投資初心者で、これから投資始めたい方。おそらく「投資信託」を考えると思います。マネー系雑誌やサイトなどで「初心者には投資信託」と見かけますもんね。そこで、こんな事を考えませんか?
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色々なサイト・本を見て投資信託始めた方がよさげとわかりました。でも何を選べばいいのでしょうか?
【この記事を書く管理人について】
●投資対象は株式投資のみ。投資信託も「株式取引」をテーマにしたものしか所持せず。
●やっていないもの:債券・貴金属・外貨預金やFX・オプション取引・仮想通貨など
●上記投資内容で、現在1400万円所持(295万円が含み益)
私は金融関係の仕事ではありませんが、病院薬剤師という立場です。『根拠のない事・裏付けのない事は医師に提案できない。提案する場合は必ずデータや実績の裏付けを取ってから』というクセがあります(命の現場で、薬と云えば命直結なのでテキトーな事はできません)。このクセを投資に生かしていたらすごくリターンが良くなりました。ここから提案することも、データで裏を取れたことばかりです。
<準備必須>投資は、証券口座をつくらないと出来ません
まず当たり前の話なのですが、投資信託も含めて「資産運用」「投資」をするには証券口座が無いと出来ません。作った方がいいのではなく、作らないと何もできないのです。
そして管理人は現在メイン証券は楽天証券です(愛用しています)。ですが『しまったなぁ』と思っていて、もし今から投資スタートするならSBI証券×マネックス証券の2口座使いをします。(証券口座は開設料金・口座維持料金など一切無料ですよ!ちなみに管理人は3社とも口座所持し、全部に金融商品もっています。SBIはシーゲル理論知る前の状態なのでボロボロですが)
SBI証券
NISA,つみたてNISA枠はSBI証券を使って投資します。
【SBI証券の良いところ】
①S&P500連動の投資信託の管理手数料が、日本最安値。
※SBI・V・S&P500という商品で、年0.0938%は最安値です。
②S&P500を上回る投資信託の管理手数料が、断トツの日本最安値
※SBI・V・米国高配当株式という商品で、年0.12%はダントツの安さです。
マネックス証券
NISA・つみたてNISA以外の部分はこのマネックス証券で投資します。今回のNISA・つみたてNISAの話からは脱線ですね。
【マネックス証券のいいところ】
●米国株の取扱数が、ネット証券最多の4100超え(2021年6月現在)
ARCCなどの超高リターンファンドも購入可能(SBIでは不可)
●ネット証券で唯一可能な「配当金自動再投資:通称DRIP」は長期投資になるほど高リターン。
●投資信託は、保有期間中ずっとマネックスポイント0.03%(ひと月ごと)が付き続ける。100万円もってたら300ポイントが毎月、入り続ける計算。
このマネックス独自プログラムである配当金自動再投資、本当にたかが数%とバカにできない位、長期になればなるほど凄い破壊力があるんです。破壊力の凄さはコチラに詳しく書きました。
そんな超高リターンファンドも選び放題・配当金自動再投資までできるマネックスは、こちらから開設できます。
・・・では証券口座を開設したところで、次に進みましょう。
おすすめの投資信託:「SBI・V・S&P500」「SBI・V・米国高配当株式」
もったいぶらず、いきなりオススメ投資信託を教えます。投資信託をはじめるなら、これが最良かなと思います。
どうしてこれらが初心者おすすめかというと、これだけの理由があります。
【SBI・V・S&P500がオススメの理由】
●成長性の高さ
●元値回復の速さ
●維持手数料の安さ(年0.0938%)
●投資の権威たちの推奨
これがオススメの理由です。S&P500の投資信託というのは神ファンドですよ。基準価はグングン成長するし、たとえ不況があっても元値はすぐ回復。それでいて管理手数料は投資信託中で最安値ですし、名だたる投資の権威たちが口々に絶賛する。そんないいこと尽くしの投資信託が、S&P500連動の投資信託『SBI・V・S&P500』なんです。この投資信託は、「VOO(=S&P500指数の構成そのままがテーマ、IVVという他社の商品もほぼ同様)」というETFの値動きに連動する商品です。
