老後不安をかかえた30歳代の方、多いかと思います。
いま30歳代ですが老後の年金や資金繰りが心配です。年功序列なくなって昇給しないし、解雇されるリスクもある。お金はどうやって備えるのがベストですか?
管理人も30代の頃、同じ不安を抱えていました。管理人は色々勉強して「これが確実安全だろう」という策を編み出しました。それは「株式投資」です。それを詳しく、こちらに書かせていただきます。
【この記事を書く管理人について】
●現役病院薬剤師。ヘルスケア株の生の情報を日常的に仕入れられる
●生命保険はしてない・するつもり無。マイホームも「割に合わない不動産投資」と考え拒否。
●投資方法は現物の株のみ。それもバイ&ホールドのみ。
〇信用取引・FX・債券(ボンド)・貴金属には一切投資しない。損切せずただ買うのみのスタンス。
●投資歴10年、資産額1200万円程度
●2020年のリターンは+15%程度
こんな管理人が、解説いたします。
株式・債券・金・預金・FXの中で株式がオススメ(シーゲル博士の検証)
お金を持っておくなら、株式・債券・金・預金・FXの中で株式が圧倒的にオススメです。
なぜなら長期で見ると、株式のリスクが債券より小さいことが解っているからです。
シーゲル博士の研究より(株式投資 第4章 第1部第2章より)。保持期間5年でリスクがトントン、10年するとローリスク・ハイリターンとなることが解っています。
この通りです。投資を始めるとよく雑誌やブログなんかに『株式はハイリスクだからこれだけで持つのは危険。少し債券を持つべき。ポートフォリオ分散が大事』などと言われますが、実際はそうではありません。長期保持するのであれば100%株だけにするのがハイリターンかつ低リスクなんです。(債券・国債は安全という)思い込みって怖いですよね。
それに名目トータルリターンは、この200年で株式>長期債券>短期債券(国債)>金>現金でした。
たとえば1801年に投資した同じ1ドルは2001年には、株なら75万ドル、金なら1ドル95セント、預金はわずか6セントになっていたのです。(株式投資 第4章 第一部1章より)預金は1ドルのままでしょと思いがちだけど、実際はインフレで年間1.4%ずつ価値が失われていくので、200年でわずか6セントになるのです。まぁ人間1世代で200年投資はできませんが、超長期でこうなるんだって事は参考になると思います。
●株式のリスクが高い、元本保証がないのでは?➡歴史はそうではない。これからもそうならない可能性はない。
●株式の成長は米国の強国化によるものでは?➡いまも世界中でシェアNo1は米国。人口増に従ってこれからも伸びていくと考えるのが自然。
結論:ですので今から投資するのなら30年後を見据えて、株で投資するのが圧倒的に低リスク・高リターンで有利なのでオススメです。
株式を株価ピークで高値掴みしても大丈夫(シーゲル博士の検証)
株式は長期投資する限り、高値掴みしたって問題ないんです。・・・こういわれると株=ハイリスク・暴落したらどうするのと思われがちですよね。
なぜならどんなに高値掴みしてしまったって10年で確実に、株式のリターンが最高になっているからです。
これもシーゲル博士が検証すみでして株価ピークで高値掴みしても、10年で債券以上のリターんに回復しているのです。30年経つとピークで掴んだはずの株式と債券との間に5倍も差がついてしまいます。(株式投資 第4章 第一部より)。
シーゲル博士のこの検証は、株式でいちばん不利なバブル最高値で高値掴みしてしまっても、10年スパンで見れば株が最良だという事です。
これを言い換えると、向こう10年必要ないお金は全部株式投資してしまえば、10年後は確実にベストリターンなってるので問題ないんです。あと30年もある(30歳台の)方ならなおさらですよね。株価ピークで高値掴みした100万円が、引退時には最低でも585万円に化けているということですからね。
結論:株式は高値掴みしたって、辛抱強く持てば問題なし。余剰資金を株価バブル時に株にしてしまっても、問題なし。
簡単な例としてS&P500指数を積み立てるのがラク・確実(歴史は語る)
株式投資で迷ったらS&P500指数を積み立てるのがラクかつ・確実です。
どうしてかというと、確実だと歴史が実証済みだから。株式投資が最善の策であることは前述(シーゲル博士の検証の項)のとおりです。
1932年の大恐慌の時でさえ、積み立てて買い続けていたら損どころか大きく得していました。30年の積立で、最近のリターンで計算するとこうです。答えは想像できているかと思いますが、図にするとより解りやすいと思います。
<例1>年リターンを6.7%で計算し、月5万円ずつ30年積み立てた場合
6.7%=1802年~2013年の平均リターンです。これで計算するとこの通り、60台で引退するときは倍以上に膨らみました。
<例2>年リターンを9.8%と計算し、月5万円ずつ30年積み立てた場合
