スキー(スノーボード)されてる方は、こんな事を想うのではないでしょうか?(というかかつての私がそうでした)
朝の営業時間前に来たのに、一番近くの駐車場がもう埋まってる。うらやましい!でも車中泊は怖いからできない・・・
イチバン近くの駐車場というのは、スキー場入口すぐそばだったり、トイレ近くだったり、細い道の先じゃないで安い場所。そういう「みんなが停めたい」場所は夜明けにはすでに埋まってしまってるのです。
こんな風に駐車場ひとつとってもずいぶん違う、車中泊と通い。それを整理してみます。
車中泊(スキー場前泊) VS 通いスキー
車中泊(スキー場前泊)だと、メリットデメリットが随分ちがいます。
車中泊 スキー | 通い スキー | |
駐車場 | ◎ベストポジション を選べる | (朝頑張っても) ちょっと遠い |
出発時間 | ◎ゆっくりでOK (ゆっくり寝られる) | 夜明け前になるので とても早い(=ネムイ) |
途中道路 | ◎混まない 一番寒い時間ではない | スキー場近くで劇混み 一番寒い時間の移動で危険 |
駐車場代 | (入口清算なら) ◎かからない | ×絶対かかる |
寝具 | ×マットレス・寝袋 など必要 | 〇いらない |
食事 | △翌日の朝食・昼食 が必要 | △翌日の朝食・昼食 が必要 |
車の改造 | ×必要 | ◎不要 |
お風呂 セット | △不要 | △不要 |
寝てる時 の危険性 | ×極寒の中車で寝る ➡車の防寒仕様・寝具 が必要に。危険性高い | ◎暖かい家で寝る |
スキーを車中泊(前泊)でするか、通いでするかの違いはこんな感じでまとめられます。
意外と同じなのは「食事」「お風呂」で、どちらも同じです。
車中泊の場合の食事は、夕食食べて風呂入ってから出発すればいいので不要なんです。でも通いスキーの場合、朝食たべてから出発したのでは遅すぎます。かといって運転しながら食べるのも良くないです(滑る雪道ですから)。そうなると朝食は持っていくことになりますので、結局同じなんです。
お風呂も車中泊の場合入ってから出発すればいいので、問題ありません。
そうすると、車中泊のデメリットは「車の改造」「寝具」「寝てる時の危険性」の問題です。ですがよく考えてほしいのですが、デメリットばかりでもありません。いざというときの備えになりますよね。いざって時は、地震などで被災した時。例えばあの東日本大震災は、雪の舞う3月11日に発生しています。家を失って車一つで避難し、車中泊となった人間も少なくありません。外は雪が舞う中で。そんなとき、車が防寒改造されていて、寝具があったらどうでしょうか?
ですので車中泊のデメリットは、裏を返せば防災の備えなのです。他はメリットが多く、食わず嫌いな方が多いのではと思います。
あと一つの「寝てる時の危険性」だけが、純然たるデメリットです。ただでさえ寒いスキー場で、一番さむい夜明け前をフルで過ごすので本当に寒いですよ。でもここさえクリアできれば、大丈夫なのです。
じゃあ次からは、上の表の項目(駐車場・出発時間・途中道路・駐車場代・寝具・車の改造・食事)について説明します。
駐車場・出発時間について
例として、家から2時間かかるスキー場に行くとします。そうすると、こんな感じになると思います。
車中泊スキー | 通いスキー | |
前日 まで | スキー用品一式・ 寝具・バッテリー・ 車中食を積んでおく | スキー用品一式・ を積んでおく |
前日 19:00 | 夕食・風呂済ませ 出発 | ー |
道中 | 道中ガラガラ そこまで寒い時間でない | ー |
21:00 | スキー場到着 駐車場所は選び放題 駐車場代たいてい0円 | ー |
車を寝れる状態にする | ー | |
22:00 | 就寝 極寒の中車中泊 (車に改造等必要) | 就寝 暖かくねられる |
05:00 | ー | 起床 急いで準備 |
05:30 | 就寝中 | スキー場へ出発 |
道中 | 06:30頃? ゆっくり起きて朝食 | 道中混雑でノロノロ 一番寒く凍る時間帯 |
07:30 | トイレ・着替え | 到着 駐車場所は遠い 駐車場代支払い 朝食・トイレ・着替え |
08:00 | ※チケット購入 滑り始める | ※チケット購入 滑りはじめる |
スケジュールつくると、こんなに違ってくるわけです。
もちろん通いスキーで、5時起きがイヤなら遅くてもいいです。でもそうすると、さらに道中混雑しますし、下手したら駐車場がない場合もあります。それに午後しか滑れなくなったりします。午後だけでOKという方ならアリだと思いますが・・。
比較を見ての通り、寝てる時の極寒にさえ耐えられれば、案外コスパよくてお得な車中泊といえます。
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