スキーブーツの底(つま先+かかとのゴム部分)が壊れたときの対処。
スキーブーツ底ゴム(つま先+かかと) メーカー交換は
●基本的に5年くらい落ちのブーツの底は売っていない。
(メーカー(SALOMONの場合)曰く、5年も前のような劣化激しい物は、破損して大けがの元になるから交換品を売らない。新品購入下さい)
●そのブーツ新品は1人分15000円~と高価。本体にヒビでもないのに替えるのは勿体ない。
●ブーツを使い続ける場合、自分で作るしかない。
ブーツ底(つま先+かかと部分)が壊れる➡自分で作る。この「自分で作る」のが結構面倒だったので、メモとして残します。
ブーツ底 材料・道具
ゴム板 | 1cm厚×10㎝×10㎝ 片足につき1枚 |
サインペン | ブーツ底の型取りで 無くてもOK |
カッターナイフ | 大き目のよく切れるタイプ |
彫刻刀 | ゴム底を彫る事があるため (今回例では彫りました) 無くてもOK(カッターで) |
ドリル・ インパクトドライバ | ゴム板にネジ穴を空ける為 4㎜、6㎜ドリルを使用 無ければキリ使用、超面倒 |
添え木 | ドリル使用時は絶対必要 ないと安全・きれいに穴が 空かないです。 |
プラスドライバ | ネジを外す為 |
ゴム手袋 | カッターやドリルでの ケガから護る為、必須です! |
ゴム板はホーマック・カーマ・コーナン・コメリ・ビバホームといった普通のホームセンターにならあります。2枚で500円もしませんよ。
所要時間:両足で1時間半程度
インパクトドライバ・彫刻刀がない場合はもっと時間かかると思います。
解りやすい補修のしかた
素人での補修になります。もっといい方法あるかもしれませんが、参考程度にお願いします(注:管理人の本職はスポーツ用品店ではなく、医療人ブロガーです)
まず。スキーブーツ底のゴム板(図ではかかと部分)を外します。ネジを外すのでプラスドライバーを使用します。このあとネジを取り付けます。
ゴム板をスキーブーツ底(図ではかかと部分)にあて、型取りします。(注:管理人はサインペン使わず、カッターで直接切れ目をいれ後悔。かかとに傷つけ、ゴムはギザギザになった)
カッターで切抜き(図ではかかと部分に合わせて)。
スキーブーツ底にだいたいピッタリ。
スキーブーツ底のネジに押しつけ、ネジ痕をつけました。このネジ痕にこれから、ドリル穴を空けます。
ネジ穴痕部分に、ドリル穴4㎜を貫通させました。4㎜穴はネジの細い部分がとおる大きさです。
ドリル穴6㎜を貫通させず、ゴム板1㎝厚の途中まで空けました。6㎜はネジの頭部分が通る幅です
ネジ穴6㎜をカッターでさらに広げます(ネジの太い頭部分を通す為です)
コツはカッターを突き刺して、ゴム板をクルリと回すことです。
試しにブーツ底のかかと部分に当ててみます。
これだとかかと部分からゴム板が浮きます。今度はかかと部分をゴム板強く押し付けます。
ブーツかかとを押し付けたことで、ブーツかかと部分の痕がつきました。
ゴム板にスキーブーツ(のかかと部分)のでっぱり痕が付きました。この出っ張りを彫るだけです。
ゴム板のでっぱり痕を彫ります。(彫刻刀があればどれだけ早かったか・・・)
ゴム板を彫ることでスキーブーツ底のでっぱりが解消!ねじ止めして完成となりました。
●ブーツ底(かかと)を見たときの見栄えは悪い
●でも歩いても問題なし。普通にスキー板装着&滑れます。
●時間は90分程度、費用は500円以下とそんなに負担じゃない
●中古でスキー板・スキーブーツをそろえたとき、ゴム底のスペアはまず手に入らない
・・・自分で補修することをオススメします。スキーブーツ底のゴムさえ補修すれば、本体はそう簡単にヒビ入りませんし、長く使えますよ。実際管理人はスキー板・ビンディング・ストック・スキーブーツとも1つを10年以上使えています。滑った回数にして2022年正月時点で50回程度(多い年で13回滑ってます)。それでもかかとはへたりません。
※ブーツ本体にヒビ入れて壊したこともあります。それは管理人足さいずが26.5㎝なのに、ブーツも26.5㎝を買ってしまって(スキーブーツは+1㎝でないとダメ)、小さいブーツに無理やり足を入れ続けて壊してしまったのです。実際27.5㎝にして40回滑ったけど無傷ですよ。
※補修したゴム底は妻のブーツかかとですが、妻はこのブーツで10回・2シーズンすべっていますが壊れていません。オシャレにうるさい妻なのに、かかとだから見えないから関係ないと気に入ってくれています。
なお予防策として。
スキーブーツを新品購入する時
●ゴム底のスペアを併せて買いましょう(特にかかと部分)。1000円しませんし、なくなったとき作るのは面倒です。
※管理人はブーツはROSSIGNOL使用しています。スペアゴムが売っていたからです。
※この写真は妻のブーツ底補修のとき撮影しました。SALOMONなのはその為です。
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