齢化・新規開拓が止まらない限りは安泰と考えられます。実際新興市場国であるインドでも、ノボ社(NVO)インスリン製剤を使用する患者さんは増えてきています。

NVO Annual Report2020 p18より引用

【雑談】
●写真は新興市場国・インドの1型糖尿病患者・ロシュニさんです。
2019年のアニュアルレポートでは、彼女の可愛らしい笑顔が表紙になっています。
●1型糖尿病の治療法といえばインスリン投与ですが、それがなければ・・・「飢餓療法」で血糖下げるしかありません。もちろんそんなもので満足に血糖降下などできず、栄養失調や糖尿病性ケトーシス・昏睡などでつぎつぎと亡くなっていく「不治の病」でした。
●新興市場国で売り上げ拡大しているノボ(NVO)は、この不治の病から救い続けているという事なんです。

またNVOの高収益率=独占性の裏付けです。

実際に40%を超す利益率を持っていますが、こんな高収益は他企業では見かけません。高収益で知られる製薬会社業界の利益率はだいた25%程度で合格ですからね。

NVOは売上ポートフォリオが分散できていないとされる
➡私の医療関係者の勘で、インスリン部門は非常に堅いのでそれはありません。(その堅さは上記記載済みです)

デンマーク株だから、配当金が半分しかもらえない
➡NVOは配当金でなく、自社株買いで貢献してくれるので問題なし。

ですので、崩れないビジネスモデルで、しかも(GAFAM等の様に)バブル加熱しにくいノボ(NVO)は長期保有に向いています。

★詳しくはコチラを★

【製薬株】ノボノルディスク(NVO)分析(21年03月)
世界第6位の製薬会社・ノボ・ノルディスク(銘柄ティッカー:NVO)について。●株(ファンド)の概要~そもそも何してるところ? >セクター11分類・細かな業種・ディフェンシブor中間or景気敏感セクター11分...

ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)

J&J(JNJ)はバブルしていない、買って放置に向いた「永続できる」会社と考えられます。

その理由の一つに、医薬品部門では高収益の新薬をつぎつぎと開発し続けているからです。

具体的には「ステラーラ」「レミケード」「イムブルビカ」といった、いわゆる分子標的薬剤とよばれる高額医薬品です。これらは2019年の医薬品別売上TOP20に入っていて、しかもステラーラ・イムブルビカに至っては特許切れしておらず増収続けています。もちろんそれ以外にも新薬を開発し続けております。

また別の理由として、医療機器メーカーとしても売上世界一を誇ります。世界一ということは、「同じものを安く大量に作れる」という事でもあります。コスパを求めていくと、JNJ製品に辿り着くというわけです。

勿論、懸念事項も沢山あります。主なところではこんな所でしょうか。

心血管系手術はコロナ禍では落ち込み、医療機器の消費は冷え込み
➡しかしそれは心臓手術の待機のせいで落ち込んだのであり、コロナ落ち着く事で急成長を見込め部分であります。

医薬品会社=訴訟リスクがあります(例:1兆円の賠償金に耐えられずバーデューファーマは破産しました)。ベビーパウダーの発がん物質混入・オピオイド濫用の片棒を担いだなどと訴訟のターゲットにもなっています
➡しかし売上規模は世界一で、分散もかなり効いています。それにJNJでないと作れない製品も多く、つぶせません。

以上を鑑みると、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)は長期保有に向く銘柄と考えられます。

★詳しくはコチラを★

【製薬株】ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)分析(21年03月)
世界4位の医薬品売上高をほこる超有名企業・ジョンソンエンドジョンソン(銘柄ティッカー:JNJ)について。医療用医薬品は売上4位ですが、時価総額はNo.1です。●株(ファンド)の概要~そもそも何してるところ?...

コカ・コーラ(KO)

コカ・コーラ(KO)は歴史が長く永続性あるビジネスモデルと考えられます。

なぜなら、2020年決算でも収益性が高いからです。

この会社の凄いところは、生活必需品セクターなのに25%も利益をとれる所です。一般的な企業なら10%取れれば合格ですから、結構高い数値です。※参考に利益率25%は製薬会社の平均値よりも上です!!