そのオススメ理由、詳しくはコチラに記載いたしました。
・・・なのですが、そのS&P500すら上回る投資信託が存在します。それが2021年6月29日より発売開始となった『SBI・V・米国高配当株式』という投資信託です。これのオススメ理由はこちらです。
【SBI・V・米国高配当株式がオススメの理由】
●成長性が、S&P500すら大きく上回る
●元値回復が、S&P500よりも早い
●維持手数料の安さ(年0.12%)
この投資信託は「VMY(=米国の平均以上の配当をだす400社への分散)」というETFと同じ値動きをするファンドです。このVMYは設定以来、ずっとIVVを上回り続ける成績を収めてきたのです。
※もし2006年末からVMYとS&P500を比較すると、差がエライコトになります。この通り、不況の時の回復っぷりが早く・しかも凄いのです。
まとめるとこんなかんじ。
投資信託名 | SBI・V・ S&P500 | (オススメ) SBI・V・ 米国高配当株式 |
管理手数料 | 年0.0938% | 年0.12% |
買付・売却時手数料 | 無料 | 無料 |
ベースのETF | VOO(≒IVV) | VMY |
2011~2021のリターン | 年率14.1% | 年率14.9% |
取扱証券会社 | SBI証券のみ | SBI証券のみ |
他社(マネックス・楽天証券) での同コンセプト投資信託 | eMaxis Slim米国株式(S&P500) (年0.0968%) | 楽天・米国高配当株式 インデックス・ファンド (年0.192%) |
ですので、「SBI・V・米国高配当株式」を強くオススメいたします。
おすすめの買い方:安全・手間なしで高リターンの「積立買い付け」で
結論からいえば、「投資信託×積立買い付け」が最強の投資方法です。しかも初心者ができるだけでなく、上級者であってもかなりやっている方法です。
初心者むけ投資信託は前述のとおりです。じゃあ「積立買い付け」がどうしてオススメなのか?
それは、つみたて買い付けというものは成績が良く、しかもノーメンテで済むという、大変コスパの高い方法だからです。一体どういう事なのか、こちらに記載しました。
ちなみにこの投資信託の積立買い付け、投資初心者だけでなく中級者・上級者でもやってますよ。
罠があるので注意!2つの手数料の罠。
初心者が投資信託を買うとき、見落としがちだけと怖いワナがあります。
それは「2つの手数料」です。
【2つの手数料】
●買付時・売却時手数料(無い場合はノーロードと呼ぶ)
●維持手数料(保有額の○○%を毎年、支払うことになる)
この2つの手数料のうち前者の買付時・売却時は無税になりつつあります。問題は後者の「維持手数料」でして、これは初心者が投資信託を買うときの罠になりがちです。どういう事かというと、こちらをご覧ください。
投資信託をさがすとき、おなじ「米国高配当」で検索してもこれだけ出てきます。しかしよく見ると、維持手数料が全然違う訳ですね。管理人オススメ投資信託である「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」は年0.192%ですが、ほぼ同じコンセプトの「××アメリカ高配当株ファンド」は、1.914%とめちゃめちゃ高いです。長期投資する上で年に2%も取られていては、パフォーマンスは良くなりません。
※ちなみにSBI証券の投資信託の画面で「米国高配当」を検索すると、「SBI・V・米国高配当株式」なる投資信託が出てきます。これは前述の「楽天・米国高配当株式インデックス」と同じですが、手数料がとても安く年0.12%で、超オススメです。
こういう罠があるので投資信託を選ぶとき、管理人は足切りラインを設けています。
【投資信託の手数料足切りライン~手数料の罠回避策~】
●買付時・売却時手数料:ゼロのみを選ぶ
●維持手数料:0.2%以下のみ選ぶ
このようにして初心者の方が投資信託を選ぶときは、手数料の罠を避けてください。
罠があるので注意!更なるパフォーマンス狙って新興国ファンド・ハイテクファンドを買うと・・・。
