投資はじめたての初心者だけど、投資信託の積立だけでは伸びない気がする。他に手堅くていい方法があったら教えてください。
では、管理人独断の株式投資の始め方を書きます。いろいろな実証済み理論(ジェレミー・シーゲル博士が米国市場をすべて統計とってみつけた法則群)をふんだんに組み込んで、永久保持に向いた株ばかりを集めました。
●株価だとか割安性だとか、一切知らないし勉強する気も無い
●忙しいから証券会社の画面見る暇ない
・・・こんなものぐさな方でもできる方法です。というか最近の私が、こうなりつつあります。
はじめに~迷ったらS&P500投資信託の積立がいちばん!
ぶっちゃけた話をすると、初心者のうちから個別銘柄を買いたくなる理由は「せっかくだから、個別株を買ってみたい」「真新しい業種に投資すればたいてい伸びるだろうから、話題の真新しい会社の株が欲しい」・・こんな所ですよね。私もそうでしたし、私をみて投資をはじめた同僚たちもみんなそんな感じでした。みんな「電気自動車」「全固形電池」「クリーンエネルギー」「コロナワクチン」といった株ばかりに目が向いていましたからね。そういう会社の個別銘柄を捜していましたよ。(いずれ投資初心者がやっている失敗と対策を、記事にしようかな)
そんな所でイキナリ話の腰を折ってすいませんが・・・よほどの事が無い限りは、S&P500の投資信託を買った方がいいですよ(やっぱり、と言われそうですが)。
その理由ですが、ここでは語り尽くせません。別記事にまとめておきましたので、参照して下さい。
・・・それでも他の方法を使って、更なるリターンを狙いたいのなら次へ進んでください。(これまでの歴史上リタ―ンの良かった方法を詰め込んだだけなので、必ずもうかるとは保証できません。悪しからず。)
株式投資:管理人おすすめの始め方はこれだ!(スタート時点)
管理人が今から株式投資を開始するとして、買う方法を載せます。
戦略 | 銘柄名 | セクター | 投資割合 | 投資額 | 配当 利回り | 配当金 | 10年リターン |
3セクター | VHT | ヘルスケア | 0.1667 | 833.5 | 1.21% | 10.08535 | 15.5% |
3セクター | VDC | 生活必需品 | 0.1667 | 833.5 | 2.52% | 21.0042 | 10.4% |
3セクター | VDE | エネルギー | 0.1667 | 833.5 | 3.42% | 28.5057 | -1.5% |
高配当 | SPYD | ー | 0.1667 | 833.5 | 5.48% | 45.6758 | 14.1% |
低PER | VYM | ー | 0.1667 | 833.5 | 2.82% | 23.5047 | 14.9% |
バリュー株 | BRK B | 金融 | 0.1667 | 833.5 | 0.00% | 0 | 14.2% |
全体合計 | 合計 | ー | 1.0002 | 5001 | 1.99% | 96.5625 | ー |
こんな風に買います。買い方はETF5つとBRK Bの計6つに、均等投資するだけです。もちろんピッタリ833.5ドルを投資なんてできませんから、それに近い株数を買えばいいです。スタート時点でやることはこれだけです。
・・・疑問がわくかと思います。「買った後はどうするの?」「そもそもETFって何?」「5つのETFの意味は?」「買ったあとどうするの?」「そもそも、VDEは損してるのに買わせるの?」・・・。これ、後ほどお答えいたします。
株式投資:管理人おすすめの買った後はこうです
管理人は「NISA枠でない部分」はマネックス証券での購入をおすすめしています。それは、唯一「配当金自動再投資サービス」があるからです。これが超優秀なんです。配当金は再投資していく場合、(再投資しなかった場合に比べ)時間がたつほどにオトクなのです。だから自動で、配当金がでた瞬間に再投資してくれるマネックスさんは、神ですよ。
どれだけオトクなのか、具体的なやり方は、やりだしたらどんな未来になるのか・・。こちらにまとめました。
そもそもETFって何?
【ETFをめっちゃ勧めてくるけどそもそも何?】
※以下すべて管理人なりの解釈です。大筋当たっているはずです。
●上場投資信託の事をさします。投資先の分散性は投資信託と同じなのですが、投資のタイムリー性では個別銘柄と同じです。
(だから倒産➡紙屑になりにくい投資信託を、自分が欲しいと思ったタイミングで買える)
●ETFは投資信託=テーマに沿った銘柄の集まりです。
(例:VDEというETFのテーマは、米国エネルギー業種全体へ分散投資です。もちろん日本の投資信託で同コンセプトかつ低手数料(年間0.10%)で投資できるものは存在しません。ほかのETFも同様です。)
●また米国株へ分散投資しようとすると、投資信託よりもETFの方がはるかに選択肢が多く、しかも管理費用も安いです。
・・・ETFは各テーマに対しての分散がきいた投資方法で、安全性がとても優秀です。管理人の紹介するそれぞれのETFのテーマは
VHT | ヘルスケア業種全体に分散投資する ※一般向け医薬品・医療用医薬品・手術機器 ・介護用品・ヘルスケア関連施設など |
VDC | 生活必需品業種全体に分散投資する ※洗剤・歯磨き粉・飲料水・食品・ スーパーマーケットなど |
VDE | エネルギー業種全体に分散投資する ※原油の探索・抽出・精製・輸送など |
SPYD | 米国主要500社(S&P500)のなかで、 配当上位約80社に分散投資する |
VYM | 米国市場全体(上場銘柄5700以上あります) のなかで高配当とされる約400社に分散投資 ※結果的にかなりの低PER株揃いになってる |
ザックリ一言でいうとこんな感じです。ひとくちにETFといってもテーマがあることが解ります。
戦略名:3セクターとは?
