職場で嫌われた、一人ぼっちになった経験、ありますか?僕は、ありました。それも、割とひどい物だと思います。でも乗り越えてきたから、今が有ります。辛くても大丈夫です、乗り越える方法があります。
【僕の実体験】
僕は20代半ばで転職し、田舎の調剤薬局で働きはじめました。(詳しくはこの記事を)
転勤してそうそう、嫌な思いしました。まず、同一労働同一賃金じゃない。待遇も全然違う(交通費も、マンション代も何も出してくれず)。嫌な思いと書くので、僕は冷遇される側でした。
それだけじゃなく、人間関係でも嫌な思いしました。大多数の東京組VS少人数の地元組という構図でした。しかも東京組は、同期で集まっているので最初から結束していました。そこに僕が入れるわけもなく。しかも上司(薬局長)が、その大多数の東京組の意見ばかりきく人間でした。
僕がコミュ障気味だったし、力量不足だったのもあります(今ならどう力量不足してたかもわかります)。でもどうしても許せない事件もありました。あからさまなえこひいきがあったのです。
<体調不良時:東京組>
電話で:今日腹痛で出勤できません。
わかったいいよ休んで。ひと少ないけど何とかする
<体調不良:僕>
電話で:お腹が痛くてどうしても出勤できません。病院行っていいですか?
悪いけどさぁ、人少ないから、今日来てくんない?
この後、エリアマネージャーに電話。薬局長に休ませろと一喝してくださり、病院受診し、十二指腸潰瘍でした。しばらく食事制限と投薬治療受けて、仕事どころじゃないので休みました。
・・・こんな例もあります。東京組が足を折ってギプス固定。薬局長はそのまま出勤させ、調剤・鑑査・投薬のうち投薬だけさせず、調剤・鑑査のみさせていました。
・・・何がいけないかというと、投薬はあとで電子薬歴への記入必要な後まで残務がのこる仕事なのに、他2つは残務の残らない仕事なのです。つまり投薬の負担は、他の薬剤師が増す仕組み。しかもその増えた分を、あからさまに押し付けられました。・・・今思えば、(骨折した)彼女を8時間出勤のうち1/3を投薬台に固定させ、負担分散させるべきでした。
調剤・鑑査・投薬の流れで、必ず調剤・鑑査は別の薬剤師がやります(一人薬剤師の場合除く)。だから僕が調剤した➡彼女に鑑査してもらう➡僕が投薬する、という流れにもなりました。でも彼女は、ろくに鑑査せず、「オッケーだと思いま~す」というだけでした。しかも別の東京組の薬剤師が、「オッケーだと思いま~すって、軽々しいねぇwww」なんて言っていました。・・・僕に言わせれば、それは貴方がそのまま鑑査➡投薬すればいいのに、人に押しつけておいて、挙句それかよって。薬局長はもちろん、見て見ぬふりでした。
家族にも相談しましたが、「職場続けられない、人間関係が悪いなんてお前に原因があるんだ。敵前逃亡は軍なら射殺だぞ!」とまで言われました。だから歯を食いしばって出勤しました。
そんなこんなが続いたから、出勤の電車のるだけで震えが止まらなくなりました。空腹になると右わき腹がとても痛く、痛すぎて脂汗も何度もかきました。それで耐えられなくなって、前述の「病院行かせてください」だったのです。
それからその店舗の担当を外れ、一度も近寄らなくなりました。他店に行った途端、「〇〇さんて、あんな笑顔できるんだ~」って言われました。あの震えとわき腹痛も、なくなりました。
たしかに理不尽な扱いだったと思いますが、今思えばできることも沢山ありました。
【ミスしたらいい訳せず謝る】
僕は3年目薬剤師という変なプライドがあったから、東京組の後輩の指摘に「チッ、うっせ~な!」って思っていました。でもミスしたら、恥ずかしくても謝ればよかった。次から徹底的に気を付けて、ミスしないクセを付ければよかった。
同じように解らない事あったら、恥ずかしがらず聞けばいいんです。「聞くはその時の恥、聞かぬは一生の恥」ですからね。