コカ・コーラの売上といえばスーパーやコンビニにならぶコーラを想像しますが、実はドリンクバー設備作り(濃縮液シロップ事業)も大きな収益部門です。例えば飲食店やホテルなどでのドリンクバー施設を作っています。コカ・コーラ1社であらゆる飲料を提供できています。

コカ・コーラ
スプライト
ジョージア
紅茶花伝
アクエリアス
綾鷹
からだ巡茶
いろはす

・・・ざっとこんなに有り、コカ・コーラのフリードリンクディスペンサー契約するだけであらゆる飲料が手に入る事がわかります。つまりもう他社は不要になります。このフリードリンク事業での囲い込みが、最近のコカ・コーラ売上の目玉になりつつあります。この(輸送費が安くつき一度に多種類販売できて高収益の)濃縮液・シロップ販売は、(輸送費が高くつく為低収益の)完成品販売よりも、力をいれている分野になります。

某ホテル コカ・コーラ社の自販機&サーバーより

写真左側は自販機で、こちらは「完成品販売」の事業です。右側はサーバーで、こちらは『原液シロップ販売』の事業です。コカ・コーラ(KO)は現在、輸送コストが安く収益率の高いサーバー事業を拡大していて、実際右側のようなサーバーが街角に増えてきていますよね。

【余談】
※管理人はスキーが趣味で毎年おなじスキー場に通うのですが、めいほうスキー場のゲレンデ中腹レストランに「コカ・コーラのサーバー」が出現してビックリしました。小さなサーバーのくせに「コーヒー」「紅茶」「ミルクティー」「100%果汁ジュース」「ウーロン茶」などかゆい物に手が届く品揃えでして、こんな所にもコカ・コーラ進出してきているのかと驚きました。

また長期投資をモットーにし、「好きな投資期間は永遠」を公言するバフェットの、主力銘柄でもあります。つまり「バフェット銘柄」ですね。それだけでも十分魅力的に映るはずです。

●世界的な健康志向で高収益コーラは売上低下気味
➡しかし健康志向製品やヘルスケア事業などに挑戦、早くも結果を残してきています。

●世界的な売り上げ低下あり
➡実はわざとです。意図的に低収益の完成品事業を縮小して、高収益の濃縮液・シロップ事業(=Concentrate business)を拡大させています。現に近年のコカ・コーラは売上減ですが利益率は大幅増ですからね。

実際に売上規模Concentrate business(濃縮液事業)(Global Venturesの一部)はこうなっている。利益率の推移もこう。

濃縮液・シロップ
事業売上(Million USD)
利益率
(%)
202018,58227.25%
201920,49927.06%
201819,89427.31%
201721.2%

売上落ちてるじゃんと思いがちですが、この濃縮液事業の主力はホテル・ファミレス等の「ヒトが集まる場所での売上」です。つまりコロナショックによる一時的な低下です。しかしそんな不利な売上でも、10%減で済んでしまうのでさすがです。

ですので世界の健康志向などを考慮しても、やはり(健康志向商品を多発できているので)太刀打ちできると考えられ、コカ・コーラ(KO)も長期保有に向きます。

イーライリリー(LLY)

イーライリリー(LLY)は永続性あるビジネスモデルといえます。

その理由の一つが、イーライリリー(LLY)インスリン御三家の一つであるからです。

例えばインスリン使用量は、世界的に伸び続けていますし、これからも確実に増大します。その理由は地球人口の増加・地球全体の高齢化・新興市場国での市場開拓などです。これは同じインスリン御三家であるノボノルディスク(NVO)と全く同じですね。

<余談>
●インスリンを世界初めて商品化したのはこのイーライリリー(LLY)です。ノボ(NVO)ではないです。
「アイレチン®」というインスリン注射で1922年発売していて、1回分注射するために豚の膵臓数百個必要とされました。また当時の注射針はとても太く、痛みをともなう物でした。

