【育児】育児ノイローゼになりかけたら

おうち遊びのネタ

子供にきつく当たって後で自己嫌悪、もっと遊んであげればよかったのに、などと思うとき。ぼくはこの記事の事を思い出して、子供にやさしくなれます。

【おひとり様時代はつまらなかった】

独身時代、僕は家族にあこがれていました。当時バドミントンやっていて、スポーツデポやゼビオなんかに通っていたのですが、僕と同年齢くらいの男性が、子供を連れて歩いている。「お父さんやっててエライなら」と思う一方で、「こんな風に家族つれて歩けたら」とも思っていました。

独身時代は時間たっぷりありました。でも、一人でいるとつまらない、寂しい。・・・そりゃ世の中、性格的におひとり様が合う人もみえますが、僕は寂しくてイヤだった。

それが、こうやって泣きわめく我が子がふだん、一緒に居てくれるからにぎやかで楽しいんだ。子どもがいるから、パパ友や近所のおじさん・おばさんが知り合いになってくれる。公園にだって堂々と行けるようになる。公園の滑り台やアスレチックを、いいお父さんのフリして子供以上に楽しめたりもします(これは僕だけ?)

子供がいるから忙しくても、充実してにぎやかなんだって。そう考えてみましょう。

【子供向け絵本・アニメ・おもちゃも勉強になる】

子供はこういうものを、心から楽しみますよね。でも大人の僕は「つまらない、時間の無駄」「早く時間過ぎないかな」とも思えました。

で、つまらないながらも一緒に「機関車トーマス」「いないいないばあっ!」「アンパンマン」を見ると・・・これが結構発見あるんです。

トーマスはマジメな教訓

トーマスは僕の住む地域では教育テレビで日曜夕方やってるんですが、トーマスってものすごく大人でイイ奴なんです。1つの話が終わると、最後にトーマスひとり反省会やっています。

たとえば機関車同士で競争していても、自分が勝っていても友達がピンチなら助けに入る。最後に「勝負に勝つ事よりも、もっと大事な事があるからね。勝つ事より、友達でいる事の方が大事」と締めています。子供向け番組なのに、結構教育的で奥が深いんです。トーマスの口調や年齢設定は子供ですが、彼の冷静な思考(夢中になっても大事なことを忘れない所)は大人以上なんです。他のキャラは小学生、トーマスだけ小学校の先生、みたいな冷静さです。

アンパンマンもCMも工夫だらけ

アンパンマンのコンセプトは、ヒーローが誰かをカッコよく助けて自分だけ無傷なんてありえない。ヒーローだって傷つくものだと、考えだされたものですよ。

そうやって見ると、顔(おいしいアンパン)を分け与える姿が、また違って見えてきます。自分が傷ついて、力でなくなってもいいから皆を助けてやりたい。自己犠牲のヒーローで、とてもマジメです。

「バイバイキーン」をしない回はなかなかレアです。10回中9回は吹っ飛ばされてます、バイキンマン。吹っ飛ばすのはほとんどアンパンマンですが(アンパンチ強すぎ)、アンパンマン以外に吹っ飛ばされる回も少ないですがあります。

またアンパンマンといえば、民放なのでCMあります。CMに工夫が沢山あって、CMといえば「学資保険」「家」「アンパンマン系のおもちゃ(アンパンマンはじめてハウス、アンパンマンのブロックなど)」です。

学資保険(貯蓄性が高い、を強調しています)のCMよくやるから、思うんです。

ちゃすけ
ちゃすけ

保険業界って、よっぽど儲かるんだな。これだけ億単位かかるCMを、バンバン流せるんから

だったら(CM代などのマージンが掛かっている)学資保険を買うのではなく、自分で資産運用したほうがいいのでは?と思い、学資保険代わりにジュニアNISAを開設しています。(詳しくはこの記事を参照)

アンパンマンを我が子にみせるような若い親が、家のCMで楽しそうにはしゃぐ我が子を想像したら・・・そりゃ、家買いたくもなりますよね。ちょうど若い親がターゲットになるから、高めのローンだって組めるのでしょうね。

【亡き恩人の生まれ変わり】と考えてみる

「恩を返す前に亡くなってしまい、恩返し出来なかった人」は、誰にでもいますよね?その恩返し出来なかった人が、子供の生まれ変わりだと考えるのはどうでしょうか?何年も前に亡くなって本当は恩返しできないはずなのに、自分の手元に姿かえて帰ってきたのだと。

過去の話

 ・・・僕の場合、それは母方のばあちゃんでした。僕が大学生4年生の時、もうすぐ就職という所で亡くなってしまいました。

今思えば、自慢のステキなばあちゃんでした。

高校から雨で帰れない時(自転車で40分の山中に住んでた)、軽トラで迎えに来てくれて、家で夕飯までごちそうしてくれた。

梅畑と柿畑を一人で手入れして、毎年立派な実を道の駅で売っていました。

小さな声でボソボソ喋っていて、母親を通さないと理解できなかったばあちゃん。

ばあちゃんちから帰る時、母親の軽自動車の後部座席から手を振る僕を、見えなくなるまで手を振ってくれました。

そんなばあちゃんでしたが、僕の大学4年生の時、体調を崩してしまいました。母親の「おかあちゃん(=僕のばあちゃん)が最近、調子悪い」は、ただ事じゃないなと。目を腫らして、だるそうに椅子から動かないばあちゃん。・・・急いでかかった大病院で、たくさんの病名を告げられ、その中に致死的なものがいくつも含まれていました。・・・悪性リンパ腫だったのです。そのまま母親看病むなしく亡くなりました。まだ70台でした。

恩を何一つ返せず、逝ってしまった。それが悔しくて、ばあちゃんの死後何度も思い出して泣きました。

現在の状況

ばあちゃん話長くなりましたね。僕は娘と一緒に寝ているのですが、2歳だというのに夜泣きする。夜中2時3時に目を覚まして「おんぶ~、おんぶ~」とね。抱っこヒモ持ってきて、目覚めない僕をひっぱたくのです。あまりにつかれるので、エルゴの抱っこヒモ(体重分散されるので疲れず、メッシュで涼しい)しか使えません。

普段いい子なのに、夜中には爆発するみたいで。ガマンしていることも色々あるのでしょうか?

眠くてガマンの限界を超えたある日、娘を邪険に扱いました。その日の夜、ばあちゃんが夢に出てきました。70歳くらいの、僕の知ってる姿で。いつもの農作業着姿で、森の中で、無表情に娘を抱いた僕を見ていました。

「僕の知ってるいつもの、山に作業しにいくばあちゃんだ!」と思いました。「ばあちゃん、会いに来てくれたんだ!」って感動したけど、「一言話がしたい!」とも思いました。でもばあちゃんには近寄れない。

そのうちに目が覚めてしまいました。起きたらなぜか悲しくなって、涙が出てきました。・・・そうか、娘はばあちゃんの生まれ変わりだから、恩を返したいって想いに反した僕を、叱りに来たんだなって。ばあちゃんごめん、って。

ばあちゃんはとっくに物質世界から消滅していて、霊なんていないはずです。このばあちゃんは、僕の心の奥底にすんでいる、思い出のばあちゃんなんです。

イライラしたときは・・・

だから思うのは、「恩を返せなかった人だと思って、我が子に接すればいい」ということです。そうしたら子供にも優しくなれるし、返せなかった筈の恩を返せて悔いも残りません。「恩返し」だけでなく、「恩送り」という言葉があります。恩をくれた人にではなく、次の世代に恩を返すって事なんです。子育てはまさに「恩送り」なんだと思います。

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