ジェレミー・シーゲル博士の提唱する「ヘルスケア」「生活必需品」「エネルギー」の3セクターのことです。
詳しくはこちらです。
この通り、この3セクターはリターン上位3業種なだけではありません。「値動きの上下が大きい分、格安時に仕込んでリターンを伸ばせる」「他業種と連動せず逆の値動きする」エネルギーが加わることでいい働きをしてくれます。
戦略名:高配当株とは?
株価の割に、配当金を沢山くれる株の事です。だいたい配当利回り3.5~4%超えで「高配当」と呼ばれるようです。
高配当を狙う理由はこちらです。※やはり管理人の主観ではなく、50年の歴史から解った法則です。
この高配当株として大変優秀なのが「SPYD」です。市場平均をおおきく上回る成績を残し続けてきました。
※高配当株ファンドである、SPYDについて詳しくはこちら
戦略名:低PER株とは?
低PERというのは、PER(株価÷一株あたりの利益額)が低い事をさします。つまり稼げている割には株価が安い、過小評価されている株の事です。
じゃあなぜ低PERに拘るか、理由はこちらです。読んでもらうとわかりますが、うっかり高PER株をつかむとどれだけ大変か解っていただけるはずです。※管理人の主観は入れていなく、すべて50年間の歴史から解った法則です。
低PERが自動的に集まるファンドといえばVYMです。割安株ばかりを400も集めてくれるので、優秀なパフォーマンスを残してくれました。すでに割安なぶん、バブルがはじける心配もありません。これを加える事で安全性が高まります。
※低PERのファンドである、VYMについて詳しくはこちら
米国株投資家は必読?上記の各戦略が載ってる本
アメリカ金融学の権威である、ジェレミー・シーゲル博士の超有名な著書です。世の中いろいろな投資本が出ていますが、この本の2003年当時の理論はいまでも使える上、「すべての銘柄を調べた」という信頼性・再現性は他の本にはありません。ここには感情論や推測の意見はなく、すべて検証に基づいて解った法則・傾向です。
【こんな方はチェック】
●S&P500指数以上のリターンを出したい
●米国の個別株を買いたい
●無用な損切でお金失いたくない
●新しい銘柄を買って、いつまでたっても儲からない
●そもそも自分の投資スタイルが正しいのか解らない
●株だけじゃ不安。国債・債券・金・貯金・信用取引は必要か解らない!
・・・というか私がこの本に出合う前、うっかりIPO株(UBERなど)に手出ししたり、持っていた石油株・銀行株(BDS B、HSBC、WBKなどでいずれもー55%の状態だった)を「世間一般にいわれる損切ルール」とやらで2020年4月に売ってしまい、大損失(ー40万です!)をだして後悔しました(私最大の失敗です)。この本を持っていたら損切したWBKやRDS BやHSBCを、損切せず買い増ししたのになぁと思ったものです。これを読んでたら歴史を理解して、自信をもって安い時にナンピンできていたのにね。
今から投資開始なら、口座をこう使い分けます
管理人は現在メイン証券は楽天証券です(愛用しています)。が、今から投資スタートするならSBI証券×マネックス証券の2口座使いをします。(ちなみに管理人は3社とも口座所持し、全部に金融商品もっています。SBIはシーゲル理論知る前の状態なのでボロボロですが)
SBI証券
NISA,つみたてNISA枠はSBI証券を使って投資します。
【SBI証券の良いところ】
①S&P500連動の投資信託の管理手数料が、日本最安値。
※SBI・V・S&P500という商品で、年0.0938%は最安値です。➡つみたてNISA最強銘柄
②S&P500を上回る投資信託の管理手数料が、断トツの日本最安値
※SBI・V・米国高配当株式という商品で、年0.12%はダントツの安さです。➡普通NISA(の積立部分の)最強銘柄
投資信託を比較するとこんな感じです。
<S&P500連動の投資信託>
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
S&P500 連動投資信託 | SBI・V・S&P500 | eMaxis Slim米国株式(S&P500) | |
上記の年管理コスト | 0.0938% | 0.0968% | |
上記の購入 ・売却手数料 | なし | なし | なし |
NISA | 対象 | 対象 | 対象 |
つみたてNISA | 対象 | 対象 | 対象 |
<S&P500を上回る投資信託:VMYに連動する>
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
S&P500 連動投資信託 | SBI・V・米国高配当株式 | 楽天・バンガード・F(米国高配当株式) | |
上記の年管理コスト | 0.1238% | 0.192% | |
上記の購入 ・売却手数料 | なし | なし | なし |
NISA | 対象 | 対象 | 対象 |
つみたてNISA | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
この通り、NISAやつみたてNISAを使う場合、最強候補はSBI証券です。この米国高配当株式の手数料、違いは歴然ですよね。たかが0.07%ですが、100万円ぶん購入して30年後には、21万円の差になっていますからね。
マネックス証券
NISA・つみたてNISA以外の部分はこのマネックス証券で投資します。今回のNISA・つみたてNISAの話からは脱線ですね。
【マネックス証券のいいところ】
●米国株の取扱数が、ネット証券最多の4100超え(2021年6月現在)
ARCCなどの超高リターンファンドも購入可能(SBIでは不可)
●ネット証券で唯一可能な「配当金自動再投資:通称DRIP」は長期投資になるほど高リターン。
●投資信託は、保有期間中ずっとマネックスポイント0.03%(ひと月ごと)が付き続ける。100万円もってたら300ポイントが毎月、入り続ける計算。
このマネックス独自プログラムである配当金自動再投資、本当にたかが数%とバカにできない位、凄い破壊力があるんです。破壊力の凄さはコチラに詳しく書きました。
そんな超高リターンファンドも選び放題・配当金自動再投資までできるマネックスは、こちらから開設できます。
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