別の理由として、イーライリリー(LLY)は分子標的薬剤の抗がん剤強いからです。人口増大・高齢化でがん患者増加(=抗がん剤売上増大)は想像つくと思いますが、それに加えて医療の高度化で分子標的薬が浸透してきています。分子標的薬の凄いところは「平均余命を大幅に伸ばせる」「肉体的負担が少なく、使える回数が増やせる」というところです。2010年あたりから言われている「個人個人にあった医療」というのは、遺伝子検査してマッチした薬をつかいましょうという事で、まさに分子標的薬の出番なのです。

そしてその分子標的抗がん剤は、やはり売上増大してきています。イーライリリー(LLY)の抗がん剤売上は、2016年の3584(百万USD)➡2020年の4400(百万USD)という増大ぶりです。

●割高なのにオススメなの?
 > ビジネスモデル的に永続性あるし、GAFAMテスラのようにPER30超えではないので大丈夫。長期投与すればいずれリターン高まる。(株式投資の未来 p27株式ピーク時に投資した時のトータルリターン参照)

●製薬会社ならどこでもオススメじゃないか!
 > 製薬会社でもビジネスモデルの悪い製薬はオススメしていない。例えば新薬を作れなくなったファイザー(PFE)、一発当てて終わったギリアド(GILD)、呼吸器依存で患者数減少中のグラクソスミス(GSK)、借金まみれで新薬のない武田薬品(TAK)あたりはオススメできない。

以上を鑑みると、イーライリリー(LLY)は長期保持するのにおすすめです。買ったらノーメンテで保持していいと考えています。

★詳しくはコチラを★

【製薬株】イーライリリー(LLY)個別株分析(21年03月)
世界トップ10に入る製薬会社・イーライリリー(銘柄ティッカー:LLY)について。【この銘柄の概要】●1923年、世界で初めてインスリン製剤(アイレチン®)を発売(ノルディスク:ノボノルディスクの前身会社と同時)●インスリンのリリー...

ユニリーバ(UL)

ユニリーバ(UL)は未来永劫生き残る可能性が高いと考えられます。

その理由は世界シェアが高く、ブーム一過性でなく昔から未来も必要とされるものばかり作っているからです。

具体的な商品といえばシャンプー、化粧品、食品。たとえばこれですね。

Lipton紅茶ブランド
(世界最大)
ジフ洗剤
:研磨剤
ドメスト洗剤
:排水口掃除など
DOVEボディソープ
AXE男性化粧品
Mod’s Hairシャンプー・リンス
LUXシャンプー・リンス

どんな小さなスーパー・ドラッグストア・コンビニでも、ユニリーバ製品は置いてあるはずです。いずれも真新しいものではなく、当たり前の様に昔から存在しています。

また別の理由として欧州企業らしく「超長期目線」で考えています。

年次報告書にGHG(CO2含む)の排出の事まで書いていて、実際売上は右肩上がりなのにGHG排出は右肩下がりです。実はこれもユニリーバの経営戦略で、「ハイブリッド車導入」「車より鉄道輸送を選択」「事業活動の一元化」を行っています。また製品原材料の60%は、持続可能な農作物由来とできています。日本や米国企業でここまで未来永劫を考えている会社は少ないです。これだけの事を2021年のバイデン政権誕生よりずっとまえから続けています。

●最高収益部門の化粧品は不景気でコケたじゃん・・・
 > しかしいつも回復しています。化粧品部門全体の売上は35%程度(2019年)で、他のホームケア部門などで補えます。
●世界一じゃない・P&Gの半分程度じゃん・・・
 > もちろん世界最大のP&Gも永続的な会社と考えられます。どちらを保有してもいいと思いますが、世界的な「環境配慮トレンド」を考えるとはるかにユニリーバのほうが進んでいます。

ですのでユニリーバ(UL)は安心して長期保有できると考えられます。

★詳しくはコチラを★

【生活必需品】ユニリーバ(UL)個別株分析(21年04月)
世界第2位の一般消費財会社・ユニリーバ(銘柄ティッカー:ULについて。おそらくユニリーバときいてピンと来なくても、「せっけんのDove」「シャンプーのMods Hair」「ワックスのAXE」「紅茶のリプトン」などと...