また投資信託を選ぶとき、少しでも欲張って成長性のあるファンド(≒投資信託)を選びたくなります。いわゆる将来の成長性で選ぶんですね。成長すればするほど、投資信託の価値は高まる、リターンがよくなると考えがちなんですね。
・・・そう考えて新興国ファンドや・ハイテクファンドを買った方は実は、まんまと罠にはまっています。その名も「成長の罠」です。
この「成長の罠」は管理人ではなくジェレミー・シーゲル博士が2003年の著書で発表した法則です。
【成長の罠とはどういう事?】
●成長株・成長ファンドは将来への期待・成長性がすでに織り込まれていて割高になっている。
●そして期待通り成長するよりも、期待を裏切って失速するほうが期待値として大きい=損する可能性の方が高い
●割高の見破り方はPERという指標を使う。PERが高いほどすでに割高で、将来は期待通りにのびず損をさせる。
ージェレミー・シーゲルー「株式投資の未来」、2003年著書を抜粋・要約
【成長の罠に気が付いた人々】
●成長すなわちリターンにあらず『ジェレミー・シーゲルー「株式投資の未来」、2003年著書』
●業界の成長がまちがいないからといって、投資家が手にする利益も間違いないとは限らない『ベンジャミン・グレアムー「賢明なる投資家」、1973年著書』
この成長の罠というのは企業だけでなく、国でも通用します。つまり成長国のファンドはその値段に将来成長性・期待がすでに織り込まれていて割高になっているのです。成長の罠が適応できるので、そのまま期待通り成長するよりも、期待を裏切って成長しない方が期待値としては高いのです。国単位でも通用するということも、おなじくシーゲル博士の「株式投資の未来」第5部第16章で解説されています。ここには国別の経済成長と年率リターンはなんと逆相関だったという衝撃事実が書かれています。これは経済成長をPERとして置き換えれば、解りやすい例ですよね。『経済成長しそうだ!』➡『これから伸びるのだから、割高でも買おう!』=PER上昇、割高化➡リターンは悪くなる、というわけですからね。
今をときめくハイテク株・電気自動車株なんかも気になると思います。例えばGAFA・テスラといった株ですね。売上成長スピードでいえば確実に、世界経済の成長スピードよりも伸びるでしょう。・・・・しかし成長すなわちリターンにあらず、ここにも「成長の罠」は当てはまります。どういうことかというと、PERの高さです。FacebookはPER60倍前後・AmazonはPER60~100倍前後ですし、テスラに至ってはPER700倍超と超高いです。ちなみに2021年6月末現在の米国市場平均PERは37倍程度ですから、すでに売り上げ倍増を織り込んだ高値がついているという事ですね。これらは期待通りのびる可能性よりも、期待ほど伸びない可能性の方が期待値として高いです。
※この一見不思議な「成長の罠」現象について。こちらで詳しく書きました。
・・・ですので初心者の方には欲張らず、ありふれた投資信託を買う事をおすすめします。先ほど管理人が述べた投資信託ですよ。
結論:初心者おすすめの投資信託の選び方・買い方はこれだ!
・・・というわけで、初心者にオススメの投資信託の買い方はこうです。というか『お金増やす為に投資はじめたい!』と言ってきた人に、同じことを説明しています ・・・説明が面倒なので記事にまとめ(ry
●SBI証券(NISAも同時開設)・マネックス証券で口座開設。
●SBI口座では、SBI・V・米国高配当株式を積立買い付け(つみたてNISAには使えません、2021年6月現在)
※マネックス証券は、米国株を買うときに超優秀なので開けておく。
●買い付け額は余裕資金の範囲で好きなだけ。
●あとは完全放置。(いっさい損切しないこと)
これが初心者がやるべき、投資信託のオススメの買い方です。これであなたは初心者で知識がなくても、たいていのプロのファンドマネージャー以上の儲けを出せます。初心者なのに市場平均を上回るリターンを、低コストで、しかもノーメンテでゲットしつづけられますよ。
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初心者向けの投資方法について知りたい場合➡下記、「初心者向けページ」を参照下さい。
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