9.8%=2006年~2021年のS&P500平均リターンです。リーマンショック、チャイナショック、コロナショックを含む期間ですがそれでも9.8%のリターンを記録していました。すると元手は1800万円程度だというのに、1億円を超えてしまいました。普通の貯金する場合の約6倍に膨らんでいます。これが株式の力なんですね。1億円といえば、利回り6%の商品でも年間600万円(税引き後は478万円)も受け取れる話でして、それは夫婦2人分くらいの生活費はまかなえてしまいます。
手間いらずで安全に増やせる方法(一度買い付け設定して放置だけでOK)>クレカ積立法
完全放置でこの安全かつ確実な株式投資をする方法があります。それは、クレカ積立方法。これだと確実に5万円まで積み立ててくれ、おまけに証券会社によっては1%ポイントバックできるのさらにお得です。
【クレカ積立でS&P500を買える証券会社】
証券会社名 | クレカ 積立 | ポイントバック |
楽天証券 | OK | 1%(買付時) :楽天ポイント |
SBI証券 | OK | 1%(買付時) :Tポイント |
マネックス証券 | OK | 0.03%(保有額に応じて月毎) WAONなど交換可能 |
松井証券 | OK | (信託手数料-0.3)%(月ごと) 現金でキャッシュバック |
DMM株 | OK | なし |
※どんな小さな無名証券会社でも問題なしです。万一倒産しても個人資産は別管理しているのですべて返してもらえます。私個人的には、マネックス証券がオススメです(取り扱い米国株数が断トツ・手数料が最安値・ポイントバックが長い目で見ると一番オトクだから)
ですので迷ったらS&P500指数の積立×クレカ積立がオススメですよ。ラク・確実に増えるからです。
【S&P500と同じ投資信託商品】
S&P500と連動する投資信託を買えば、米国株式平均に投資できます。そんな投資信託は、これが例です。
投資信託名 | 信託手数料 (年間) | 証券会社 |
eMaxis Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% DMMは0.15% | 全部OK |
SBI・バンガードS&P500インデックス | 0.0938% | SBI証券のみ |
これらをクレカ積立設定して買うのみです。ただ、DMM株は0.15%も手数料取られるのであまりオススメしません。他の会社はみな0.0968%と激安なのでオススメです。
【やること~口座開設から積立買い付けまで】
①証券会社を開設(住民票など必要書類いっぱいあります)+NISAも同時開設
~2か月くらい待つ~
②口座開設・NISAの開設=取引可能に
③S&P500連動の投資信託(eMAXIS Slim米国株式S&P500でOK)を選択。
●月33300円は積立NISA枠、月16700円は特定口座枠で。計5万円をクレカ積立
④あとは完全放置して待つのみ。・・・30年後には倍以上に増えています!!
たったこれだけです。
更に・・・S&P500以上のリターンを狙う公式(シーゲル博士の検証より)
これまでの研究から、市場平均(S&P500)以上のリターンをだす公式も解ってきました。
それは「株式投資 第4章(ジェレミー・シーゲル)」の中に載っている公式です。
【S&P500指数”以上”のリターンを狙いたい方への法則】
<バリュー戦略>
●低PER銘柄を狙う・高PER銘柄を足切りする(PER25以上はダメ)
〇おしなべて低PER・高リターンとなる「1957年当初からの銘柄」でも勝てる
<配当戦略>
●高配当株グループを狙う(高配当株だった銘柄のその後リターンは平均に勝る)
〇高配当株グループとして有名な「ダウの犬(ダウ30種の内配当利回り上位10種)」もオススメ。
<セクター戦略>
●セクターを「ヘルスケア」「生活必需品」「エネルギー」に限定する
〇ヘルスケアの「製薬会社」で分散投資しても勝てる
●
私はそれを参考にし、10銘柄を選びました。(投資中の銘柄と、一部は軍資金たまりしだい投資開始する銘柄です)
投資の教科書
管理人が参考にした本です。
【この本で学べる事】
●「株式の中で、最大限のリターンを出す法則」がこれでもかと書かれています。
●この本の法則を知れば本当に投資すべき会社・分野がわかります。一時の感情論・一般論ではなくありとあらゆる統計・比較によって導き出されています。
●どうして今をときめくハイテク株に投資すべきではないか。逆に昔から存在する株を長期保有するとどれだけ素晴らしいのか。意外な事実もわかります。そこは「株の割高性」から説明されています。
●経済の切り口から、思わぬ雑学も身につきます。紙の発明と文明水準。紙を失って衰退した中国と紙を得て発展したヨーロッパの話。
【この本で学べる事】
●「株式・長期債券・短期国債・金・現金保持のなかで、株式が最善・最大リターンの投資法である」ことを証明する本です。
※株式の中での銘柄選びは「株式投資 第4章」のほうが詳しいです。
●この本の法則を知ることで、株式を狼狽売りして損するなどの事はへります。自信をもって長期保有できるようになります。一時の感情論・一般論ではなくありとあらゆる統計・比較によって導き出されています。
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