【不満は理路整然とNoを言う】
不満があれば、感情的にならず事実だけを、直属上司にちゃんと言えばいいんです。怒りを決して出さないで。直属上司がダメだったら、そのうえの上司にです。口で言えなければ、手紙で書いてでもいいと思います。
どうしてかというと、自分の痛みは傍観するだけの人間には思った以上に、解らないからです。でもちゃんと声にして届けることで、「こんなに苦しんでいるのか、じゃあ対策しないとな」と解ってくれる場合があります。※無能上司だと、解ってくれません
僕の場合、「骨折した東京組の子にも、椅子を固定するなりして投薬時間をとらせるべきです。不平等感が皆にありますよ」「監査を軽々しくとらえているようですが、指摘されないのですか?」などと、言えたわけですね。
もしそれでダメだったら、諦めて転職活動開始しましょう。そんな職場、貴方の貴重な時間つかう場所ではありません。たまたま外れくじをひいたんだ、と諦めましょう。いつか当たりくじをひけますから。
【相手の立場に立つ】
大切だから、言い古されている言葉です。相手の立場を建てろ、とも。
たとえばAさんが後輩Bさんに薬の事を教えていたとして。貴方がその場で「それは違うよ、こうだよ」と挟んだらメンツをつぶしてしまいます。だからこういう時は、見守るんですね。どうしても間違っていたら、AさんとBさんが離れたところで、「これはこうじゃないかな?」と言うこと。
労働基準法的にはNGですが、もし人手の少ない、忙しいだろうという日があった時。貴方がシフトより早出すれば、感謝されます。
もし帰り道、一人で歩いて帰らないといけない人がいたら、送ってあげましょう。一緒に途中まで歩くだけでも、いいんです。
【転勤・転職してしまう】
一回嫌われると、挽回は難しいです。職場というのは1人嫌われ者(スケープゴート)が居て、彼がいることで人間関係が成り立ちます。とても残酷ですが、事実です。
そして大抵どこの職場にも、そういう人間はいます。常勤・パート・たまに来る他店ヘルプ、と働く頻度に関わらず、だれかしらがそうなっています。
要するに最初ゼロだった人間関係が、マイナスの状態になっているのです。そうしたら貴方のマイナスイメージがしっかり出来上がっているので、挽回は難しいです。ゼロはプラスに出来ますが、マイナスをプラスにするのは至難です。そんな労力あるならスッパリ辞めるなり、転勤願い出す也して、逃げ出すのが正解です。
ぼくは社会人2年目で、そういうマイナスの人間関係を経験しました。2年間働きましたが好転しませんでした。ずっとスケープゴートのままでした。だからスッパリ辞めたのです。退職願だしてからものすごく引き留められて、上司の嫌がらせ(車で駅から極遠いレストランに連れていかれ深夜まで話をされた、どこの職場行ってもお前なら同じように悩むぞ、等)まで受けましたが、それでも辞めました。この嫌がらせを考えると、転職代行サービスやLINE1本での辞職願は、あながち間違いじゃないなと思ってしまいます。
人材不足の業界の上司は、ほぼ必ず上記のような引き留め工作をしてきます。そしていいます。「うちの会社で、転職するやつなんて珍しい」・・・一体どの基準で珍しい、と判断するんでしょうね?「そっか、転職考える俺って変なのかぁ」とでも思わせて、引き留めるのでしょうかね?
もし薬剤師さんだったら、転職サイトに10サイトくらい登録してしまいましょう。(僕も10サイト登録しました)それで好条件の転職先が見つかって行先が決まると、逃げられるので驚くほど気分がラクになりますよ。そして嫌な思いして対策を考えた貴方なら、新しいゼロからの関係のほうが気楽に働けるはずです。
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