メドトロニック(MDT)

メドトロニック(MDT)も長期投資に向いたオススメ銘柄です。

なぜなら主力であるペースメーカーの分野で強いためです。

そのペースメーカー使用者は高齢化・人口増でふえています。

あまりきかない会社ですよね。私は病院薬剤師ですが名前を全く聞きませんでした、某入院患者さんの「ペースメーカー電池交換時期」という電子カルテ記録をみるまでは。そこで臨床検査技師さんに聞くと、メドトロニック(MDT)の事を教えてもらいました。

●1950年代に、世界初の電池式ペースメーカーを発売
●2020年現在、シェアトップ。心臓ペースメーカーの世界シェア30%強を占める。

 

だからメドトロニック(MDT)はオススメできる。

バンガード・エネルギーセクターETF(VDE)

エネルギーセクターはETF(VDE)で指数ごと持つ事をオススメします。

エネルギーセクターをおすすめする理由は、1957年~2007年のリターンが12.87%と大きく平均(10.88%)を上回るからです。セクター比率は22%➡8%と急低下して斜陽産業扱いされますが、実はリターンでみるとはるかに上です。「みんなの思い込み≠実際」となっている恐ろしい例です。 

【1957年~2007年の50年リターン(GICSの11業種分類で見る)】
●エネルギーは12.87%の年次リタ―ン
●11セクターすべてを含むS&P500平均で10.88%の年次リターン
●50年間で拡大した情報技術・金融セクターは平均~下まわるリターンしかなかった
※「株式投資 第4章 ー第一部第4章、p57に記載」

※上に挙げた企業はヘルスケア・生活必需品に偏っているので、一切関係ないセクターとしてエネルギー業種を挙げました。

しかし、1社だけで持つ事は私個人的には恐ろしいと考えています。

なぜなら、エネルギーの会社は近年、新規参入➡急に破綻のリスク、古い企業でも大減配のリスク、があるからです。

前者の例として米国の某シェールガス企業はいきなり破綻し、紙屑になりました。

後者の例はロイヤルダッチシェル(RDS B)も2020年5月に減配して、大暴落を経験しています。エクソンなどの他エネルギー企業も、とても苦しい1年となり株価低迷しました。株価の落ち方もヘルスケア・生活必需品セクターでの「不調だった」会社の比ではなく、55%減なども普通でした。

以上を鑑みるとエネルギー株はETF(VDE)で持つことをお勧めします。精神衛生上「エネルギー業種がまるごと吹き飛ぶことはない」と気楽になれますし、1社破綻しても大丈夫ですからね。

AT&T(T)

AT&T(T)も長期保有に向いています。

情報インフラの会社であり、なくてはならない会社だからです。日本でいうNTTに近い。

実際に景気悪化・株価低迷しても売上を落としていません。この会社の属す「電気通信セクター」もディフェンシブ株の1種で、コロナ禍でもほとんど株価を落としていませんでした。

それにS&P500銘柄の、発足時構成銘柄でした。上位500社どころか、1957年当初は全米一の時価総額をもっていました。

この当初銘柄であることは結構重要です。それはシーゲル博士の分析で、S&P500発足時銘柄のリターン>その後S&P500に加入した1000銘柄のリターンと解っているためです。1957のS&P500発足時の銘柄で、最大の時価総額をもっていて、年率10.77%のリタ―ンを記録した(~2006年)

●S&P500から外れた!上位500社じゃなくなったって事は衰退産業だからじゃない?
 > これはじつに7社に分社化したためです。業績悪化ではないです。
●1957年当時に買っていても、S&P500外れたのならリターン悪いでしょ?
 > むしろリターン良好です。分社化した7社を均等所持することになり、2003年までで10.77%のリターンを手に入れていました。(市場平均10.83%よりちょっと劣りますが、その程度です)

AT&Tは長期保有向きの銘柄といえます。

メルク(MRK)

メルク(MRK)も長期保有向きです。

その理由の一つとして、新薬開発力にすぐれているからです。

例えばキイトルーダの様な分子標的抗がん剤も開発できています。このキイトルーダは2019年あたりにあのオプジーポ(超高額医薬品の代表例)の売上すらも抜かして、ベスト7に入りました。そのほかにも安全な睡眠薬・ベルソムラ®など、今も新薬で当て続けています。

