パソコン改良:新SSDへデータ移行する方法

パソコンお得技
大改造した管理人のレッツノートSZ-5

旧SSDやHDD➡新SSDへのデータ移行は、するメリットがいくつもあります。

【新SSDへデータ移行するメリット】
●HDDには3年・SSDには5年の寿命があるため
 ※普通に使えるけど段々データが破損していきます。例えば写真や動画ファイルが存在するのに「!破損していて開けません」などとでるやつです
●(HDDの場合)衝撃でデータ破損するし、起動がうるさくて遅い
 ※HDDはディスクを物理的に回転させるのでうるさいです。しかも遅い。
●年々必要データ量がふえていくから(動画の種類も増えているし4K・8Kのような超重たいデータも増えている。システムデータ量も年々増えてきている)

・・・実は全部管理人のお悩みでした。せっかくの子供写真が突然「データ破損で見れません」といわれてショックでした(一応ブルーレイのM-DISCでバックアップしていたのに救われましたが)。

それに、たった256GBのパソコン内ストレージは直ぐいっぱいになるので頼りないです(iPhoneのバックアップもパソコン上なのでデータを喰う)。子供の発表会動画など入れるとあっという間になくなります。

この少なさのせいで、データ整理に時間をとられるしBlu-rayへのデータ書き込みもはかどらない(注:私はパソコンのドライブをBlu-ray対応のに取り換えています)。Blu-rayに書き込む時は100GBの空き容量がないとうまく書き込めません(Blu-ray XLだと1枚100GBまで焼けます。当然100GBのストレージ空きが必要なのです)。256GBのうち実質156GB以下しか使えないのでは話にならない。

ということで、1TBのSSDに取り換えることを思いついたのです。全部で数時間かかる作業でした。

【手順:バックアップ用の道具をそろえる】

●SSDの細分類(全部でこれだけの種類のSSDがあります)

<サイズ><サイズ2><接続形式>1TB
オススメ
製品
2TB
オススメ
製品
4TB
オススメ
製品
1.8インチMicro SATA形式のみ
2.5インチSATA形式のみ1TBのSSD
\8600
2TBのSSD
\20700
4TBのSSD
\42900
mSATAMini SATA形式のみ
m.22242
(横22㎜縦42㎜)
SATA形式
PCIe形式
2280
(横22㎜縦42㎜)
SATA形式1TBのSSD
\7390
2TBのSSD
\13900
PCIe形式1TBのSSD
\8290
2TBのSSD
\19700

●通信速度的には表の下の方が新しくて早いです。最速はM.2で2280サイズのPCIe形式のSSDです。これだと2.0Gbpsの読み込み速度で超高速です。ちなみにSATA形式となると0.5Gbpsの読み込み速度にダウンします。ただし消費電力や発熱性も高く、さらには見ての通り高価です。SATA形式といえども十分早く、SSDにしてはかなり安価なのでコスパがいいです。

※もしお使いPCのストレージがSSDでなくHDDの場合・・・2.5インチSSDが互換となります。HDDの接続形式はすべて「SATA形式」なので、2.5インチかつSATA接続形式のSSDを選べばよいです。

【使ってるPCのストレージ種類と、使えるSSD】
●使ってるPCストレージがHDD➡2.5インチSSDが使える
●使ってるPCストレージが2.5インチSSD➡2.5インチSSDが使える(同じもの)
●使ってるPCストレージがM.2のSSD➡長さが同じ・かつ接続形式が(SATA形式なのかPCIe形式なのか)同じSSDにかぎり使える。
※つまりM.2 SSDの場合だけより細かくみないといけなくて、メンドウです。

適合するSSDの種類が解った所で、今度はSSDの選び方を書いてみます。

【SSDの選び方】
●(上記の通り)適合するタイプのSSDであること
耐用年数が長い事(保証期間が長い方が寿命も長い)
私は「5年保証」のついたSSDばかり紹介させていただきました。実はどれも私が使っており、2.5インチSSDはCrucialの1TBモデルを外付けドライブとして、M.2 SATA形式SSDはWINTENの1TBモデルを内蔵ストレージと交換して、使っています。(実際にWINTENのSSDに交換した図を載せてます)

使ってるPCのストレージの確認方法

●まず使ってるパソコンがHDDかSSDかを確認しておきます。

これでHDDかSSDかがチェックできました。(この場合だとSSDですね)

