まとまったお金が有るので、今月から株式投資を始めたい。どんな買い方が手堅くてオススメですか?
では、管理人独断の株式投資の始め方を書きます。いろいろな実証済み理論(ジェレミー・シーゲル博士が米国市場をすべて統計とってみつけた法則群)をふんだんに組み込んで、今月の銘柄を選びます。
株式投資:管理人おすすめの始め方はこれ
もし管理人が、今月5000USD(55万円くらい)を手にしていたらする買い方です。
戦略名 | ティッカー | 銘柄名 | セクター | 投資割合 | 投資額 | 配当 利回り | 配当金 |
3セクター | NVO | ノボ・ ノルディスク | ヘルスケア | 0.05 | 250 | 0.0191 | 4.775 |
3セクター | BMY | ブリストルマイヤーズ ・スクイブ | ヘルスケア | 0.05 | 250 | 0.0308 | 7.7 |
3セクター | GSK | グラクソスミス・ クライン | ヘルスケア | 0.05 | 250 | 0.056 | 14 |
3セクター | GILD | ギリアド | ヘルスケア | 0.05 | 250 | 0.0421 | 10.525 |
3セクター | BTI | ブリティシュアメリカン ・タバコ | 生活必需品 | 0.1 | 500 | 0.0766 | 38.3 |
3セクター | UL | ユニリーバ | 生活必需品 | 0.05 | 250 | 0.0355 | 8.875 |
3セクター | VDE | バンガード・ エネルギーセクターETF | エネルギー | 0.1 | 500 | 0.0353 | 17.65 |
低PER株 | AFL | アフラック | 金融 | 0.05 | 250 | 0.0242 | 6.05 |
生き残り株 | KO | コカ・コーラ | 生活必需品 | 0.05 | 250 | 0.0308 | 7.7 |
生き残り株 | PEP | ペプシコ・インク | 生活必需品 | 0.05 | 250 | 0.028 | 7 |
高配当株 | XOM | エクソン・モービル | エネルギー | 0.05 | 250 | 0.0591 | 14.775 |
高配当株 | T | AT&T | 電気通信 | 0.05 | 250 | 0.066 | 16.5 |
バリュー株 | BRK B | バークシャー・ ハサウェイ | 金融 | 0.1 | 500 | 0 | 0 |
(待機枠) | ー | ー | ー | 0.2 | 1000 | 0 | 0 |
こんな風に買います。
これだけ分散して配当金は153.85USD、配当利回りは3.08%となります。ここには記載していませんが、PERはどれも低めです。
ちなみに(待機枠)は現金保持する枠。ここは株価低下トレンドになったら、割安株を漁るために残しておきます。例えば「ARCC」「JNJ」「BRK B」です。
なおセクター(業種)の内訳はこの通り。
金融15%になっていますが、10%はバークシャーハサウェイでして、ここは金融というより、バフェット氏作のバリュー株ファンドといえます。なので純然たる金融はわずか5%です。ほかをみると、見事にヘルスケア・生活必需品・エネルギーとなっています。
セクター分散が偏りすぎといわれそうですが、わざとです。11セクターをやみくもに全部買う必要はなく、この3セクターで成長性を確保したうえで、景気減速時のリスクをとれますから心配なしです(原油高でエネルギーセクターだけ高利益、他セクターはみんな利益低下など)。
買い方のポイントは?
まず、今月は投資開始するタイミングとして悪いです。
PERが高すぎるからです。株高(S&P指数の過去最高更新)自体はいいのですが、それが実績・利益を伴っていない事が問題なんです。
文字数が多くて恐縮ですが、こちらに詳しく書かせていただきました。
次に、これは「長期投資」です。
短期間で株価低迷しても損切りなどはしません。配当金はすべて、再投資に回します。理由はこれです。
戦略名:3セクターとは?
ジェレミー・シーゲル博士の提唱する「ヘルスケア」「生活必需品」「エネルギー」の3セクターのことです。
詳しくはこちらです。
有望な3セクターのなかから、優良と思われる株を選んでいます。
戦略名:低PER・生き残り株・バリュー株とは?
すべて「割安株(バリュエーションが低い株)」といわれています。
【低PER株の選定条件】
●連続増配5年以上の株から
●S&P500に該当する銘柄で
●PERが低い銘柄
低PER株は、今回はアフラックを選んでいます。
なぜ低PERに拘るか理由はこちらです。
【生き残り株】
●S&P500に該当する銘柄で、
●S&P発足当時1957年から生き残り続けている銘柄
●なるべく昔から、同じ商品を売り続けている(シーゲル博士曰く「時に裏打ちされた銘柄」)
※同じ商品を売れる=研究開発費が低い為、利益率が高い。売り上げ予測が立てやすく安定。期待をかき集めないので、平均してPERが低い。
生残り株は、今回はコカ・コーラ(KO)とペプシコ(PEP)を選んでいます。もちろん昔から同じ商品を売り続けていて、知名度抜群=安心感・無名ブランドより多少高くても買われる=利益率が高い、というわけです。
なぜ生き残り株に拘るのか理由はこちらです。
【バリュー株】
●バークシャー・ハサウェイ B株 で固定
BRK Bで固定です。年率リターン20%を超える銘柄です。
戦略名:高配当株とは?
配当金4%以上の株を狙います。S&P500採用銘柄で。出来れば連続増配の長い配当貴族を狙います。高配当を狙う理由・連続増配の長い株を狙う理由はこちらです。
今回は「エクソンモービル(XOM)」と「AT&T(T)」を選びました。たまたまですがこれらはs&P500発足当時からの銘柄でして、かつて時価総額世界一を記録し、なおかつ株価低迷で高配当化したことまで一致しています。2021年は赤字なのも一致です。
戦略名:待機枠とは?
これは買わずに現金保持するという事です。今月20%も現金保持するのは、実績PER39.7と凄い高さ、つまり割高だから嫌なのです。上記銘柄は「バブルな今でも、比較的マシなPER」だから買うだけ。もし恐怖指数(VIX)が高くなった時(自動的にPERも下がる)、仕込む銘柄の為に残すんです。
【VIX上昇したら買う銘柄】
●ARCC
●JNJ
●NVO(買い増し)
またS&P500全体の実績PERが25を切ったら、10%はS&P500で積み立て開始する予定です。
・・・以上、私であればこんな買い方をします。
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