別の理由といえばあれですが、あのバフェット銘柄でもあります(製薬ではほかにブリストル・アッヴィ・ファイザー)。

またさらなる理由として、ヘルスケアセクター・配当王という安定化要素を持っています。

なぜ安定するかというとヘルスケアセクターは成長性いちばん高い業種だからです。しかも製薬企業は上位企業名がほとんど変わらない安定性をもっています(リーマンショック前の2007年➡2019年で上位企業名が殆ど変わらない)。おまけに配当王という事で、減配リスクは低い。

●PBR割高にみえるけど?
 > 製薬企業はこんなものです。

以上を鑑みると、メルク(MRK)は長期保有に向いています。

★詳しくはコチラを★

【製薬株】メルク&カンパニー(MRK)個別株分析(21年03月)
世界第4位の製薬会社・メルク&カンパニー(銘柄ティッカー:MRK)について。創業は古く1891年で、130年の歴史を持ちます。S&P500採用銘柄で1957年の発足時から採用銘柄でありつづけています。●株(...

あと一銘柄は「バークシャー・ハサウェイ(BRK B)」です。

【もしも投資できたなら】
●ロシュ(RHHBY)を購入したいです。製薬企業で世界一の売上のスイスADR株です。成長性は平均以上ですし、売上分散性も凄いです。しかしマネックス証券でさえも投資できません。(私も読者さんに指摘されるまで気が付きませんでした)

【有名だけど】
●ファイザー(PFE)は100年以上の歴史をもち、「古い企業」ではあります。が、近年の透明性に欠けるアニュアルレポート、新薬のなさ、コロナワクチンの有効性へのギモンから、安心してもてる類ではありません。その分割安ですが、バクチ要素の強い銘柄です。

参考にした本

【この本で学べる事】
●『買って放置だけど、リターンは最大に伸ばしたい』そんなワガママをかなえてくれる答え・法則がこれでもかと載っています。
●この本の法則を知れば本当に投資すべき会社・分野がわかります。一時の感情論・一般論ではなくありとあらゆる統計・比較によって導き出されています。
●どうして今をときめくハイテク株に投資すべきではないか。逆に昔から存在する株を長期保有するとどれだけ素晴らしいのか。意外な事実もわかります。
●経済の切り口から、思わぬ雑学も身につきます。紙の発明と文明水準。紙を失って衰退した中国と紙を得て発展したヨーロッパの話。

管理人オススメの証券会社

【マネックス証券】
●米国株の買い付け手数料が業界最安値クラス(0.45%、SBIや楽天証券も同じ)
●米国株の取扱数が4000超えで、業界最多(SBIも4000超えだがARCCがダメなど穴多い、楽天証券は少ない)
●唯一、「配当金再投資」を自動でできる会社
●最強の投資信託・「eMaxis Slim 米国株(S&P500)」の信託手数料が業界最安値(0.0968%)
●投資信託のポイントバックが、永続的である(0.03%/月ごと、所持する限りずっと)

【楽天証券】
●米国株の買い付け手数料が業界最安値(0.45%)
●米国株の取扱数1500弱もあり、十分多い(さすがにマネックスには適わない)
●操作画面・総資産画面が見やすい
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●投資信託のポイントバックが高く、楽天ポイントは汎用性高い(1%/クレカ積立買付時)

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コメント

  1. しげる より:

    ここにBMYが入っていない原因を教えてください!

    • 茶助 より:

      現在は財政が不安だからです。私のなかでの上位10社ではないからです。もっとも60株をロングホールドしていますが・・・

      • しげる より:

        現在BMYに投資するか迷いに迷っていまして…

        バフェットの投資でBMYを知り、このブログにたどり着きました。
        いいブログなので応援しています。
        返信ありがとうございました。

        • 茶助 より:

          バフェット氏が買ったってだけで僕は興味津々です。
          この3月に19株ほど買い増しした位なので、いい投資先だと思っていますよ。永続性はJNJやLLYが上だと思いますが、今の割安さでいい商品扱っているのはBMYが一番じゃないですかね。
          応援どうもありがとうございます!

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