【配当貴族】イーライリリー(LLY)分析

僕の保有検討するイーライリリー(LLY)について、分析します。

【株の概要】

セクター16分類でいうと「Health Care」ですね。

独自の強み・ブランド力

イーライリリーといえば、1923年に世界で初めて、インスリン注射を開発・販売した会社です。それ以降も100年近く、インスリン製剤業界をリードし続けております。他社の特許ぎれインスリン製剤(ランタス)も、バイオシミラーにしてマーケットに食い込んでいます。

●2018年、医薬品売上ランク2位のランタス(サノフィ社)に対して・・・

➡当社がバイオシミラー発売(インスリン グラルギンBS「リリー」)

普通のバイオシミラーの様に思えるのですが、これがブランド力があって売り上げを伸ばしています。僕の職場でも、ランタスは全てリリーのBSに置き換わりました

これまでにも「ヒューマリン」「ヒューマログ ミリオペン」といったインスリン製剤を開発し続けており、インスリンに強い会社というイメージが、とくに糖尿病専門医に広がっています。

糖尿病製剤を大きく取り上げる理由

糖尿病は有病者が多いため、市場規模が大きいからです。糖尿病薬(インスリンも含む)は、一度開始したら1日2~4回、死ぬまで続ける事が多いです。じっさい2018年の医薬品別売上ランクでも、2位:ランタス(インスリン)、10位:ジャヌビア(インスリン以外)、が食い込んでいます。

もうひとつ、インスリンはバイオ医薬品です。つまり製造するのに、試験管と三角フラスコでは作れず、大がかりな培養工場が必要です。だから設備投資にお金がかかり、体力ある企業でないと参入できない、つまり参入障壁が高いのです。ライバルが少ない分、安定しやすいという事です。

【銘柄の財政】

楽天証券のHPから、抜粋しています。

項目目標この銘柄では・・・
PBR0.5~1.556倍
売上高営業利益率10%~22.54%
自己資本比率50%~6.64%
流動比率150%~116.43%
売上高変化率右肩上がり2.62%/年ずつ成長(5年)

財政優良、とはいえません。ですがこの会社はこの数値に無い、独特の強みがあります(前述)。

【事業内容・将来性】

イーライリリー(LLY)の売上割合

この通り、分散されています。インスリン製剤のパイオニア・今でも強いブランド力で安定していますが、攻めるところ(分子標的薬剤・抗がん剤の分野)は攻めて、食い込めています。

薬の内容については、「概要」を参照ください。

イーライリリー(LLY)の国別売上

リリーの英語版HP(外部リンク)のF48 から、抜粋しています。アメリカ依存が大きいですが、アメリカ自体がマーケットの大きい・かつ成長力の大きい先進国なのであまり心配していません(逆に韓国依存・日本依存だとマーケット縮小してくので心配です)。

イーライリリーの製品別売上

こちら報告書(外部リンク)のF26から抜粋しました。

最大売上はトルリシティ皮下注ですが、依存割合も小さいです。(アッヴィのヒュミラ、メルクのキイトルーダに比べれば)。

また「インスリンのパイオニア」に相応しく、2位ヒューマログ、6位ヒューマリン、7位バサグラはいずれもインスリン製剤です。他の(インスリン以外の)糖尿病薬もトラゼンタ、ジャディアンスという売上増のものを持っています。糖尿病といえば有病者数が多く、かつ抗がん剤などと違って一生使い続けるタイプのものなので、売上は結構安定して多いんです。

僕は「分子標的薬剤」「抗がん剤」には注目していますが、両方をみたす製剤もバッチリ開発しています。アリムタ、サイラムザ、アービタックス(グラフに入れてない)です。

以下、個別に注目する医薬品名を挙げます。

トルリシティ皮下注

インスリンの親戚です。正確にはインスリンではなくGLP-1作動薬といって、インスリンの効き目を最適化する薬です。

バイオ医薬品の為、後発はバイオシミラーとなります。高価な薬ではありませんが、バイオ医薬品なので特許切れしてもバイオシミラーは作りにくいです。(高価でない分、バイオシミラーつくっても開発費用のほうが高くついたりしてうまみ少ない)

ヒューマログ注射

インスリン製剤です。特許ぎれして久しいのですが、売上ずっと一定しています。やはり安価なバイオ医薬品ということで、あまりバイオシミラーが出回りません(発売はされています)。そういう意味では安定して売上げていくのでは、と思います。

インスリングラルギン皮下注BS「リリー」

グラフには載っていませんが、売上を伸ばしている製剤です。これはサノフィ社の「ランタス皮下注」のバイオシミラー(BS)です。ランタスといえば2018年の世界医薬品売上ランクで2位の薬なので、これからバイオシミラーがいかにシェアを食うかが見物です。インスリンのパイオニアに相応しく、他社製剤もしっかりマークしています。

Alimta

これは「分子標的薬剤」かつ「抗がん剤」という、確実にのびる分野の薬です。ですがこの薬の売上自体はずっと横ばいです。

サイラムザ注射

これも「分子標的薬剤」かつ「抗がん剤」にあたります。売上は2018年の821➡2019年の925と12%の伸びです。(単位:Million USD)

がん細胞が、自分の栄養確保するために「自分の所に血管伸びろ!」命令をだすのですが、この命令を止めてしまう➡がん細胞は栄養不足で弱る、という効果です。ほとんどがん細胞にピンポイント攻撃してくれるスゴイ薬です。

懸念事項

株価が「期待されすぎていて高い」ことでしょうか。また配当利回りも低めで、2%を切っています。成長性は十分にあるので、高配当株ではなくグロース株とみなして、購入するのがいいのではないでしょうか。

将来の成長性

売上は右肩上がりです。成長する要素も「インスリン分野で手堅い」「分子標的薬剤・抗がん剤の分野でも結果をだしている」「特許も長い」などとあり、十分だと思います。

【配当金】

配当貴族(連続増配25~50年)に該当します。連続増配は1972年から48年続けており、配当王になろうとしています。

イーライリリー(LLY)の配当金推移 筆者作成

ちなみに2020年6月の1株利益は4.98USD、1株配当は2.58USDです。まだまだ配当に余力があり、これといってこけそうな要素も見つかりません。手堅いのではないでしょうか。

他のブログでも繰り返していますが、僕は連続増配に拘っています。連続増配株は、S&P500指数に勝利し続けてきたからです。

【株価】

好きな株なのですが、2020年6月現在の株価は高めで、配当利回りも2%以下です。将来の成長性を見込んで、期待されて高くなっています。

【保有数・購入に至る経緯】

保有したいのですが、軍資金がなく買えていません。購入したら、また連絡いたします。僕は「ABBV」「MRK」「GSK」「JNJ」とともに、少しずつ分散で持ちたいと考えています。(分散すれば1社コケても大丈夫だから)

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