(SSDの場合)接続規格がSATA形式かPCIeかを確認する

この例で行くと、WT-M.2-1TB という型番が判明しました。

これで検索すると、M.2サイズのSSDで、接続形式がSATAであることが判明します。

●SSDのUSBアダプタ

これは新しいSSDに適合するアダプタを買えばOKです。

●工具(たいていSSDについています)

【手順:新しいSSDにデータ移行】

●(パソコン内部に刺さってる)古いSSD➡(USB端子でパソコン外から接続する)新しいSSDにデータを複写します(通称:クローニング)。そのクローニングのためには、専用のソフトが必要です。

私のオススメ(私実践の方法)は、この専用ソフトです。

Macrium Reflect」・・・無料。ですがクローニングするには十分なスペックです。

【HDD/SSDのクローニングソフト】
Macrium Reflect:MGR形式・GPT形式とも無料でクローニング。ただしすべて英語でメンドウ。
●Samsung Data Migration:クローン先のデバイスがSamsung 社製に限定される。それでならMGR形式・GPT形式とも無料でクローニング。
●AOMEI Backupper:MBR形式のみ無料クローニング。ただし今時SSDはすべてGPT方式なので使えない。有料版でならGPT形式も可能だが・・
×EaseUS ToDo Backup:月額1780円を払わないとクローニングできない。昔は無料クローニングできていた。世界で一番有名なクローニングソフト。

【データクローニングの手順】

●Macrium Reflectをダウンロード(注!)

 Macrium Reflect にアクセス。下記画面がでる。

 ここで、Download free trialを選択する

そのままインストールする

そのまま次へですすめる

同意しますをおして「次へ」

ライセンスキーは不要。30日トライアルに✔し「次へ」

これも無視して「次へ」

ここは適当に✔して「次へ」(ショートカットはあった方がいい)

するとインストールが始まり、緑のバーが伸びていく。

これでセットアップ完了。使えます。

・・・これで、Macrium Reflectのインストールが完了しました!

●新しいSSDをSSDアダプタに装着

【その前に用意するもの】
●新しいSSD
 ※パソコンの接続端子に対応したものでないとダメ。
●SSDをUSB接続するためのアダプタ

SSDアダプターに、新しいSSDを装着する

新しいSSDはこれでUSB端子接続できるようになりました。つまり新しいSSDを、外から差し込めるようになりました。

しかし、ただ差し込むだけでは使えません。次の「初期化」が必要になります・

●新しいSSDを初期化(フォーマット)する(注!)

<やり方1>

Windowsマークを右クリックし、ディスクの管理をクリック

・・・しかしここでクリックしても、画面が切り替わらない事が有ります(私はそうでした)。

そこで、<方法②>を紹介いたします。

<方法②>

コントロールパネル画面の「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」をクリック

新しいSSDを右クリックし、GPT形式で初期化する

シンプルボリュームの割り当てする

あとは「次へ」を連打する

割り当て完了=これからクローニングを受け入れられます

●Macrium Reflectを起動し、新しいSSDにクローニングする(注!)

まずMacrium Reflectを起動。「ディスクのクローン作製」をクリック

クローンを作成するディスクの選択

PCに元々あるディスクを選んでクローン元にする

クローニング先のディスクを選択する

クローニングの仕方に注意。ストレージとなるWindows(C)を、一番右端にもってくる

右端にあまった未使用部分ができる。「拡張」おすことで一番右端のWindows(C)が用量ふえる。

 ※拡張できるのは一番右端の部分だけ。だから右端にWindows(C)をもってきてます

この状態で次へ。

クローニングのスケジュールを設定する。(勿論いますぐでもOK)

この画面がでれば、うまくクローニング開始できてます

この画面で完了となります。

●実際にPC内のSSDを取り換える

新しいSSDをアダプタから出す

パソコンのSSDを取り出すため、底板を外す

パソコン基盤が露出。基盤にのってるSSDを外す。

引き抜き方は①固定ネジ(1か所、図ではSSDの左端にあります)をはずす、②25度の角度で引き抜く

新しいSSDをセットする。(USBアダプタに装着したときと同じです)

新しいSSDの金属端子が見えなくなるまで挿入

逆の順番でパソコン底板を取り付け直して終了

・・・これで起動すると、新しいSSDでパソコンを使えます。

以上となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました